「米ドル/円」は三角保ち合いの持続期限が徐々に近づく…
「米ドル/円」が置かれた状況は相も変わらず、昨年12月初旬あたりから形成されている三角保ち合い(トライアングル)の状況が続くなか、上値は一目均衡表(日足)の「雲」上限と21日線にガッチリと押さえられ、一方で、下値はなおも117.20-40円あたりで支持されている。ただ、徐々に下方向へのバイアスがかかり始めているようにも見え、今後117.20円処を明確に下抜けると、いったんはトライアングルの下辺水準を試す可能性もあろう。ちなみに、「米ドル/円」の日足「雲」は今月半ばにかけてその幅を一気に縮め、ほどなくネジレが生じる。その頃にはそろそろ保ち合いが終了し、一定の方向性が出てくる可能性もあるだろう。
トライアングルの持続期限は徐々に近づいてきている。仮に下放れた場合は、昨年11月4日に空けた「窓」を意識した展開となる可能性もあるものと思われる。逆に、上放れた場合でも、当面は120円台を回復することもなかなか難しそうである。
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