遠藤寿保

  • 詳細へ
    証拠金、レバレッジの基本講座[遠藤寿保]
    2020年9月18日
    証拠金、レバレッジの基本講座[遠藤寿保]
    FXの特徴として、レバレッジをかけて取引ができるという点が挙げられます。それは少ない資金で始めたい人にとって便利な仕組みですが、同時に注意しなければならないこともあります。そのポイントを、遠藤寿保さんに解説していただきます。 証拠金とは FXは小額で取引ができ資金効率が高いといわれます。これは、為替の取引を証拠金で行えるため、取引にレバレッジをかけることが可能だということです。今回は、この「証拠金」「レバレッジ」に関して解説いたします。 証拠金とは、実際の取引に必要な資金に対し、その担保として預ける資金のことをいいます。具体例ですと図1のように「米ドル/円」の取引1万通貨を1ドル115円のレートで取引したとして、実際の取引の場合は、115万円(115円×1万通貨)が必要になります。 しかしFXの場合は、取引総額の4%(以上)の証拠金で取引が可能と決められているので、4万6000円(115万円×4%)の資金で取引をすることができます。 このような証拠金取引には、FX以外に日経平均先物取引や、株式の信用取引、商品先物取引などがあります。 レバレッジとは レバレッジとは、テコの原理という意味…
  • 詳細へ
    ボラティリティ(通貨ペアの値動きの変動率を示す変数)を把握しよう[遠藤寿保]
    2020年8月14日
    ボラティリティ(通貨ペアの値動きの変動率を示す変数)を把握しよう[遠藤寿保]
    マーケットにおいて、価格が大きく変動すると「ボラティリティが高くリスクが高い」などと言われます。これはどのような状態のことを指しているのでしょうか? 今回は、この「ボラティリティ」について遠藤寿保さんに解説してもらいます。 ボラティリティとは何を指すか マーケットにおけるボラティリティ(Volatility)とは、価格変動率のことを意味し、一般的にはヒストリカル・ボラティリティといって、過去の任意期間において、どれだけ価格が変動したかを指します。 ボラティリティが高いというのは、任意の期間、価格変動が大きかったことを意味し、ボラティリティが低いというのは、任意の期間、価格変動が小さかったことを意味します。また変動率とは、過去の変動価格を平均化し、標準偏差で分散具合を表したものとなります。 ボラティリティが高まる要因 ボラティリティが高まる要因としては、大きく二つ挙げられます。①はトレンドが発生し、新値を更新し続けるような場合。②は売り買いの大きな要因が入り混じり、乱高下する場合です。FXでトレードを行う場合、①の局面の方が利益を狙いやすく、逆に②の局面はトレードが難しいといわれます。 …
  • 詳細へ
    FXにおけるマネーマネジメント(資金管理)の考え方[遠藤寿保]
    2020年8月9日
    FXにおけるマネーマネジメント(資金管理)の考え方[遠藤寿保]
    FXを長く続けていくためには、いわゆるマネーマネジメント(資金管理)が必要不可欠です。たとえ、トレードテクニックやテクニカル分析を身につけたとしても、このマネーマネジメントがきちんとできていなければ、いずれは相場から退場することになります。今回はマネーマネジメントの基本的な考え方を遠藤寿保さんにまとめてもらいます。 マネーマネジメントとは資金管理という意味で、FXなどにおいてはトータル損益をプラスにするため、トレードのルールや投資配分などを決めることです。今回は、このマネーマネジメントについて解説していきます。 発生する利益額 損失額を想定する FXにおけるマネーマネジメントで最初にやるべきことは、1回のトレードに必要な資金額や発生する損益金額の想定です。これは、トレードのスタイルや選択する通貨ペア、取引量によって変わってきます。 例えば、ドル円1万通貨のトレードの場合、最低必要な資金は証拠金として約4.5万円(2017年4月13日時点)です。トレードのスタイルをスイングトレード(トレード期間を1週間前後)とした場合、直近のドル円の値動きにおける週足ベースでの高値安値差は2.06円(※…
  • 詳細へ
    スワップポイントの仕組みを理解しよう[遠藤寿保]
    2020年7月31日
    スワップポイントの仕組みを理解しよう[遠藤寿保]
