今回は番外編で、1月31日~2月1日に開催されたFOMC会合について、またお話ししたいと思います。
今回のFOMCで見るべきポイント
ざっと声明文で、見るべき箇所としては、
消費者と企業のセンチメントは最近になって改善した(Measures of consumer and business sentiment have improved of late)
将来のインフレを示す市場ベースの指標は低いまま(Market-based measures of inflation compensation remain low)
インフレ率は中期的に2%に向かって上昇するだろう (inflation will rise to 2 percent over the medium term)
FF金利誘導目標を0.5-0.75%で据え置く(maintain the target range for the federal funds rate at 1/2 to 3/4 percent)
の4つの文章でしょうか。
ただ、これは12月の声明文から特に目立って変化した箇所もなく、注目する指標や目線も、前回から変化させる必要もないかなと思います。
今の主役はトランプ大統領で、金利動向はとりあえず少しおいておくというイメージでしょう。
見方が分かれた証券会社
さて、今回は少し話がずれるかもしれませんが、各証券会社の見方が大きく二手に分かれたのが個人的に面白かったです。
日本を代表するM証券では、3月利上げがやぶさかではないとしました。その理由は、
インフレ見通しでは、「一時的要因剥落と労働市場の更なる強まり」という前提を削除、中期的に2%に回帰を「期待」から「予想」に変え、自信を深めた模様
とのこと。
逆に、外資証券のC社では、引き続き利上げペースは緩やかなものにとどまると予想。その理由は、
今回の声明ではフォワード・ガイダンスもリスク・バランスも変更されていない。
とのこと。
私個人の意見としましては、やはり大きく変更点がないところと、イエレンさんの今までの動きを考えても、C社の見方に軍配があがるかなといったところ。
ただ、目先はトランプ大統領がどれだけ日本の通貨政策に対して口先介入をしてくるかでしょうから、ただの予想遊びですが…。
何度も言いますように、ファンダメンタルズ分析ではこのFOMCの声明文は基本です。
是非、今までのコラムでの知識を活かして、ご自分でも一度は読んでみると良いかと思います。
では、また来週は通常回へと戻ります。
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