トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
米中の貿易摩擦が過熱しています。トランプ大統領は中国が報復措置を取れば2000億ドル相当の中国製品に関税をつけるとし、さらに中国側も報復措置を取ればさらなる対抗措置をとると発言したことでマーケットはリスクオフ一色の展開となっています。また、6月24日(日)にトルコの大統領選を控えてトルコリラ関連でマーケットは警戒態勢を強めています。不透明要素が強いため、警戒レベルを最大にしておきましょう。
米中貿易摩擦は限定的?
米中貿易摩擦が加熱しています。しかし、マーケットも慣れたもので極端なリスクオフにはなっていません。何度か経験してきたトランプ流のやり方で、無理難題を突き付けて落としどころを探していく手法です。
その都度リスクオフで反応しますので軽視はできませんが、今のところ下落トレンドにまで発展するようには思えません。
短期勢も売り込む理由がなくなったころショートカバーしてくるほか、日米の金融政策格差が再び意識され緩やかに上昇というシナリオがきれいです。とはいえ米中貿易摩擦がある以上、上値を積極的に攻めることもできないため、レンジを109.50円-111.50円としたボックス内での取引が有効と考えます。
↓↓ 【FX攻略.com限定】新規口座開設(無料)&1lot取引で月刊FX攻略.com3か月分もらえる!! ↓↓
トルコ大統領選に向けて警戒レベルを最大に
トルコの大統領選と総選挙が6月24日(日)に実施されますので簡単に整理しておきましょう。
大統領選に立候補しているのは6人で構図としては「エルドアン大統領VS他の候補者」といったところです。現在のところ世論調査では、エルドアン氏が50%前後、インジェ氏が30%前後、アクシェネル氏が15%前後、デミルタシュ氏が10%前後でエルドアン大統領優勢の展開となっています。しかし、接戦であることに間違いはなく、大統領選挙において単独過半数を獲得した候補者がいない場合、7月8日(日)の決選投票となります。決選投票となった場合は、エルドアン大統領が負けて野党連立が実現するとの見方もあります。
ではだれが勝つとどうなるのか?
まず、エルドアン大統領が勝利した場合はトルコ安が予想されています。インフレ圧力が高いトルコにもかかわらず金利を下げようとするエルドアン大統領の言動からトルコリラが売られている経緯があるからです。一方、他候補者が買った場合、エルドアン大統領の勝利をマーケットがある程度織り込んでいるため、その反動でトルコ高が予測できます。
選挙の結果ですが、現時点では6月26日(月)午前2時頃(日本時間)にトルコテレビ協会から暫定結果が発表される予定となります。情報を一旦整理してみましたが、選挙ですから最終的になにが起こるかわかりません。現時点でひとつだけわかっていることと言えば月曜日のオープンは間違いなくリクイディティがないということです。ただでさえオープンではレートを提示したがらない銀行が多いなか、不透明な大統領選であればなおさらです。当日は間違いなくインターバンクのスプレッドが拡大します。プライスを出せない可能性もあります。警戒レベルを最大にあげて可能であればポジションを縮小してリスクから身を守るべきだと考えます。
★スプレッド業界最狭水準宣言。★
みんなのFXなら主要6通貨ペアすべてのスプレッドが業界最狭水準!
米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/米ドル、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円
これら主要通貨が常に低コストで取引できます!
▽ぜひチェックしてみてください▽
https://min-fx.jp/
【ご注意】
※記載の内容は投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではございません。
※投資に関する最終判断は、お客様ご自身の判断でなさるようお願い致します。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性、完全性を保証するものではございません。
※当サービスに基づいて被ったいかなる損害についても、トレイダーズ証券及び情報提供元、関連会社は一切の責任を負いかねます。
※いかなる目的を問わず本情報の複製、転送及び販売を固く禁じます。
↓↓ 【FX攻略.com限定】新規口座開設(無料)&1lot取引で月刊FX攻略.com3か月分もらえる!! ↓↓
【関連記事】
・買いスワップポイントが何と100円!トルコリラ円の取り扱いでいま熱いのはトレイダーズ証券!!
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
---|---|
約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |