FX力を鍛える有名人コラム

  • 詳細へ
    2015年3月17日
    量的緩和策導入後のユーロ[松崎美子]
    今年1月の欧州中銀(ECB) 金融政策会合で国債購入を含む量的緩和策(PSPP)が発表されました。そして、先週月曜日の3月9日から、実際にECBと加盟各国の中央銀行が国債購入を実行に移しました。ブルーンバーグなどの報道を読む限り、初日の9日には、ベルギー・ドイツ・フランス・イタリア、そして、スペイン5カ国の10年物国債が購入されたようです。個々の取引規模は、せいぜい1500万〜5000万ユーロと推測されていました。 PSPPの規模 ECBの量的緩和策は、2つに分類されており、合計して月額600億ユーロの購入を、少なくとも2016年9月まで継続することになっています。2つに分類された最初のカテゴリーは、「資産担保証券(ABS)とカバードボンドの購入」となっており、600億ユーロのうちの100億ユーロ分が、毎月購入されます。2つめのカテゴリーが「国債と機関債の購入」となっており、600億ユーロのうちの500億ユーロが充てられます。この500億ユーロの12%に当たる60億ユーロは、機関債の購入となり、差し引き440億ユーロが純粋な国債購入額となります。 1カ月を20営業日として、440億ユー…
  • 詳細へ
    2015年3月16日
    ドルの一人勝ちとユーロの一人負け 「ユーロ/米ドル」はパリティを目指す![雨夜恒一郎]
    「ユーロ/米ドル」崩落は続く!?数日でパリティの可能性も… 今週は17日・18日に開催されるFOMCが最大のイベントだ。向こう2会合は利上げしないことを約束する「忍耐強くなれる」の文言を外し、「ゆっくりとしたペースで利上げできる」などの「利上げ予告」に置き換える公算が大きい。 2月の雇用統計では、寒波や港湾ストなどの逆風にもかかわらず、雇用者数が予想を上回り、失業率が5.5%とほぼ完全雇用に到達した。今後、賃金の上昇に弾みがつくのは時間の問題と見られ、FRBとしては金融政策のフリーハンドを確保するとともに、早期利上げの選択肢も残したいところであろう。世界的に金融緩和が進み、金利の希少性が高まるなか、数少ない利上げ通貨であるドルの一人勝ちが続く見通しだ。 一方、先週はECBの量的緩和開始を受けて、ユーロ圏の金利低下が加速し、ユーロが全面安となった。「ユーロ/米ドル」は、1月に量的緩和を決定した際の安値1.1098ドルを割り込むと下落が加速し、一気に節目の1.05ドル割れまで到達。欧州国債市場では、利回りが過去最低を更新する国が続出し、とくに、ドイツ国債利回りは期近から7年ま…
  • 詳細へ
    2015年3月16日
    いよいよ122円超え?でも、中途半端なところでの買いエントリーは注意[国府勇太]
    先週のおさらいと今週(3月16日〜)の【ドル円】見通し まずは、先週のドル円の動きを見てみましょう。 先週も大きく上げました。 特筆すべきは3月10日。先週指摘したポイントである、第1ポイントの2014年12月8日につけた121.845円を抜け、第2ポイントの122円までつけました。しかし、122円の壁は厚く、その後大きく下げました。 今週の動きは? 大きなトレンドは上。 上がるとしたら先週跳ね返った122円がポイントです。 ここで多くのトレーダーの「買い」と「売り」が錯綜します。 一方の下のラインは120.60円。先週一度も割れていないのでここも意識されます。 今週はこの上下のラインを軸に下のラインに行ったら買う(押し目買い)、上のラインを抜けたら買う(ブレイクアウト)という戦略がテクニカル的にはよろしいかと思います。 ちなみに、122円を明確に抜けたら次は2007年6月につけた124.12円まで明確なラインがありません。こういった場面では122円抜けたらボラティリティが一気に大きくなることが多いです。 いずれにしても、この上下ラインの中途半端なところでのエントリーはあまりおすすめで…
  • 詳細へ
    2015年3月9日
    ズバリ!今週(3/9〜)の為替相場動向[雨夜恒一郎]
