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FX力を鍛える有名人コラム

眞壁憲治郎のFX長者列伝<第二章> 第10回

眞壁憲治郎のFX長者列伝<第二章> 第10回

当企画は、投資家の眞壁憲治郎さんが募ったトレーダーの皆さんにFXで「わらしべ長者」を目指していただこうというもの。「労働者から資本家へ」をテーマに掲げ、参加者が知識と技量をしっかりと身につけながら、わずかな資金からでも大きく勝てるようになっていくことを目標としています。

自作EAを引っ提げておきらくFXさん参戦

眞壁 第1回から第4回まではトレード技術に関しての解説、第5回より実際の運用状況を基にお伝えしています。同時にトレードバトル(以下、MKB杯)を開催しました。これは30万円以下の資金で運用をスタートし、3か月間の成績を競う企画です。ツイッターにてメンバーを募集しており、どなたでも参加可能です。30万円から積み上げていくというのも「労働者から資本家へ」がテーマになっています。

第二回MKB杯トレードバトル

眞壁 MKB杯の期間は、この記事を書いている時点で残り半分です。現在4月半ばですが、この記事が皆さんの目に触れるのは5月末の閉幕間近です。今回は「自動でおきらくFX」さんをお招きしました。MKB杯では30万円から1か月で47万円まで増やし、上位にランクインしています。お名前の通り自動売買でトレードされています。

自動でおきらくFX(以下、おきらく) こんにちは、おきらくです。MKB杯には自作EAで参加しています。私はFXを始めて12年目ですが、トレードバトルへの参加は初めてです。システムトレードの良さも知っていただきたくて、トレード履歴をリアル公開する形で参加しています。

自動でおきらくFXさんTwitter

自動でおきらくFXさんTwitter

眞壁 ありがとうございます。第2回MKB杯が開幕した3月当初から、新型コロナウイルスによる影響で為替も株価も乱高下していました。私は日経CFDを買い下がって大敗、その後はEAトレードでリトライしました。一方、おきらくさんは開始早々から好調でしたね。今回の相場で思うことや、どのように取り組んだかなどを教えていただけますでしょうか?

おきらく はい。今年は3月入り直後からボラティリティが大きく、まさに「落ちるナイフをつかみに行く」といった感覚でした。そんな局面に自作EAの特徴である「ボラティリティの強弱によってトレード手法を変えるロジック」が合致しました。

眞壁 なるほど。確かに今回はイレギュラーな相場でしたが、ばっちりハマると利益を得られるチャンスでもありましたね。相場は常にリスクとチャンスが紙一重なのだと痛感させられます。私が運営している「ULTRA EA cafe」(以下、EAカフェ)で提供している各EAの成績でも、損失となったものもあれば、しっかり利益を出しているものもあります。おきらくさんは自作EAとのことですが、今に至る経緯や相場へのアプローチなどを教えてもらえるとうれしいです。

おきらく 自作を始めた当初は複雑なロジックばかり組んで、ことごとく失敗しました(笑)。そこで逆転の発想からシンプルな順張りで構築しました。現在使用しているEAはダウ理論に忠実なトレードをします。

眞壁 ダウ理論ということは、トレンド発生から「安値切り上げ」と「高値切り下げ」といった押し目を狙うタイプですね。ちょうど私も順張り型のEAを新しく作ろうと思っていたのですが、趣向が同じで驚きました。ただ、運用に関しては判断に悩む面もあります。おきらくさんはMKB杯という実力勝負の場で正々堂々と利益を上げられているわけですが、EA運用のキモなど投資哲学はありますか?

おきらく そうですね。やはり前提としてEAにも得手不得手があるので「レンジ相場とトレンド相場の両方に強いEAなどない」と考えます。

眞壁 全く同感です。

おきらく そこで私が考えるキモは「各EAを得意な相場で使い分ける」です。例えば、連敗してドローダウンが30%になった時点で入れ替えます。

眞壁 EAの使い分けは私も考えています。損失が出ているものを入れ替えるというのは確かに大事ですね。私の場合、自動売買のスイッチを入れる前に考え込むので、オフにした結果、利益を取り逃すことがありました。第2回MKB杯はこの記事を書いている時点で残り1か月半ですが、これから巻き返したいです。

おきらく 私の場合、ボラティリティが縮小すればEAが動かず、動いたとしても順張りロジックのためレンジ相場で連敗する可能性もあります。しかし、自分のEAを信じてこのまま突っ切るつもりです。一時は損をしても、首尾一貫することで長期的には利益が上回るということを実証できればと思います。

眞壁 ありがとうございます。結果がどうなるか楽しみですね。次回は後編ということで、おきらくさんには引き続きEAを自作する上で注意していることなどを教えてもらおうと思います。

総括

 MKB杯は2019年より第1回を開始。第2回はこの記事が掲載されるころには閉幕を迎えますが、第3回は2020年7月より開催予定です(参加無料)。有名無名に関係なく実力勝負の場であり、お互いに切磋琢磨したいと思います。EAカフェでは自動売買の導入から設定方法までを解説。また、お勧めのEAを開発者さま同意のもと、使用可能となっています。これまでEAを使ったことがない人だけでなく、既にEAトレードを行っている人にも有益になればと努めています。どちらもたゆまぬ歩みで高みを目指しているので、ご興味ある方の参加を心よりお待ちしています。

※この記事は、FX攻略.com2020年7月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

ABOUT ME
眞壁憲治郎
まかべ・けんじろう。大学卒業後、商社に勤めながら為替・株・不動産投資を始める。趣味は読書と映画、現在はポーカーの海外トーナメント上位入賞を目指している。なにごとも計画と実行ありき。マイナーな戦国武将の末裔として現代を生きる。 ■メルマガ:投資家の金融マガジン / FX長者烈伝 ■電子書籍:投資におけるスキーム論 ■電子書籍:投資におけるスキーム論2
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