FXの世界にはよくわからないことがたくさんありますが、私はわからないことはあえてスルーすることにしています。
たとえば先週金曜日の米国雇用統計、非農業部門の就業者数は前月とくらべて14万2000人増えましたが、これは予想されていた20万人をかなり下回っており、経済指標的にいえばとても悪い結果です。この発表をうけて米ドル/円は120円台から118円台まで急落するもののその後反転上昇し、おおむね前戻しとなる119円台後半でその週の取引を終えています。
クロス円のなかには、雇用統計後の反転で全戻しどころか高値を更新した通貨ペアさえあります。高値の更新は、ダウ理論的には上昇トレンドの定義ですから、あれだけ悪い結果だったのに、結果的に上昇トレンドになったのです。
もちろん、なぜあの動きになったかをよく考え、解釈することは大切ですが、それと同時に考えてもよくわからない場面では、早々にトレードを見送ることも大切かなと思っています。冒頭に書いたのは、そういう意味でのスルーです。
個人的にFXで勝つときというのは、そんなに難しいことを考えなくても、これまでとこれからの相場の流れがスッとイメージできて、少なくとも買うか売るかでは迷うまでもない場面が多い気がします。
FXで上がるか下がるかはしょせん2択であり、これを当てるのは難しくないのですが、どのタイミングで売買するかが難しいため、僕も含め多くの方が苦労しています。逆にいえば、上がるか下がるかも分からないなら、相場の流れについていけてないことが明白なので、トレードは諦めたほうがいいでしょう。
先週の雇用統計が全戻しになったことには、もちろんなんらかの理由があるはずですが、考えてもそれがわからないのならトレードはストップです。情報を集めて答えを探すだけにするか、あるいはパソコンやスマホの取引画面を閉じて別のことをしてもよいでしょう。
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