    FXには、為替差益とは別にスワップポイントという二つの通貨の金利差で利益を得る方法があります。FXの魅力の一つに挙げられるスワップポイントですが、どのような状況やタイミングで発生するのか、また仕組みが似ているといわれる外貨預金の金利とは何が違うのか。遠藤寿保さんに解説していただきます。 スワップポイントとは何か? FXでは、為替差益以外で利益を出す方法があります。それは、スワップポイント(金利差調整分)と呼ばれる2国間の金利差から得られる利益のことです。 FXは通貨の取引であるため、同時に金利の取引も行っています。2国間に金利差があれば、高金利の通貨を買い持ちしていると、金利差調整分のスワップポイントを受け取ることができます(図①)。ただし、売り持ちしている場合は逆に支払うことになります。スワップポイントは、ポジションを保有している間、毎日発生し土日も日数の対象となります。 受取日はポジションを持った日の2営業日後 スワップポイントは、ポジションを持ってからNYクローズといわれる、その日の締め時間をまたいで保有したときに発生します。この状態のことを「ロールオーバー」といいます。 実際の…
  • 詳細へ
    2020年7月1日
    リスクオン・ リスクオフとは何か?[遠藤寿保]
    新聞やニュースで「リスクオン・リスクオフ」という言葉をよく見聞きします。これは相場状況を表す経済用語ですが、両者の違いや特徴を正確に説明できない方は意外と多いのではないでしょうか。リスクオン・リスクオフとはどのような相場状況を指すのか、またリスクオン・リスクオフ時に取引されやすい通貨について、遠藤寿保さんに解説してもらいます。 投資家がリスクを取るか取らないか リスクオン(Risk on)とは、リスク選好、リスク志向などと訳され、経済状況などが安定した場合に、リスクが高いけれど大きなリターンの可能性を追求した金融商品に資金が移動することをいいます。 その反対にリスクオフ(Risk off)とは、リスク回避などと訳され、有事やテロ、経済状況の悪化などといった場合に、リスクオン状態で買われた金融商品から比較的安定とされる金融商品に資金が移動することをいいます。 一般的にリスクオンとなった場合は、リスク商品として株式などが買われます。中でも今後成長が見込める新興国の株式などが買われやすくなるといわれています。通貨ですと、高金利通貨であるオセアニア通貨や南アフリカランドなどが買われる傾向にあり…
  • 詳細へ
    2018年5月18日
    為替相場が急騰、急落する理由[遠藤寿保]
    為替相場では、ときおり価格の急騰・急落が発生します。その流れにうまく乗ることができれば短時間で大きく儲けることも可能ですが、流れに逆らってしまうと損失が一気に拡大する恐れもあります。急騰・急落といった大きな値動きは、なぜ起こるのでしょうか。遠藤寿保さんに、そのメカニズムと対処法についてレクチャーしてもらいます。 ※この記事は、FX攻略.com2017年10月号の記事を転載・再編集したものです 相場が急変動する二つの要因とは? 為替相場が急騰・急落するのには、大きく二つの要因があると思われます。今回はこれらのメカニズムに関して解説したいと思います。  第一の要因:経済に影響する大きな事件や経済イベントで、その結果が予想外となる場合 急騰の直近例ですと、昨年11月に発生した「トランプ相場」があります(チャート①)。米国大統領選では大半が予想していなかったトランプ氏が当選。演説などでトランプ氏が掲げる政策が、国民に「強い米国」を意識させました。その結果、政策が実行されれば米国経済は良くなると判断され、ドル高となったのです。 ドル円は選挙発表後の2016年11月9日に、101.18円の安値をつ…
  • 詳細へ
    2018年3月26日
    ドルストレートとクロス円を理解しよう[遠藤寿保]
    FXで取引可能な通貨ペアは、大別すると「ドルストレート」と「クロス円」の2種類に分類できます。いずれもよく見聞きする言葉ですが、その意味を十分に理解しないまま取引している人も少なくないようです。通貨ペア選びや取引の幅を広げるためにも、ここで仕組みや特徴をしっかり把握しておきましょう。 ※この記事は、FX攻略.com2018年1月号の記事を転載・再編集したものです 通貨ペアは基軸通貨と決済通貨で構成される FXで取引される通貨ペアは、「ドル/円」「ユーロ/ドル」というように、「/」で区切って2国の通貨で表示されます。この左側を「基軸通貨」といい、支払う通貨という意味になります。そして右側を「決済通貨」といい、購入する通貨という意味になります。また、単位の呼び方は右側の決済通貨となり、例えば「ドル/円」なら113円というように「〜円」、「ユーロ/ドル」なら1.1800ドルというように「〜ドル」といいます。 FXでトレードした際に発生する売買損益やスワップポイントは、右側の決済通貨での受け払いとなります。「ドル/円」をトレードして発生した損益は円で発生し、「ユーロ/ドル」のトレードで発生した…
