FXトレード戦略のポイント
- テクニカル:ボリンジャーバンド(20)(80)
- トレード時間軸:15分足、1時間足
- 狙い目の通貨ペア:ドル円、ユーロ円、ポンド円
- この戦略のメリット:チャートに張り付く必要がない
※「FXトレード戦略のポイント」や本文は、上昇局面のロングを想定し解説しています。下降局面のショートでは、その逆のルールとなります。
機能しやすい東京ラインでトレンドの押し目買い
新規
- 1時間足に表示した2本のボリンジャーバンドからトレンドを判定。15分足で押し目買いのタイミングを探る
- 東京ラインで値動きが反発する動きを確認してからエントリー
決済
- 20pips固定(ドル円、ユーロ円)、40pips固定(ポンド円)で利確
- 10pips固定(ドル円、ユーロ円)、12pips固定(ポンド円)で損切り
優位性の高いチャンスを待つ!
あっこさんに教えていただいたのは、相場に縛られない生活を実現する手法です。分析するのは15分足と1時間足で、どちらにもボリンジャーバンド「20」と「80」、±1σと2σを表示します。1時間足に表示したボリバン「80」は、4時間足のボリバン「20」に相当。こちらで4時間足ベースの流れを確認し、トレンドが出ていれば、その方向への押し目買い/戻り売りを1時間足と15分足ベースで行います。
エントリーについては、「東京ライン」(朝9時から14時59分までにつけた高値/安値に若干の幅を持たせた帯)からの反発を狙います。数日前から意識されている水準で、トレンドが押し目を作って反発していく流れに乗ろうという発想です。
相場に向き合う時間が少ない!
あっこさんは夜に東京ラインを引き、「明朝にこんな動きになっていたらエントリーできる」というシナリオを描いてから就寝→起床したらチャートをチェックし、シナリオ通りならエントリータイミングを図るというルーティーンで生活を送っているとのことです。そしてエントリーするのは朝だけ。それ以外はチャートやファンダメンタルズ情報から離れます。
利確、損切りは、固定幅にして予約注文を入れます。利確は直近のボラティリティから算出した値で、その性質に変化があれば変更。損切りは「あまり逆行しないポイントなので」浅めに設定しています。
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ポイント1|ボリンジャーバンド「20」と「80」を併用
ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドは、統計学の標準偏差、正規分布の理論に基づいた指標です。価格の変動は、±2σ以内に95.44%、±3σ以内に99.73%で収まるとされており、その性質をトレードに生かすことが可能です。順張り・逆張りはもちろん、さまざまなトレード手法で用いることができる万能なテクニカル指標といえます。
傾きと位置関係からトレンドを判定
ボリンジャーバンドでトレンドを判定します。しっかりと傾きが出ており、「20」と「80」のミドルラインがゴールデンクロス(20>80の位置関係)していれば買い、デッドクロス(20<80の位置関係)していれば売り目線とします。
ポイント2|東京時間の定義と、東京ラインの引き方
数日前の東京ラインが抵抗として機能する
この手法で用いる東京ラインとは、9時~14時59分までの東京時間につけた高値と安値を指します。右上に示したように、ヒゲ~実体までの幅を持たせた帯を、抵抗帯に見立てて、そこからの反発を狙うのです。
エントリー|東京ラインへのタッチ&ゴーはNG
1.1時間足に表示した2本のボリンジャーバンドからトレンドを判定。15分足で押し目買いのタイミングを探る
2.東京ラインで値動きが反発する動きを確認してからエントリー
基本的には火曜~金曜にトレード
東京ラインは、その週のものが機能しやすく、例えば水曜日には、その前の火曜日や月曜日のラインが効きやすいそうです。なお、基本的に月曜日はトレードをしないとのこと。
決済|利確、損切り共に固定幅で予約注文
3.<利確>20pips固定(ドル円、ユーロ円)、40pips固定(ポンド円)
最近は東京時間のボラティリティが小さくなっているので、ドル円やユーロ円では20pipsがめどに。その値幅に指値の予約注文を入れます。
3.<損切り>10pips固定(ドル円、ユーロ円)、12pips固定(ポンド円)
あっこさんいわく、「ルールをしっかり守ればほとんど逆行しないです」。ゆえに浅めの値幅としています。
トレード例①|ポンド円の取引で40pips獲得!(ポンド円15分足 2019年6月12日)
①1時間足に表示したボリンジャーバンドから、6月12日はショート目線と判断
②前々日の東京ラインの手前から反発する動きを確認してエントリー
③損切りは12pips上にセットする
④利益確定は40pips下にセットし、無事に決済
トレード例②|チャンスを待って売りで利益に(ユーロ円15分足 2019年6月13日)
①1時間足に表示したボリンジャーバンドから、6月13日はショート目線と判断
②前日の東京ラインから反発する動きを確認してエントリー
③損切りは10pips上にセットする
④利益確定は20pips下にセットし、無事に決済
※この記事は、FX攻略.com2019年9月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |