今回は、米国独自の中の個人消費関連指標の一つ、ミシガン大学消費者信頼感指数について、お話ししていきます。
ミシガン大学消費者信頼感指数とは?
ミシガン大学消費者信頼感指数とは、消費者の家計や経済状況に対する楽観・悲観の度合いを、調査に基づいて算出した指数です。
調査対象地域はアラスカ・ハワイを除いた48州と、ワシントンDC在住の成人男女500人で、調査対象者は6ヶ月毎に入れ替わるローテーション方式となっており、新規回答者の占める割合は60%となっています。
質問構成は、家計状況・経済状況など約30項目におよび、毎月中旬の金曜日に速報値、月末に確報値が発表されます。
景気が好調な時は100ポイントを上回ることがあり、その場合にFRBの利上げ期待が高まりやすいとして注目されている指標です。
ミシガン大学消費者信頼感指数との向き合い方
さて、どのようにこの指標と向き合っていけばよいのでしょうか。
基本的には単純に、コンセンサス対比でプラスであれば景気上向きということで、ドル買い方向、逆であればドル売り方向と考えて良いでしょう。
ただ、先の説明でみられる通り調査対象がとても少なく、毎月の変動がとても大きい指標です。かつ、お金を出せば20~30分前には事前に数値を知ることができるという話もあり、あまり重要視されていないというのが、現実の所です。
次回に説明する予定の、消費者信頼感指数の方が、より信頼性が高い指数として、覚えておくとよいと思います。
ミシガン大学消費者信頼感指数をFXに活かす方法とは?
実践的には、基本的に無視で良いかと思います。
ボラティリティ自体もそこまで生まれませんし、この指標で大きく方向感が出るという類のものでもありません。
前回と同じく、ポジションを持っている時に、変にボラティリティが出てストップにかかると嫌だなぁという時に事前に利食っておく、という程度の使いかたかなぁと思います。
まぁ、消費者信頼感指数の前の、方向感を掴んでおく、くらいの使い方で良いかと思います。自分の考えに対してノイズになってしまうと思われる場合、完全に無視してしまうというのも一つの手でしょう。
では、次回は個人消費関連指数の最後である、消費者信頼感指数について、お話ししていきたいと思います。
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