木里ゆうさんに教えてもらったFX手法最大の特徴はなんといっても手間いらずなところ。ポンド円で日足の平均足を表示し、当日の平均足が陽線か陰線かをチェック。そして陽線ならば買い、陰線ならば売りでエントリーし、直後にOCO注文で利益確定と損切りをセットするだけです。これなら普段の生活が忙しい人でもできそうですよね。まずは手法のポイントから見ていきましょう!
FX手法のポイント
- テクニカル:平均足
- トレード時間軸:日足
- 狙い目の通貨ペア:ポンド円
- この戦略のメリット:極めて単純明快、手間や時間がかからない
- トレードの手順:平均足のみでエントリーしOCO注文で決済
新規
- 日足の平均足をチェックする
- 陽線で、なおかつ十字足になっていなければ成行で買いエントリー
決済
- 【利確】OCO注文でエントリー価格+60pipsを利益確定価格として設定
- 【損切り】OCO注文でエントリー価格-50pipsを損切り価格として設定
※「FX手法のポイント」や本文は、上昇局面のロングを想定し解説しています。下降局面のショートでは、その逆のルールとなります。
FX手法解説
平均足が陽線のときに買いで入るだけ!
木里ゆうさんが紹介してくれたこのFX手法の最大の特徴は、何といっても手間いらずなところです。全体的な流れとしては、まずポンド円で日足の平均足を表示し、当日の平均足が陽線か陰線かをチェック。そして陽線ならば買い、陰線ならば売りでエントリーし、直後にOCO注文を駆使して利益確定と損切りをセットするだけです。
平均足さえ表示できれば良いため、スマホだけでも注文の設定が完結します。慣れてしまえば一連の手順を1分もかからずに終えられることから、仕事や家事に追われて1日の中でトレードにあまり時間を割けないという方には、まさにうってつけの手法といえます。
OCO注文後はほったらかしで良し
エントリーだけでなく決済についても明瞭で、OCO注文で自動化できるのも大きなメリットです。具体的には、利食い幅を60pips、損切り幅を50pipsに固定して設定するだけでOK。その後のチャート確認やスマホ操作は一切必要ありません。
なお、極めて簡単な手法ではありますが、注意点があります。それは「トレードの検討は1日1回に制限する」「同時に3ポジション以上保有しない」「平均足が十字足の場合はトレードしない」「50pips以内の価格差の同方向のポジションは保有しない」の四つです。これらのルールを厳守することによって、長い目で見ればトータルでプラスの収益が残せると木里さんはいいます。
ポイント1|そもそも平均足ってなに?
大きなトレンドをつかむのに有効
平均足のメリットは、一目で相場の流れを把握できることです。トレンド発生時には同じ色の足が出現しやすく、上昇時なら陽線が、下降時なら陰線が連続するので、初心者の方でもトレンドの判断が容易。つまり、トレンドフォローに向いているテクニカルといえます。
1本前の足との比較を重視
ローソク足と形がよく似ている平均足ですが、作られ方はローソク足のそれと異なります。平均足の始値は一つ前の始値と終値の平均で、終値は4本値(始値・終値・高値・安値)の平均価格です。平均足は、1本前の足より総合的に上がっているのか下がっているのかを視覚的に判断しやすくなっています。
ポイント2|OCO注文で利益確定と損切りを同時発注
機械的に決済が行われるので安心
OCO注文を予約しておけば、指定した価格で利益確定or損切りが自動的に行われるため、利食いのチャンスを逃すことがないのはもちろん、急な相場変動でも損失を限定できます。OCO注文さえ入れてしまえば、その後チャートを見る必要すらないのです。
指値と逆指値を予約
OCO注文とは、二つの決済注文を同時に出し、一方の注文が約定すると、もう一方の注文が自動的にキャンセルされる注文方法です。既にポジションを持っているときに、指値注文(利益確定)と逆指値注文(損切り)を同時に予約します。一方が実行されるともう片方の決済注文は自動的にキャンセルされます。
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エントリー|陽線なら買い!タイミングはいつでも可
- 日足の平均足をチェックする
- 陽線で、なおかつ十字足になっていなければ成行で買いエントリー
エントリー時の注意点
この手法はチャンスがあれば追加で三つまでポジションを増やしても構いません。ただしエントリーの際、既に上下50pips以内に同方向のポジションがある場合はその限りではなく、エントリーを見送った方が賢明です。
決済|予約注文だから迷わず実行できる!
- 【利確】OCO注文でエントリー価格+60pipsを利益確定価格として設定
- 【損切り】OCO注文でエントリー価格-50pipsを損切り価格として設定
エントリーの注文を出したら、すぐにOCO注文で利益確定と損切りの決済予約を入れます。前者はエントリー価格から+60pipsに、後者は-50pipsに設定しましょう。あとは、どちらかの注文が約定するのを待つだけです。
トレード例①|ものの数時間で指値が約定して利確(ポンド円日足 2018年11月1日)
- ポンド円日足の平均足が陽線だったので買いエントリー
- すぐにOCO注文で利益確定と損切りの注文を設定
- エントリー価格から60pips先の利益確定価格に到達して決済。
トレード例②|下降トレンドで二度の利食いに成功(ポンド円日足 2018年10月24日~10月26日)
- ポンド円日足の平均足が陰線だったので売りエントリー
- すぐにOCO注文で利益確定と損切りの注文を設定
- エントリー価格から60pips先の利益確定価格に到達して決済
- その二日後に再度チャンスが訪れたので同手順でトレードし、こちらも利益獲得となりました。
※この記事は、FX攻略.com2019年2月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
https://fx-koryaku.com/fx-technical-method/fx-kizato-entry-point-201712
木里ゆうさんの手法を動画で学ぶ
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\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |