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トラッキングトレード入門|第5回 トラッキングトレードが注目される理由[斉藤学]

※この記事は、FX攻略.com2016年10月号の記事を転載・再編集したものです

コツコツ増やした利益が一気になくなった方もいたのでは?

昨年末に1ドル120円台だった「米ドル/円」は、年明けから下降トレンドが続いて半年足らずで100円の大台を一時割れてしまいました。欧州連合(EU)離脱の震源地となったポンドにいたっては、180円台から130円を割れるなど、高値から5000pipsも暴落しています。

2013年4月、日銀による大規模な金融緩和でスタートしたアベノミクスですが、4年目に入りこれまでのように順風満帆というわけにはいっていないのが現状です。FXで勝つ人は全体の5〜20%程度、さらに5年続けて収支がプラスとなる投資家はほんの1%程度といわれており、今回の暴落はアベノミクスによる上昇トレンドが3年以上続いた段階で警戒しておくべき出来事だったといえるでしょう。

【トラッキングトレード入門 連載記事】
第1回 暴落時は相場追尾型のトラッキングトレードで稼ぐ![斉藤学]
第2回 テクニカル分析の組み合わせでトレンド察知![斉藤学]
第3回 ファンダメンタルズ分析で相場を見極めトラッキングトレードで追尾[斉藤学]
第4回 要人発言やイベントに注目し、トレンドをつかむ![斉藤学]

英国民投票前後に何と7645.4pips獲得!


トラッキングトレード 米ドル/円の獲得利益(2016年6〜7月)

FXブロードネットのトラッキングトレードは、今年に入ってからも抜群の成績を残しています。例えば、6月23日に行われた英国のEU離脱を問う国民投票で、予想外の離脱派勝利によりマーケットは大きく下落しました。

「米ドル/円」は、6月から7月上旬までで110円から一時99円へ1100pips下落したのですが、このときトラッキングトレードのショートで7645.4pipsも獲得できました。これは、1万通貨の取引で76万4540円の利益になります。特に、英国民投票の結果が出た6月24日の乱高下で、実に1395.3pipsもの利益獲得に成功しています。

英EU離脱に伴う「米ドル/円」の100円割れは衝撃的で、多くのストップロスを巻き込んだためボラティリティは極めて高くなり、裁量トレードでうまく対処するのは非常に困難だったといえるでしょう。

このような場面では、FXブロードネットのトラッキングトレードのような機械的に利食い・損切りを行ってくれる売買が大変有効です。しかも、イフダン注文を繰り返して細かく利益を獲得してくれるため、通常のトレードに比べ圧倒的な利益が確保できるのです。 

リピート注文の進化形「トラッキングトレード」

一度注文を出すと、それを何度も繰り返してくれるリピート注文ですが、これをさらに進化させたものが前述のトレードで利用したFXブロードネットの「トラッキングトレード」です。

FXブロードネットのトラッキングトレードについてもっと詳しく知りたい方はこちらをクリック!
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通常のリピート注文は、レンジを抜けてしまうと再調整する必要があるため、常に監視しなければなりません。しかし、このトラッキングトレードは「相場追尾型」なので、相場がボックスを抜けてしまったときにリピート注文の設定がそれに合わせて追尾してくれます。そのため、ある程度ほったらかしでも利益が積み上がっていくのが大きな特徴になっています。(図1)

さらに、仕掛ける注文数や値幅、損切りが「自動計算」されるところもポイントです。通常のリピート注文ですと、仕掛ける幅を3円にするのか5円にするのかといった設定幅や、その間に何本の注文を仕掛けるのかも決めなくてはなりません。

例えば、1円幅で3本と大きめに仕掛けることや、10銭幅で10本と細かく狙っていく仕掛けも可能で、組み合わせは無限に存在します。このとき、仕掛ける本数は資金量と大きく関わってくるため、資金量に対して仕掛ける本数が多すぎると、予想した向きと反対方向に相場が動いたとき、含み損が拡大して全ての注文が強制決済されかねません。

ところが、トラッキングトレードはこうしたリピート注文数を自動で計算してくれるので迷う必要はありませんし、対象資産に対して最適な数値を出してくれるため資金管理もある程度お任せできるようになっているのです。

また、手数料も通常は片道200円かかるところ、現在は手数料無料キャンペーンが行われており、完全無料で利用することができます。ドル円スプレッドは業界最狭水準の0.3銭、通貨ペアは何と24通貨ペアとなっており、他業者のリピート注文系に比べ使い勝手の良さが特徴です。

今年に入ってから、急激な為替レートの変動でトレードがうまくいかない、と感じている人は、利食いや損切りがきちんとできていないことが主な原因かもしれません。8月は英中銀が利下げや追加緩和を行う可能性が高く、年内の米追加利上げも再び注目を浴びる中、今後もボラティリティの高い地合いが予想されます。そういった難しい相場環境で、感情を排して機械的にトレードし相場を追尾してくれる「トラッキングトレード」も、投資の選択肢の一つに入れてみてはどうでしょうか?

※この記事は、FX攻略.com2016年10月号の記事を転載・再編集したものです
※この記事に記載されている情報は原稿執筆時のものであり、現在のものとは異なる場合があります

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