ショート派の醍醐味は下げ足のスピード！「登り百日、下げ十日」［FX攻略.com編集部］

先日、あるトレーダーさんを取材したおり、実に興味深いこだわりを聞きました。それは「ショートしか狙わない」ということ。下げ相場のスピードが、自分の性格に合っているのだそう。

一般的に相場は「登り百日、下げ十日」という格言があるように、買いと利食いの繰り返しでじりじりと上昇していくのに対して、ひとたび下落に転じれば投げ売りも相まって、あっという間に下げていくという性質があります。その下降局面こそが、絶好の稼ぎ時だというのです。せっかちだという自己の性格を、スピード感あふれる下げ相場に適応させることで、迷いのないトレードスタイルを確立。「ロングもやらなきゃ」と思っていた頃にくらべて、格段に成績が向上したそうです。

ロング派が圧倒的な相場において、その逆をいくことで自分なりの勝ちパターンを作り上げたという点は、示唆に富んでいます。「人の行く裏道に道あり花の山」というように、他人とは反対のことをやった方がうまくいくことが多いようです。とはいえ、その行動になかなか踏み切れないのですがね。

（FX攻略.com WEB編集部）

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