    ECB量的緩和開始と米早期利上げ観測ユーロドルは売りの急所! 先週金曜日に発表された米国2月の雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が+29.5万人(前回+25.7万人、修正+23.9万人、予想+23.5万人)、失業率が5.5%(前回5.7%、予想5.6%)と強い結果となった。これを受けて米国債利回りは大幅に上昇し、ドルは対円で一時121円台をつけるなど全面高の展開となった。 雇用統計の詳細を見ると、平均賃金の伸びが1月の+0.5%から+0.1%(前月比)へ鈍化し、労働参加率が62.9%から62.8%へ若干低下するなど、若干ネガティブな部分もあるが、悪天候や港湾ストの影響が危惧されるなかで、この結果は大健闘したといえる。来週に迫ったFOMCでは、向こう2会合の金利据え置きを約束する「忍耐強くなれる」の文言を外し、利上げ開始に向けた地ならしに着手する可能性が高まった。 しかし、労働市場のグッドニュースは株式市場にとってのバッドニュースでもある。失業率が2008年以来の水準に低下し、完全雇用に近づいたことで、早期(6月)利上げの可能性(株式市場にとっては警戒感)が高まってきたからだ。先週…
  • 詳細へ
    2015年3月9日
    【ドル円】先週のおさらいと今週(3月9日〜)の見通し[国府勇太]
    先週のおさらい(日足チャート) 先週のドル円の動きを見てみましょう。 先週は大きく上げました。 先週指摘したのは、120円と120.50円。まず、120円は週明け早々の3月2日の月曜日に抜け、さらに120.50円は3月6日の雇用統計で「ズドン」といきました。 今週の動きは? 今回120.50円を抜けたことにより、次に目指すのは121.845円。2014年12月8日につけた高値です。 そして、ここを抜けるとつぎの目標はいよいよ122円です。 一方のサポートラインは前回抜けた120.50円。 このように、一度抜けたレジスタンスがサポートとして機能することはよくあります。 以上から、方向的には上。損切りラインは120.50円。利益確定は、ボリンジャーのσ3のバンド幅が3.83円なので、その30%の1.15円を今週ワントレードで取れればとても優秀です。戦略として、下位時間軸(1時間足など)のチャートでオシレーター系のテクニカル分析をつかってなるべくサポートに近いラインでエントリーをするという方法も有用です。 どこでエントリーするとしても、「目標利食い>損切りライン」のトレードをこころがけましょ…
  • 詳細へ
    2015年3月4日
    欧州中銀(ECB)理事会の見所[松崎美子]
    3月5日(木曜日)に、今年に入って2回目のECB金融政策会合が開催され、ドラギ総裁の定例記者会見が実施されます。昨年までは、毎月開催されていた理事会ですが、今年に入ってからは6週間に一度となったためか、今まで以上に毎回の理事会への注目度が高まったように、私は感じます。 1月の理事会を振り返る 1月の理事会では、国債購入を含む量的緩和策(QE)が発表されました。主な内容は… 3月の理事会・ドラギ総裁記者会見での注意点 1月のQE発表を受け、今月の理事会では、QEの詳細について不透明な部分について、ECB理事達やドラギ総裁が、どのような言葉で説明してくれるのか? が焦点となりそうです。 QEのスタート時期 3月からQEが開始されることはわかっていますが、実際に「どの日」からスタートされるのかがわかりません。この疑問について、最近クーレECB理事は、「購入は、3月の最初の2週間の間に開始される」と述べています。 たぶん、5日の理事会前にはスタートしないでしょうから、早ければ、翌日の3月6日、マーケットの予想が一番高くなっているのが、来週月曜日である3月9日です。 マイナス金利の国債も購入対象…
  • 詳細へ
    2015年3月2日
    ズバリ!今週(3/2〜)の為替相場動向[雨夜恒一郎]
    強い米国雇用統計とFOMCの文言変更を先取りする動き 今週は金曜日に発表される2月の米国雇用統計が最大の注目イベントだ。前回1月の雇用統計では、NFP(非農業部門雇用者数)が+25.7万人と予想の23.0万人を上回り、過去2カ月分が合計14万7千人も上方修正された。また、平均時給は前月比+0.5%と予想(+0.3%)を超える上昇を示した。現時点での予想コンセンサスは、NFPが+24万人、平均時給は+0.2%となっている。 イエレンFRB議長は先週の議会証言で、「時期尚早の利上げは景気回復を阻害するリスクがある」など利上げに慎重な姿勢を示す一方で、「文言修正は必ずしも2会合後の利上げを意味しない」と述べ、もし、3月FOMCで「忍耐強く」の文言に変更があったとしても、必ずしも6月に利上げするわけではないことを示唆した。逆にいえば、3月FOMCで「忍耐強く」の文言を変更する可能性があるからこそこの発言が出てきたともいえる。 というのも、労働市場が今後も1月のようなペースで拡大を続け、賃金インフレ圧力が高まれば、いかにハト派が主流のFOMCといえど、いつまでも忍耐強くはいられないからだ。FRB…
