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仮想通貨通信|2021年暗号資産(仮想通貨)市場の展望と期待[オオヒラ]

仮想通貨通信|2021年暗号資産(仮想通貨)市場の展望と期待[オオヒラ]

※この記事は、FX攻略.com2021年2月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

2020年の仮想通貨市場

 今回は、年末にこのコラムを読む皆さまに対して、翌年2021年の暗号資産(仮想通貨)における展望についてご紹介していきたいと思います。

 2020年は非常にたくさんのことがありました。3月に新型コロナウイルスによる金融市場の暴落があり、ビットコインは一時50万円近くまで下落。しかしながら、その後11月末には200万円を記録するなど、他の金融資産に比べて非常に高いパフォーマンスを見せています。

 7月にはDeFi(分散型金融システム)の需要により、DeFi銘柄(ユニスワップ 、カイバーネットワークなど)が高騰し、それに併せて多くの仮想通貨も値上がりしました。そして、10月には世界的決済会社のPayPal(ペイパル)がビットコイン決済を導入。この2020年末、ビットコインは2017年末のバブル水準と同程度の価格になっています。

ビットコインが決済として普及する可能性

 ペイパルが2020年にビットコインを含む仮想通貨決済を導入しましたが、ダン・シュルマンCEOは「投機や貯蓄手段としてバイ&ホールド(買って保有)されるよりも、これからは実際にビットコインを決済などに使用する場面が増えることになり、またその上でペイパルも役目を果たす」と2021年以降の展望を語っています。

 ビットコイン決済について、もう一つ注目しておきたいのは、NY証券取引所の親会社であるICEが運営する仮想通貨取引所Bakkt(バックト)です。バックトは2020年からビットコインを含む決済システムを進めたいと語っていました。2020年に実現はしませんでしたが、バックトはスターバックスやマイクロソフトと提携しており、2021年に仮想通貨決済について何か動きがあるのではないかと考えています。

法定通貨のインフレ懸念からの企業のビットコイン購入

 2020年は、新型コロナウイルスを契機に経済情勢が悪化し、補助金や給付金のために多くの法定通貨が発行されました。そのような状況にあることから、将来的にインフレとなって価値の下落を招くと見ている投資家が増えているのが現状です。2020年にマイクロストラテジー社やスクエア社がビットコインを買ったのも、インフレのヘッジとして株や債券などの選択肢の中でもビットコインがデジタルゴールドになる可能性が高いと見ているからです。この流れは、2021年に加速するのではないかと感じています。

 ドルについても、ワクチンが普及すれば経済への楽観視から価値が低下するといわれており、そうなるとビットコインや金などの安全資産の価値の増加が加速する可能性があります。

 ビットコインの供給量は21万枚と決められており、既に18万枚以上が発行されています。機関投資家を含めて、今後ビットコインを持つ人が増えてくると、さらにビットコインは供給量不足に陥るため、一気に需要が高まって価格を押し上げると見ている専門家もいます。

 ホリエモンこと堀江貴文氏は、2018年7月のホリエモン仮想通貨祭にて「ビットコインは、ある日突然Amazonなどで使われることになるかもしれない」という発言をしており、一気にビットコインの需要が高まる起点がどこかにあるのではないでしょうか。

ビットコインETF

 ビットコインETF(上場投資信託)については、2020年大きな動きがありませんでした。ビットコインETFはビットコインに連動した金融商品で、もし上場すれば多くの株式投資家や機関投資家がビットコインを買う契機になります。

 以前、金が米証券取引委員会(SEC)からETF認可されたときには大きな高騰となりました(チャート①)。SECの長官は、これまでビットコインETFを否決してきましたが、2020年末に役員を降りることになっており、次の長官の動向に注目が集まっています。

金とビットコインのチャートを比較

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イーサリアムのプラットフォーム

 イーサリアムの大規模アップデート「イーサリアム2.0」が2020年12月より開始されます。将来的に処理速度がアップする計画となっており、イーサリアムベースでシステム化されたDeFiなどの取引の向上が見込め、さらに市場の取引(レンディングやステーキング)が活性化すると考えています。

ビットコインの価格予想

 ビットコインの価格予想については、現在非常に強気なものが目立っています。仮想通貨の価格予想モデルであるストック・フロー比率(S2F)モデルの考案者であるPlanBは、2021年12月までに10万ドル~28万8000ドル(1000万円~3000万円)の範囲に到達するとしています。これは前述の通り、ビットコインの供給量が減ることにより価格が押し上げられるという理由です。

 また、仮想通貨の有名な投資会社ギャラクシーデジタルのCEOであるマイク・ノボグラッツは、2021年に600万円~700万円まで上昇すると予想しています。

 ビットコインは2020年に50万円から200万円まで上昇し、4倍のパフォーマンスを見せたように、需要が加速すれば2021年に400万円や500万円に到達するのではないかと個人的に見ています。2020年に大きく高騰したビットコインは、まだ世間には認知されているとはいえませんが、これが認知されるようになったとき、デジタルゴールドとして人々が買いたくなるほどに輝きを増しているかもしれません。

※この記事は、FX攻略.com2021年2月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

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ABOUT ME
オオヒラ
おおひら。FX歴は2009年から、仮想通貨歴は2015年から。仮想通貨投資とこれまでの経験を活かして、大手メルマガサイトや投資サイトで仮想通貨情報を配信中。数多くの個人投資家ネットワークに参加しており、多くの投資家から得た知識を展開しています。初心者から学べる仮想通貨投資情報サイトを2016年から運営中。
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