トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
米ドル/円は105円台で地固めできれば次のステージへ行けるはずだったのですが、原油安、トランプリスク再燃とリスクオフの展開にその機会を失いました。一旦は振り出しに戻った様相です。そして今週末から来週にかけてFOMC(11月2日)、米雇用統計(11月4日)、米大統領選(11月9日)とビックイベントが控えているためしっかりと準備しておきましょう。
FOMCでは声明文の内容がポイント
FOMCでは、声明文に12月利上げへ向け確約に近い表現があるかということが焦点となります。昨年は12月に利上げをしましたが、1つ前のFOMCを思い出してみると「次回FOMCで利上げを検討する」と告知をしていた経緯があります。では、今回は12月の利上げに向けて告知はあるのでしょうか。おそらく明言は避けてくるのではないかと思っています。
理由は4つあります。
- 米雇用統計があと2回も残っており、極端な悪化があった場合に備えたい
- 既に12月の利上げは75%と十分に織り込んでいるため、これ以上の告知は不要と考えている
- トランプリスクが再燃しており、大統領選の結果を見極めたい
- イエレン氏の性格上発言は慎重になると考えられる
上記の理由から現段階ではそれほど強い示唆を行うとは思えず、ダウンサイドリスクがやや高いかなとイメージしています。また、無風だった昨日の日銀金融政策決定会合を見る限り、今マーケットのテーマは日米金融政策ではなく、完全に米大統領選一色となっております。今回のFOMCで明確な方向感を作れるとは思えません。
米雇用統計も深追いは禁物
メインテーマが米大統領選になるなか、FOMCと同様に米雇用統計でも大きな値動きはないと思っています。発表直後はそれなりに動くとは思いますが、増減が許容範囲であれば戻りも早く短期であればカウンターも狙えそうです。極端に良い数字か、悪い数字かでない限り、ついて行くのは得策ではないかもしれません。数値に関しては予想の困難な米雇用統計ですから、出てくる数字の予想よりも発表後のシナリオをイメージしておきましょう。
トランプリスク再燃
米大統領選挙は混沌としてきました。CNNでは米大統領選の民主党候補、ヒラリー氏とトランプ氏の支持率が本選を目前にしてほぼ並んでいるとの速報があり、ABCやワシントン・ポストの世論動向調査ではトランプ氏が1ポイント上回っているとの報道もありました。
しかし、トランプリスクが再燃するなか、調査会社の予想をみてもヒラリー氏優勢に変化はなく、ヒラリー大統領がコンセンサスとなっているようです。また、アナリストや、ディーラーに話を聞いても結局はヒラリー氏が大統領になるということをメインシナリオとしている方が非常に多いです。
この流れは記憶にも新しい今年6月のBrexitと同じような展開です。あの時は完全に残留のモメンタムが支配していて離脱への反応が遅れたという反省が今でも忘れられません。調査会社も当てになりませんし、ヒラリー氏で決まりというモメンタムが出来上がるのも危険です。
確かに客観的に考えると大票田のカリフォルニアやニューヨークを始めとする北部東海岸で圧倒的にヒラリー氏が優勢であり、ここを切り崩すのは難しいかもしれません。ただ、我々には何かが見えていないのかもしれません。
Brexitの時、離脱は痛みを伴うので選択できないと考えていましたが、英国民の感情はそれを上回りました。米大統領選挙も我々が思っている以上に元政権に不満があり、トランプ氏が支持されているのかもしれません。当日までまだ時間があるのでぎりぎりまで検討したいと思います。
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