いつもご愛読ありがとうございます。このたびは、このようなご質問をいただきました。
「誰かが見ているようだ」とのことですが、もちろん、見ていることはありません。しかし、同様のご質問をいただくことも多々あります。では、なぜそうなるのかです。買った途端に下がり、売った途端に上がるわけです。言い換えれば、この方の逆ポジションを取れば大勝ちができますね。私はこの理由がよくわかります。この方の間違っているところはエントリーポイントです。たとえば、ロングポイントですが、狙い方として「地」だと思っているはずです。なぜそのポイントを地だと思ったのかです。
このご質問者さまは、1時間に数度のトレードをするデイトレード型です。チャートを眺めていたら、何度か同じレートで山と谷をつくっていたそうです。たとえば、「ドル/円」98.00~98.40をいったりきたりを繰り返していれば、98.00円で買い、98.40円で売り、を取りたくなるのは当然かもしれません。この方も同様で、98.00付近での反発を繰り返していたので、地だと思い、ロングを取ったようです。しかし、この方の場合は、今まで98.00円で反発してしたのに、97.00円まで下がってしまった例です。上昇するはずなのに、しなかった。ロングを入れた途端に下がってしまった。これが理由です。
98.00円~98.40円で山と谷を形成するとはどういうことかです。これは、上値抵抗98.40円で効いて、下値抵抗98.00円で効いているレンジ相場なのです。レンジはいつかブレイクします。ブレイクした方向に大きく動く可能性があります。私であれば、レンジでは狙わずに、ブレイクしたところでショートを入れます。これがトレンド型のトレードといいます。順張りを意識することにより、大きな勝ちを得ることが可能になります。この「大きく勝つこと」こそトレードの基本となります。
添付のチャートを見て下さい。「ポンド/ドル」の1時間足チャートですが、下降トレンドラインをブレイクした後のロング、上昇トレンドラインをブレイクした後のショート、それぞれエントリーポイントを入れこみました。質問者さまは私の書いたポイントで逆ポジションを取っているのです。だから、反対の結果になるのでしょう。トレンドラインを意識することで、この悩みは解決されることと思います。以上、お役に立てていただけましたら幸いです。(月刊FX攻略.com 2012年12月号)
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