東京金融取引所広報室です。
初回は、“株価指数”への投資のメリットをお伝えしました。2回目の今回は、個人投資家でも取引できる“株価指数”を対象とした金融商品・市場をご紹介する予定でしたが、そちらは次回以降に変更し、今回は、世界を代表する株価指数のひとつである『NYダウ』(正式名称:ダウ・ジョーンズ工業株価平均)を取上げたいと思います。
NYダウは世界のメジャー株価指数
“株価指数”と言えば、まず、「日経平均株価(日経225)」を思い浮かべる方も多いと思いますが、米国を代表するNYダウも、同じくらい日本の個人投資家の皆さんに浸透していて、その株価指数の動向は、常に注目されています。
NYダウの歴史は古く、1896年に算出を開始し、今年120周年を迎えます。米国経済の繁栄と歩みを共にし、$18,000台まで上昇しています。
米国は世界ナンバーワンの経済大国
図は各国のGDP(名目)の推移ですが、長らく世界一位の座を維持し、成長し続けてきたてことが窺えます。2015年は2000兆円超(2015年平均米ドル/円レート換算)と日本の約500兆円と比べて4倍程度となっています。
出典:世界経済のネタ帳
では、株価の動きはどうでしょう?
Bloombergのデータを基に当社作成
1985年のNYダウは$1,200台の水準にあり、現在の$17,000台の株価と単純に比べると、なんと10倍以上になっています。古くは“大恐慌”、1987年の“ブラックマンデー”、2008年の“リーマン・ショック”を乗り越え、今も高値圏で推移していますね。
NYダウはどんな指数?
NYダウは、“ダウ工業株30種”など、色々な呼び方をされていますが、正式名称は「ダウ・ジョーンズ工業株価平均」と言います。米国を代表する優良企業の30銘柄で構成されており、いずれも、各産業をリードする世界的な企業の集まりです。実はNYダウの30銘柄の時価総額は約500兆円にもなり、これは、東証一部の全銘柄(1,900超)を上回る金額となっています。
NYダウに採用される銘柄の選定等、指数の維持・管理は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社と、新聞社のウォール・ストリート・ジャーナル社のメンバーからなる“指数委員会”で行われています。銘柄採用については、「非常に高い名声があり、持続可能な成長が見込まれ、多くの投資家が関心を寄せている銘柄が選ばれる」(S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社)とされています。
NYダウに採用された最も新しい企業は、iPhoneで有名なアップル(2015年3月)です。また、1896年の算出当初から採用されている企業は、かのトーマス・エジソンが設立した会社を前身とするゼネラル・エレクトリック社です。他にも、ディズニー、ナイキ、コカ・コーラ、マクドナルド(略称)など、日本の消費者にも馴染みの深い企業が多いですね。
NYダウ構成銘柄(企業)
Bloombergのデータを基に当社作成
“NYダウ”が「くりっく株365」に新登場!!
実は、6月27日(月)から、このNYダウが、東京金融取引所の「くりっく株365」で、取引できるようになります。
「くりっく株365」に新規上場するNYダウは、正式には「NYダウ証拠金取引」と言い、5つの大きなメリットがあります。
① NYダウを円で取引
「くりっく株365」のNYダウ証拠金取引の1枚あたりの取引単位は、指数×100円。指数が“17,500”であれば、17,500×100円=175万円が1枚の取引金額となります。
すなわち、投資家は、為替レートを気にすることなく、指数の値そのまま、円で取引することが可能です。
② ほぼ24時間・祝日も取引できる(注1)
取引時間は朝8:30~翌朝6:00まで(NY夏時間は朝8:30~翌朝5:00まで)。
③ 配当あり
買いポジションを保有することで、配当相当額を受け取れます。(注2)
④ 決済期限なし
取引に期限がなく、決済に追われません。※ロスカットにご注意ください。
⑤ レバレッジを利かせられる(注3)
少ない証拠金を担保に、30~40倍(2016年6月23日時点の試算)のレバレッジを利かせた取引ができるので、資金効率に優れています。
注1)
米国におけるNYダウ先物市場の休場日を除きます。
注2)
買いポジションを保有の場合、配当相当額を受取り、金利相当額を支払います。
売りポジションを保有の場合、配当相当額を支払い、金利相当額を受取ります。
2016年6月23日現在、の金利相当額は0円です。
注3)
取引単位1枚に対して、証拠金を預ける必要があります。証拠金は相場状況により、増加する場合があります。
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NYダウ証拠金取引の商品仕様
商品名 | NYダウ証拠金取引 |
原資産 | ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ) |
取引単位(1枚) | 指数の数値×100円 円価格で取引 |
証拠金基準額 | 42,000円/枚 6/27の週 ※価格変動に応じて毎週見直します |
取引時間 (NY夏時間) | 8:30-翌6:00 (8:30-翌5:00) |
休場日 | 土曜日、日曜日、米国におけるNYダウ先物市場の休場日 |
配当相当額 | あり 買い手:受取り、売り手:支払い |
金利相当額 | あり(6月現在0円) 買い手:支払い、売り手:受取り |
取引期限 | 期限なし(限日取引) |
詳しくは、是非「くりっく株365」のホームページに『NYダウ証拠金取引特設ページ』をご覧ください。
株式会社 東京金融取引所
金融デリバティブの総合取引所として「金利」「為替」「株式」の三大デリバティブ分野全てをカバーする市場を運営。「為替」は国内唯一の取引所FXである“くりっく365”、「株式」は国内初の取引所株価指数証拠金取引(取引所CFD)である“くりっく株365”として、主に個人投資家を中心に広く利用されている。公的インフラとして、政府が推進する貯蓄から投資への流れを金融面からサポートし、投資家にとって利便性の高い魅力ある金融商品の提供に努めている。
「くりっく365」は、昨年11月に取引単位を従来の10倍の10万通貨単位とした「くりっく365ラージ」を上場。また、「くりっく株365」には、世界のメジャー株価指数である“NYダウ”を6月27日に新規上場する。
「日経平均株価」は日本経済新聞社が、「ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)」はS & P DOW JONES INDICESが、「DAX®」はドイツ取引所が、「FTSE 100」はFTSEが、知的所有権等いっさいの権利を有する。各ライセンサーは本商品のスポンサー、保証、販売促進を行っておらず、東京金融取引所の株価指数証拠金取引にいっさいの義務ないし責任を負うものではない。
記載の内容、情報の正確性には万全を期しておりますが、内容の正確性を保証するものではありません。本資料に記載の諸規則・手順に関しては、本取引所の正式な規則に基づくものであり、またその公式規則が優先されます。万一誤りや脱落がありましても、本取引所はその責任を負いかねます。また、市況等のデータは執筆時のものであり、また、見解等については、筆者の個人的見解に基づくものであり、東京金融取引所は一切関わりがありません。
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取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
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サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |