2018年1月26日、国内大手仮想通貨取引所のコインチェックから、仮想通貨のXEM(ネム)が外部に流出する事件が発生しました。
(2018年2月13日更新)
事件の時系列まとめ
2018年2月13日(火)より、日本円の出金再開するとコインチェックがアナウンス
このたび、お客様の資産保護ならびに原因究明のため一時停止としております日本円出金機能につきまして、外部専門家による協力のもと技術的な安全性の確認を完了いたしました。これを受け、再開に向けた今後の予定をお知らせいたします。
(中略)
現在、お客様の日本円の資産は金融機関の顧客専用口座にて安全に管理されております。これより当社にて出金に係る業務を再開し、下記の再開日以降、順次出金を再開してまいります。
再開日 : 2018年2月13日
対象通貨 : 日本円
2018年1月29日(月) 関東財務局より行政処分
- (1) 本事案の事実関係及び原因の究明
- (2) 顧客への適切な対応
- (3) システムリスク管理態勢にかかる経営管理態勢の強化及び責任の所在の明確化
- (4) 実効性あるシステムリスク管理態勢の構築及び再発防止策の策定等
- (5) 上記(1)から(4)までについて、平成30年2月13日(火)までに、書面で報告すること。
コインチェック株式会社に対する行政処分について(関東財務局)
2018年1月28日(日) 流出したXEMを日本円で補償することを発表
- 総額 : 5億2300万XEM 保有者数 : 約26万人
- 補償方法 : NEMの保有者全員に、日本円でコインチェックウォレットに返金いたします。
- 算出方法 : NEMの取扱高が国内外含め最も多いテックビューロ株式会社の運営する仮想通貨取引所ZaifのXEM/JPY (NEM/JPY)を参考にし、出来高の加重平均を使って価格を算出いたします。算出期間は、CoincheckにおけるNEMの売買停止時から本リリース時までの加重平均の価格で、JPYにて返金いたします。
- 算出期間: 売買停止時(2018/01/26 12:09 日本時間)?本リリース配信時(2018/01/27 23:00 日本時間)
- 補償金額: 88.549円×保有数 補償時期等 : 補償時期や手続きの方法に関しましては、現在検討中です。なお、返金原資については自己資金より実施させていただきます。
Coincheckサービスにおける一部機能の停止について(コインチェック公式サイト)
2018年1月26日(金)深夜 AbemaTVにて、和田社長の記者会見
インターネット上に生中継される形で、コインチェック代表取締役社長の和田晃一良氏の記者会見が行われました。
2018年1月26日(金)12:07 コインチェックがXEMの入出金を制限
2018年1月26日、コインチェック株式会社(代表取締役社長:和田晃一良、以下:当社)が運営する仮想通貨取引所サービス「Coincheck」におきまして、一部機能の停止に至る事象が発生致しました。本事象に伴い、お客様、取引先、関係者の皆様にご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
Coincheckサービスにおける一部機能の停止について(コインチェック公式サイト)
コインチェック公式サイトによれば、XEMの入金が制限されたのは26日の12時過ぎ。以後、上記記事には、時系列でコインチェック側の対応が記載されています。事件発生は日本時間の未明、コインチェックが事態を察知したのが11時25分とのことでした。
1月26日 02:57頃:事象の発生(正確な発生時刻を特定するため、現在調査を継続しております。 ※1/27 10:35頃追記)
1月26日 11:25頃:当社にて異常を検知
1月26日 12:07頃:NEMの入金一時停止について告知
1月26日 12:38頃:NEMの売買一時停止について告知
1月26日 12:52頃:NEMの出金一時停止について告知
1月26日 16:33頃:JPYを含め、全ての取扱通貨の出金一時停止について告知
1月26日 17:23頃:BTC以外(オルトコイン)の売買の一時停止について告知
1月26日 18:50頃:クレジットカード、ペイジー、コンビニ入金一時停止について告知
事件を理解するためのキーワード
コインチェック
国内大手の仮想通貨取引所の一つ。取扱銘柄の多さが売りで、13種類の仮想通貨の売買ができる。また、投資家側が仮想通貨を貸し出し、その期間に応じて報酬を受け取る貸仮想通貨というサービスも展開中。
XEM(NEM、ネム)
XEMは通貨名で、NEM=New Economy Movementとして2015年3月に公開された仮想通貨。総発行量は8,999,999,999XEMで、ビットコインのようなマイニングを必要とするシステム(PoW)ではなく、PoIというXEMのネットワークに参加し、保有、取引をしたアカウントに対してXEMが報酬として与えられるシステムを採用。
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取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
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