  • 詳細へ
    2018年3月9日
    FXの予約注文を有効に使おう[遠藤寿保]
    FXにはさまざまな注文方法がありますが、今回はとても便利な「予約注文」について遠藤寿保さんに解説していただきます。予約注文の仕組みや種類、注意点を理解しつつ、メリットを最大限に生かして取引しましょう。 ※この記事は、FX攻略.com2018年2月号の記事を転載・再編集したものです リアルタイム注文は今取引したいときに利用 FXにおける注文方法は大きく二つに分かれます。一つは現在の価格で売買を行うもので、「リアルタイム注文」「マーケット注文」「成行注文」などといわれます。そしてもう一つは、「予約注文」といわれる将来においての条件をつけた注文となります。 リアルタイム注文の場合、「売値」と「買値」が同時に表示されます。これを2Wayプライスといいます。左側の安い価格が売値で「Bid(ビッド)」、右側の高い価格が買値で「Ask(アスク)」と呼びます。それぞれの価格はリアルタイムで変動します。 初めての方は、価格の安い方で買おうとして「売値」をクリックしてしまうという話も聞きます。買値は高い方ですので、間違わないようにしましょう。また、マーケットが大きく変動中のときは、表示されている価格よりも…
  • 詳細へ
    2018年2月6日
    キャリートレードとは?[遠藤寿保]
    FXのニュース、メディア、書籍などで「キャリートレード」という言葉をよく見聞きしますが、その意味をしっかりと理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。そこで今回は、FXにおけるキャリートレードの仕組みや特徴、そして円キャリートレードについてYJFX!の遠藤寿保さんに解説してもらいます。 ※この記事は、FX攻略.com2017年12月号の記事を転載・再編集したものです 金利差に着目して差益を狙う取引 キャリートレードとは、低金利通貨を借り入れし(売り)、高金利通貨を保有(買う)することで、その金利差で利益を狙う運用方法です。FXの場合ですと、金利差の受け払いをスワップポイントといいます。また、低金利の日本円を売って高金利通貨を買うことを「円キャリートレード」と呼びます。最近では、日本以外の先進国が金融引き締めに向かっていることから、円キャリートレードという言葉が多く出始めています。  キャリートレードのメリット・デメリット キャリートレードのメリットは、「高金利通貨買い/低金利通貨売り」のポジションを持ち、翌日まで保有することで、その金利差(FXでいうスワップポイント)を受け取る…
  • 詳細へ
    2018年1月16日
    スプレッドについて、FX初心者が知っておきたいこと[遠藤寿保]
    今回のテーマは、投資家にとっての取引コストとなるスプレッドです。一度の取引で発生するスプレッドは少額であるがゆえ軽視されがちですが、収益に直結する重要な部分だけにその仕組みはしっかり把握しておかなければなりません。初心者の方にも理解していただけるよう、スプレッドについて遠藤寿保さんに分かりやすく解説してもらいます。 ※この記事は、FX攻略.com2017年11月号の記事を転載・再編集したものです スプレッドとは? スプレッドとは、一般的に「広がり、広がること、値幅、格差」を意味します。金融取引においては、「金利差」や「価格差」のことを意味し、FXにおいては通貨ペアの提示レート「買値(Ask、Offer)」と「売値(Bid)」の差のことをいいます。 例えば、ドル円のレートが「111.124−127円」と表示された場合の差「0.003円」がドル円のスプレッドになります。そして、この表示は111.124円から111.127円の間で推移しているという意味ではなく、この時点においてドル円の買値が111.127円で、売値が111.124円という意味になります。  FXの取引には二つの価格が存在 同…