リアルなトレード成績を丸出しにしてみました
いつかのこの連載で、平野朋之さんに教えてもらった、逆指値の考え方を取り入れたトレード手法を実践していて、なかなか調子が良いぜ、ってことを書いた気がします。あれから数か月が経過しましたが、いまだ取引は好調であります。
2017年3月10日時点で107日が経過(土日含む)、トレード回数が75回で50勝25敗の勝率66.6%、これまでに541.5pipsを獲得しており、PFは1.36、リスクリワードレシオは0.68となっています。勝率が高めですが、リスクリワードレシオは1を切るのが特徴です。
損益のグラフもそれなりの右肩上がりになっていて、これを眺めてニヤニヤするのが日課となっています。
複数のトレードをごちゃ混ぜで収拾つかず
さて、これらの数字は、このコラムを書くために、今計算したものではありません。日々のトレードを記録しているグーグルのスプレッドシート上で、自動計算されるように式が入っているので、それをそのまま書き出しただけです。損益のグラフも、収支を打ち込めばすぐに更新されます。
データをちゃんと記録する重要性に、最近あらためて気づかされているわけです。ちょっと前までは、いろいろな手法や突発的な思いつきのトレードまで、全部一つの口座で記録をせずにごちゃ混ぜでやってました。
たしかにその口座の損益を見れば、僕自身の総合成績は分かります。でも、手法ごとにどうういう成績になっているかは分からないですよね。今考えれば当たり前なんですが、ある手法で負け始めると、それ以外の上手くいっているであろう別のやり方まで、だんだん自信を持てなくなっていくことは発見でした。結局、口座資金でしか現状を把握できないので、「あれ?俺ちゃんと勝ってる?」状態になるわけです。
そういえば、いろいろなFXの先生が、手法ごとに記録を別にしなさい、とおっしゃっていた気がします。その有効性を、ようやく実感できたというわけです。
利益の日割り計算は未来予想図といえます
それともう一つ、利益を日割りにするのは面白いですね。自動計算される経過日数で、総合収支を割ることで、1日あたりの儲けが分かります。
今のところ、1日あたり約5pipsの儲けとなっています。クロス円なら、1万通貨取引で500円、10万通貨取引で5000円の日当となります。こう考えるとリアルですよね。そして、将来的にこれくらいの枚数でトレードしたいという、資金サイズの目標も明確になります。10万通貨取引なら、毎日美味い酒が飲めそうです。
あと、日割りの獲得pipsが分かることで、これをできるだけ大きくしていこうという目標も生まれます。どんなトレード手法も、時代や相場の状況に合わせて、改良や微調整が必要なはずですからね。
といった感じで、楽しみながらFXをやりつつ、仕事や趣味に没頭している日々です。今後は、この手法を続けつつ、第2のトレード手法はないものかと、いろいろ情報を集めていくつもりです。損益グラフの角度をもっと急にしたい、1日あたりの獲得pipsをもっと増やしたい。ここは貪欲にいきましょう。
FX会社の方たちは、トレードをしてはいけないルールですからこそ、メディアの僕らはトレーダーであるべきだと思っています。FXほど、やらないと分からないものはないですからね。世間でFXをディスってる人たちは、たぶんトレード未経験ですよ。
(FX攻略.com WEB編集長 鹿内武蔵)
※この記事は、富士山マガジンサービス読者限定FX攻略.com編集部便りに掲載されたものを加筆・編集したものです。
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\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |