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【Dealer’sEYE】ドル円はレンジ相場に突入か[井口喜雄]

こんにちは トレイダーズ証券の井口喜雄です。

ボラティリティの高い相場が継続しております。値動きが激しくディーリング席からなかなか離れられない日々ですが、ここまでの下落は予想通りの展開です。

先週からの値動きを簡単に振り返りますと、世界的な株安からリスク回避地合いが加速するなか、イエレンFRB議長が景気見通しにネガティブな発言をしたことでリスク回避がさらに強まり、ドル円は一時111円割れとなりました。その後、日銀介入のうわさが流れ1円以上急反発したことでやっと売りが止まる展開。今週に入り、連休明けの中国市場も混乱はなく、日経平均株価の大幅反発、欧米の株価も持ち直したことでリスクオフの流れは止まり、114円付近でもみ合いとなっています。

さて、今週のドル円ですが、行き過ぎたリスク回避に調整が入り114円台まで戻してはいるものの、テクニカル的に急所だったネックラインの116円を割れたことで、ここから上抜けるには材料不足が否めません。先週ドル円は新しいステージに突入したと言いましたが、今後は111円から116円レベルでの攻防が続くと考えています。

また、今月26,27日に開催されるG20では世界的なリスク回避の地合いに国際的に協調していく動きもあり、マーケットは落ち着きを取り戻せば長期的なレンジ相場に突入するかもしれません。

チャートを見ると、昨日ものの見事に跳ね返された週足一目均衡の雲下限にさしかかる115円がレジスタンスになります。また、マイナス金利発表の1月29日から2月11日におけるフィボナッチの38.2%戻しも115円を示しており、戻り売りのポイントとなりそうです。因みに下値は110円台まで明確なサポートがないため、下値は速そうに見えます。レンジ予想とは言え、バイアスはやや弱気です。

ドル円週足(一目均衡・フィボナッチ)

ドル円週足 一目均衡 フィボナッチ

また、日銀の介入についてですが、個人的に110円レベルではあるのではないかと思っています。株高、円安が生命線の安倍政権では、なりふり構わず実行してくる可能性が高いです。スムージング的な介入はもちろんですが、目標水準を設定して大規模な介入をしてくることもあると見ています。規模にもよりますが、もし介入が中途半端だった場合は、絶好の売り場になりそうです。

■売買比率

売買比率

やはりこの水準では割安感があるのでしょうか。ドル円の売買比率は約70%の参加者がロングポジションを持っています。

一方IMMの投機筋ポジションを見ると円ロングが5万枚まで膨らんでおり、過去水準と比較しても少し偏っていることから、そろそろ巻き戻される気がしています。「投機筋のドル売りvs国内個人投資家のドル買い」の構図は変わりませんが、オープンポジションだけを見るとやや国内個人投資家のドル買いに分があるようにも思います。

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