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トラッキングトレード入門|第10回 中長期のトレードならトラッキングトレードに勝るものはない①[斉藤学]

※この記事は、FX攻略.com2017年3月号の記事を転載・再編集したものです

【トラッキングトレード入門 連載記事】
第1回 暴落時は相場追尾型のトラッキングトレードで稼ぐ![斉藤学]
第2回 テクニカル分析の組み合わせでトレンド察知![斉藤学]
第3回 ファンダメンタルズ分析で相場を見極めトラッキングトレードで追尾[斉藤学]
第4回 要人発言やイベントに注目し、トレンドをつかむ![斉藤学]
第5回 トラッキングトレードが注目される理由[斉藤学]
第6回 2016年後半の相場もトラッキングトレードでチャンスを逃さない![斉藤学]
第7回 今年残された期間で考えるべきトラッキングトレードの戦略[斉藤学]
第8回 FXの新しい注文方法のひとつ!それがトラッキングトレード[斉藤学]
第9回 トラッキングトレードにできて裁量トレードにできないことを活用してみよう[斉藤学]

景気のバロメーターである政策金利に注目

値動きの天井や底を的確に捉えることができればこれほどうれしいことはありませんが、相場の格言に、「頭と尻尾はくれてやれ」とあるように、値動きの天井や底を捉えることはとても難しいものです。


※ 2016年12月中旬の情報を基に制作した記事です。

2016年を振り返ってみると、「米ドル/円」やクロス円は下降トレンドが続いた年でした。前年の2015年12月に米連邦準備制度理事会(FRB)が9年半ぶりの利上げを行ったものの、その後は追加利上げの目途が立たず、米利回りの低下を招いたことで米ドル安となりました。最終的には、11月の米国大統領選挙終了後に利上げの可能性が急速に高まったことでようやく反転しましたが、それまでは一方的な下降トレンドでした。

また、米ドル以外の通貨も利下げにより売り圧力が続きました。ユーロの政策金利は0.05%から0.00%へ利下げ、ポンドは0.5%から0.25%、豪ドルは2.00%から1.50%、NZドルも2.50%から1.75%へと利下げが行われており、いずれも下降トレンドが継続しています。

この政策金利は、「景気のバロメーター」と呼ばれていて、政府は景気が良くなってくると金利を引き上げて景気を冷まそうとし、反対に景気が後退する場面では金利を引き下げて景気の失速を防ごうとします。

そのため、ユーロやポンド、豪ドル、NZドルなど各国通貨の利下げが続いている間は「ショート一択」でしたが、米国大統領選挙後に米利上げ期待が急速に高まると、「米ドル/円」は115円台を回復しクロス円も円安に連れ高となっていったのです。

政策金利の動きに合わせてみよう

このように、政策金利の流れが相場の方向を作るため、それが分かれば後はエントリーするタイミングを計るだけなのですが、2016年に関しては英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票や、米国大統領選挙のような重要イベントがあったため、ボラティリティが非常に高くなりました。さらに、利下げを行ってもすぐに効果が出るわけではないので、なかなか通貨安にはならず一時的に大きく上昇する場面などもあり、通常の裁量トレードでは思いがけない動きに翻弄されてしまいポジションを持ち続けることは難しかったかのではないかと思います。

しかし、こんなときこそFXブロードネットのトラッキングトレードの出番です。なぜなら、エントリータイミングで神経質になる必要がないのがトラッキングトレードの魅力の一つだからです。トラッキングトレードであれば、システムが過去の値動きから参考値を算出し、それに基づいて注文を全て自動発注してくれるため、相場の天井や底を狙う必要はありません。

特に、中長期のトレードであるほどその傾向は強く、ゆったり余裕をもってトレードに臨むことができるので、2016年はトラッキングトレードの自動発注機能が大いに役立った年でもありました。


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裁量トレードに比べ、安心・安全!

また、FXブロードネットのトラッキングトレードは自動的に損切りを行いながら相場に追随してくれるため、含み損が拡大しないことも大きな特徴です。機械的に損切りしてもらうことによって損失は限定されますし、ナンピン買いのように含み損が際限なく増えてしまうこともありません。

もちろん、損切りによって一時的に損失は発生してしまいますが、その後もリピート注文が機能していきますので早期に損失分を取り戻せる可能性があります。これが裁量トレードであったならば、迷っているうちに損失が膨らんでしまい、耐え切れず損切りしたときには資金の大半を失っていた、ということになりかねません。このように、早めに損切りをするからこそ、トータルで利益が出せるのです。

政策金利の動向を探る

それでは、政策金利の動きを予想するにはどうしたら良いでしょうか? 多くの参考指標があるため判断に迷ってしまうかもしれませんが、各国の中央銀行総裁の発言や議事録だけをチェックするだけでも、ある程度予想することが可能です。特に、政策金利発表直後の中央銀行総裁の話や議事録、声明文を確認すれば、今後の動向が大体予測できます。

例えば、日本や米国や英国であれば、政策金利の決定が多数決で行われるため、前回から反対票数がどう動いたかを見れば一目瞭然です。ユーロや豪ドル、NZドルは中央銀行総裁が比較的明確な発言を行うため、前回と表現がどう変わったかを確認します。

政策金利の決定や中央銀行総裁が発言する日程は決まっており、毎月1度程度しかないので、トレンドを把握するためにしっかり見ておきましょう。

※この記事は、FX攻略.com2017年3月号の記事を転載・再編集したものです
※この記事に記載されている情報は原稿執筆時のものであり、現在のものとは異なる場合があります


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