大橋ひろこ

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    2014年11月4日
    天井を見極める術は?!リスク軽減が可能なVIX指数を追え[大橋ひろこ]
    為替相場がトレンドを形成し、どんどん上昇した際に、何をもって天井となる瞬間を導き出せばいいでしょう。 勢いのあるトレンドの末期にテクニカル分析は通用しません。買われすぎを示したまま張りついてしまいますね。 天井の瞬間をとらえることは非常に困難ですが、ヘッジファンド勢が常に見ている指標に、ボラティリティ・インデックスがあります。 ボラティリティというのは、価格の変動の激しさを表す言葉ですが、ボラティリティが高いときというのは、相場が安定した状態ではないということです。何か問題が起こって相場が急落したり、突如大きなニュースが出て急騰したりすれば、ボラティリティは上昇しますね。 しかし、急騰、急落はそれまでの平均値から大幅に乖離してしまうことでもあるため、その直後に一転急落したり、急反騰したりするリスクも高いのです。 ヘッジファンド勢はボラティリティが高まると、こうしたリスクを回避するため、保有していたポジションを減らすとされています。ボラティリティが高まれば、自動的にこれまで買っていた資産を売る、あるいは売っていた資産を買い戻す行動を取るということですが、ファンド勢がいっせいにこうした行動…
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    2014年6月19日
    複数のテクニカル分析を使ってトレードしてもいいの?![大橋ひろこ]
    これさえやっていれば絶対勝てる!というトレード手法は存在しません。 ある一定の時期限定で的中率が驚異的に上がるテクニカル・インジケータもありますが、相場の地合いが変化すればそれも続きません。 レンジ相場なのか、トレンド相場なのかで使えるテクニカル・インジケータは違うため、現状がトレンド相場なのかレンジ相場なのかを見極めることが肝要となって来ますが、こればかりは後になってみてわかるものなので、レンジだと思って逆張りでエントリーするものの、レンジをブレイクしてしまって失敗することもあれば、トレンド誕生だと思って順張りでエントリーしても、折り返してきて失敗することもよくありますね。 テクニカル分析において、あれこれ浮気せずに、ひとつのインジケータでトレードしたほうがいい、という指摘もよく聞かれますが、私はそう思いません。 今、何が機能しているかは相場の地合いによって違うため、ひとつのテクニカル分析だけではトレード機会が少なすぎるからです。 トレード機会が少ないと、売買サインが点灯するのが待てずに、派手な値動きについ値頃でついていきたくなる衝動を抑えることが難しくなるのです。 研究を重ねて、自…
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    2013年9月11日
    勝ち組トレーダー思考に切り替えよ![大橋ひろこ]
    勝ち残り続けているトレーダー100人に聞けば、100人が「資金管理」が最も大事で「ストップロスは必ず置く」と答えます。ところが、これがなかなかできないもの。 ストップ注文で損切りが確定した後、結局、また戻ってしまって、利益が手にできたのに……という経験を何度も繰り返すことで、損したのはストップ注文を置いたせいだと考えてしまったり、ポジションを取ってもストップに引っかかってばかりで、「ストップロス貧乏」になってしまい、資金がどんどん減ってしまうのが嫌だという心理が働いたりするからですが、それはストップを置かなくても、資金がどんどんなくなる人のトレード思考です。 要するに、エントリーポイントが悪い。ストップを置かなければ助かったという相場は、「たまたま」そうだっただけで、たいていはストップのおかげで助けられているのです。どうしても損失となった悔しさばかりが記憶に残っていきがちですが、助けられたことは印象に浅いものなのです。 また、ストップロス貧乏となって、投資資金がどんどん減ってしまう、という悩みも解りますが、それが当然のことなのです。どんな商売でも、利益を計上しようと思うなら、先行投資が…
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    2013年4月20日
    ギャップができる、窓が開く[大橋ひろこ]
    為替市場でも週末を挟んで、週初の取引開始時点に価格が飛んでしまうことがままあります。これを「ギャップができる」とか「窓が開く」などと表現します。 値段が飛ぶような事象は流動性が高く、24時間取引が行われている為替市場ではあまり起こらない現象ですが、市場が閉まっている時間に多くの売買注文が出される株式市場では、窓開けは珍しいことではありませんね。 為替市場の場合、土日の休日中に起こったイベントや、重要な経済・金融の決定事項が月曜日の朝一番の価格に反映されるために起こります。 私たち個人投資家がFX取引をスタートできるのは、月曜の朝6時から7時くらい(業者によって異なる)ですが、為替市場がスタートするのはニュージーランド、オーストラリアなどのオセアニア市場がもっとも早く、少し遅れて、世界3大市場といわれる東京マーケットがオープンとなります。 厳密には、インターバンク市場と呼ばれる為替の銀行間取引は、市場全体を管理する機構がないため、比較的自由で、取引時間もとくに取り決めがありません。相手さえいれば、いつもで取引が可能なのです。 基本的には、土・日は参加者がいないので、休場状態になっているに…
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    2013年2月21日
    モルガン・スタンレーの「2013年のマクロ経済びっくり予想」[大橋ひろこ]
    毎年1月に出される米著名ストラテジストのバイロン・ウィーン氏による「びっくり10大予想」2012年は、「シェールガス、オイル生産が増え、原油価格は85ドルへ下落する」とか、「S&P500は1400ドルを越える」など、的中率が高かった印象ですが、12月中旬、ウィーン氏の古巣であるモルガン・スタンレーが、「2013年のマクロ経済びっくり予想」を発表しました。 ウィーン氏のびっくり予想と違うのは、「可能性は低いものの、実現した場合の影響が大きい世界経済のリスクシナリオ」ということで、2013年に「警戒すべき17項目」を挙げている点。 いろいろと面白いのですが、すべては紹介しきれませんので、とくに、私が気になった「オーストラリアがリセッション(景気後退)に陥る」という予想についてのみ、考察してみたいと思います。 オーストラリアは2012年1月時点では、4%だった政策金利を4度引下げ、12月現在では3%となっています。 金利を下げて、資金調達コストを下げることで需要を維持しようする金融緩和策をとっているということですから、現状においても、オーストラリア経済が好調とはいい難いのですが、先進…