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メジャー通貨ペアとマイナー通貨ペアの特徴を覚えよう[遠藤寿保]

メジャー通貨ペアとマイナー通貨ペアの特徴を覚えよう[遠藤寿保]

FXで取引するには、通貨ペアの選択が必須。その際に、メジャー通貨とマイナー通貨の特徴を知っておくことが重要で、それいかんでトレードの成果も異なるものになるといえます。これらの基礎を、遠藤寿保さんに解説していただきましょう。

通貨ペアの仕組み

FXを取引する際に、最初に行うのが、どの通貨ペアにするかの選択です。そして、通貨にはメジャー通貨とマイナー通貨という分類があります。今回は、この通貨ペア・メジャー通貨・マイナー通貨について解説させていただきます。

通貨ペアとは、二国間の通貨価値を表したもので、例えば「米ドル/円」が105円というのは、1米ドルの価値が日本円で105円の価値であることを意味します。この通貨ペアの左側にくるものを基軸通貨、右側にくるものを決済通貨といいます。

FXの取引においては、この右側の通貨で損益が発生することになります。つまり、「米ドル/円」で取引をした場合、損益やスワップポイントは、日本円で発生することになります。また、「ユーロ/米ドル」の取引をした場合は、損益やスワップポイントは、米ドルで発生することになります。

しかし、日本のFX会社で円口座の場合は、ポジション保有中の外貨損益を円換算で表示し、損益が発生した段階で日本円に両替している場合がほとんどになります。意外に、この仕組みを知らない方が多いようです。

通貨ペアの考え方(基軸通貨、決済通貨、発生損益)

メジャー通貨とマイナー通貨

一般的に、国際市場で取引されていて、市場の流動性が高いものをメジャー通貨といいます。米ドル・ユーロ・日本円・カナダドル・英国ポンド・スイスフランなどがメジャー通貨といわれ、それ以外の豪ドル・NZドル・中国元・トルコリラ・南アフリカランドなどはマイナー通貨といわれています。取引をすると考えると、上記の通貨に対し決済通貨の組み合わせが必要になり、それらを合わせたものが通貨ペアとなります。

メジャー通貨は、各国で取引されるため、ほぼ24時間流動性が確保され、安定的な取引が可能といわれています。そして、マイナー通貨の場合、取引される時間は対象の国の時間が中心となるため、その他の時間は取引参加者が減少し流動性が低くなります。

流動性が低くなると、スプレッドといわれる売値と買値の差が広がることになり、売買時のレートが不利な価格で行われることになります。つまり、取引をより有利な条件で行おうとした場合、メジャー通貨を選択した方が有利なのです。

通貨ペアと流動性

流動性が高いことが、メジャー通貨の条件といわれていますが、メジャー通貨同士の通貨ペアが、いつでも流動性が高いとはいえません。例えば、対象国が祝日ですとか、NY時間のクローズ間際である日本時間午前5〜6時などは、取引参加者が少なくなるためスプレッドが広がったり、レートが飛びやすくなったりする場合がありますので、注意が必要だと思います。

マイナー通貨で気を付けること

メジャー通貨国である米国やユーロや日本などはニュースを収集することが容易です。しかしマイナー通貨国のニュースに関しては収集することが難しいところがあります。ニュースを入手することだけで方向性が分かるとはいえませんが、取引の判断材料としては、正確な早いニュースが必要だと思います。最低限でも重要経済指標は、FX会社や情報ベンダーのサイトなどから入手するようにしましょう。

また、マイナー通貨は取引参加者が少ない(流動性が低い)ため、突発的な売買で大きく変動し、すぐに戻ってしまう場合なども少なくありません。こういった瞬間の値動きを狙う手法も面白いかもしれませんが、瞬時の値動きでマージンカットにならないように、余裕を持ったポジション取りが必要になると思います。

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日本のFXでは高金利マイナー通貨ペアが人気

日本のFX市場においては、「豪ドル/円」や「南アフリカランド/円」や「トルコリラ/円」など、買いポジションで、スワップポイントが多く得られるマイナー通貨ペアの人気があります。スワップポイントを狙った取引は、FXの魅力の一つで、現在、銀行で行っている外貨預金と比べると、両替手数料などのコストを比較した場合、FXの方が有利な点が多いので、人気があると思います。

しかし現状の世界経済から考えると、金利が高い国にはそれだけの理由があります。自国の金利を上げて外貨を獲得しようという政策の場合、その国の経済が安定していない場合が多く、政治的混乱や国家破綻の可能性もあり、通貨価値が急に下がる場合もありますので、注意が必要となります。

スワップポイントを狙う取引の場合には、短期トレードではなく中長期での運用を考え、余剰資金を多めに入金した取引をお勧めします。

※この記事は、FX攻略.com2017年2月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

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