  • 詳細へ
    2015年3月2日
    今週は雇用統計!ズドンはあるか?120円目前!その後は120.50円を強く意識[国府勇太]
    先週のおさらい(日足チャート) 先週のドル円の動きを見てみましょう。 先々週の記事で「下ひげが目立つ」と述べました。つまりテクニカル上は上と述べたように、少し上昇した週となりました。ただ、まだまだ上昇幅は少ないです。これでは「ズドン」とは言えません。 今週の動きは? この上昇によって、120円目前となってきました。ここ数日値動きが少なかったので、120円にかなりたくさんのオーダーがあります。一般的にレンジ相場の場合、その上下のわかりやすい価格にどんどんオーダーがたまっていく傾向があります。そして、一度そのオーダーを抜けると一方方向へ進みやすいです。 なので、まずはこの120円を超えるかが第一関門。 その後は先週から指摘している120.50円のラインです。 ここを抜けるとさらなる上昇も考えられるのでロングもあり。さらに動きがでるということはボラティリティも高まり、より利益を取りやすくなるということです。 「あまり動きがないときはじっとして動いてから仕掛ける」というのは勝てる人のパターンです。口でいうのは簡単なのですが、チャートをみてじっとしてるのは思っている以上に難しい!少しでもそんなト…
  • 詳細へ
    2015年2月24日
    テクニカル分析より大事!FXにおける「リスク管理の方法」とは?[国府勇太]
    現役ディーラーが教えるリスク管理方法 ワイジェイFXディーリング部の国府勇太と申します。今回は、みなさんにディールのちょっとしたポイントをお話させていただきますのでご参考になればうれしいです。 さて、現在、FX会社でディーラーとしてお客様の取引を見ていると、「あること」ができていないお客様が本当に目立ちます。エントリーとかは「すごくうまいな!」というお客様はよく見かけるのですが、それでも「あること」ができていないため資産を減らすことも散見されます。 リスク管理ができていない人ばかり 「あること」とはリスク管理です。実にこのリスク管理ができていない人が目立ちます。リスク管理のダメな例は2つに集約されます。それは・・・ ・資産に対してポジションを持ちすぎること ・損切りが甘すぎること(ひどい場合は塩漬け) 例えば、資産10万円しかないのに、1回の取引で3万円も4万円も損するような取引を繰り返す人。そうすると、3回、4回負けただけで全資産がなくなり市場から追い出されてしまいます。 期待値の高いゲームとは? 勝つ確率が55%のゲームがあります。勝てば掛け金は2倍。1回100円。 そうすると期待…
  • 詳細へ
    2015年2月24日
    ギリシャ支援期限4ヶ月延長[松崎美子]
    1週間に3回もユーロ圏の財務相達が集まり、協議に協議を重ねたギリシャ支援期限延長問題。今回のギリシャを巡る欧州側とギリシャ側の攻防には目を見張るものがありましたが、先週金曜日には、とうとう【ギリシャ支援、4カ月延長へ】というヘッドラインが流れ、「おや!ギリシャの勝利なの?」と思わせる瞬間がありました。しかし、内容を調べるとまったく見当違いの第一印象でした。 最初に折れたのは、ギリシャ ギリシャ問題の解決の目処がつかなくなってきた先月末くらいから、ギリシャの銀行からは、毎日3億ユーロくらいの預金引き落としがあったそうです。週にして、10億ユーロくらいですね。しかし、Grexit(ギリシャのユーロ圏離脱)の可能性が高まるにつれ、先週金曜日には、一日で10億ユーロの預金引き出しとなってしまったようです。欧州中銀(ECB)はギリシャに対し、密かに「資本規制を敷くことを薦める」という伝言を送っていたといわれていますが、それだけはどうしても避けたいツィプラス首相は、やむを得ず、期限延長に合意するよう、ファルファキス財務相に伝えたようです。 今週が最初の山場 今回の「4カ月延長」に関しては、いくつか…