- 長期足・中期足で流れを確認
- EMAの配置でトレンドを把握
- ストキャスティクスで売買
※この記事は、上昇局面のロングを想定して解説しています。下降局面のショートでは、その逆のルールとなります。
FX手法解説
日足と1時間足で流れを見る重要性
ここ最近で一気に活躍の場が増えてきたもちぽよさんが、一番得意とするトレードスタイルは、1分足を用いたスキャルピングです。
とはいっても、1分足だけでトレードをするわけではありません。まず最初に、日足と1時間足を見て、全体の流れを確認します。これらの時間足の流れに乗った方が利益が出やすく、また長い時間足のサポートやレジスタンスは短い時間足にも強い影響を与えるからです。
1分足の流れをつかむための軸として利用するのが、3本のEMA(指数平滑移動平均線)です。80・240・960の3本が上から下に向かって並んでいれば(パーフェクトオーダー)、押し目買いを狙っていきます。
なお、3本のEMAが交わり合っている場合は、トレンドが出ていない局面なので、基本的にエントリーは避けます。
どれだけの根拠を重ねられるか
もちぽよさんのトレードは、複数の根拠を重ね、確実性の高い場面を見極めていくことに特徴があります。
S−TYPE ZigZagの水平ラインは、影響力が強い抵抗帯を探すためのツールで、線がたくさんある部分は損切りなどの目安になります。使い方が簡単なのもポイントで、設定して表示するだけでOK。
ストキャスティクスは、売り買いのタイミングを教えてくれる有名なオシレーター系指標。もちぽよさんの場合は、やや特殊な使い方をしますが、慣れれば一目で相場のサイクルが分かります。
エントリーはストキャスティクスの10%で機械的に行います。もちろん3種類の時間足から、明確なトレンドがあると判断できることが大前提で、ストキャスティクスだけで闇雲に売買するわけではありません。
利益確定もシンプルで、ストキャスティクスの90%到達で実行します。損切りも簡単で、S−TYPE ZigZagの水平ラインなどから分かる直近の安値を利用します。
なお、この手法は通貨ペアを限定しません。「上位足にトレンドがある」ことを何より重視します。チャートの形ができるだけ条件を満たしているものを選ぶことが大切です。
また、「ボラティリティがある」ことも重要。その時点で、動きに勢いがあるものを選ぶようにしましょう。
ポイント1|長短3種類の時間足で相場の流れや転換点を予測
トレンド確認のルール
- 長い時間足から短い時間足へ
- 日足、1時間足の方向性をトレードの基準にする
- 日足、1時間足のサポートやレジスタンスを意識したエントリ-、イグジットをする
最初に見るのはいつでも日足
必ず長い足から短い足に向かって、時間軸を縮めながらトレンドの流れを確認していくのが、もちぽよさん流のトレンド把握における鉄則です。特に日足で機能している抵抗帯は1分足にも強い影響を与えるため、事前に確認しておくことが大切です。
ポイント2|3本のEMAを見れば環境がシンプルに認識できる
簡易的にしたもちぽよさんのトレード手法は、チャート上に3本のEMA(指数平滑移動平均線)を表示させ、その形でトレンドの流れを判断します。パーフェクトオーダーと呼ばれる、期間の順にきれいに並ぶ場合はトレンドあり。逆に混じり合う場合はレンジと判断します。
ポイント3|水平ラインを見れば影響力の強い抵抗帯が分かる
S-TYPE ZigZagというインジケーターを用いることで、相場で抵抗になりやすいポイントを探ることができます。上のチャートのように、ラインが固まっている部分ほどサポートやレジスタンスになりやすいので、トレードの計画を立てる際の情報になります。
なお、S-TYPE ZigZagは最初からMT4に入っていませんので、その名前で検索してみてください。設定はシンプルで、「水平ライン表示オン」以外は、全てfalse(非表示)にします。
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ポイント4|ストキャスティクスで相場のリズムを視覚的把握
売買のタイミングを計るのに、もちぽよさんが愛用しているのがストキャスティクスで、こちらはMT4にも最初から入っています(Stochasticという名称)。
設定は上の画像の解説を参考にしてほしいのですが、表示するラインは1本だけで、一般的なストキャスティクスのように、ゴールデンクロス、デッドクロスは参考にしません。使い方はいたってシンプルで、上昇して90%になれば売りの、下降して10%になれば買いの材料とします。相場のリズムを判断するのに適した使い方といえるでしょう。
エントリー・決済|根拠がそろうほど強力なエントリーに
新規エントリー
- 長期足から短期足に向かって、同じトレンドの流れになっている
- 1分足の3本のEMAがパーフェクトオーダー
- ストキャスティクスにサインが出ている
- 水平ラインを抵抗帯として活用できている
これらの条件をできるだけクリアしている状態で押し目買い・戻り売りをする
利益確定
ストキャスティクスが90%、あるいは10%に到達したら安全に利益を確定!
損切り
直近の高値や安値を損切りの目安に。ZigZagの水平ラインも活用できる
根拠がそろうほど強力なエントリーに!
エントリーは、できるだけたくさんの判断材料を集めた上で実行します。買いなら買い、売りなら売りの材料、つまり根拠がそろうほど、勝率がアップするからです。利益確定はシンプルで、ストキャスティクスを使います。損切りは近くにある高値や安値、水平ラインを使います。
トレード例①|きれいな上昇トレンドの中で的確に押し目を拾う
抜群のタイミングで押し目買いに成功!
画面外の下方に960EMAがあるため、上昇トレンドと判断し、ストキャスティクスが10%以下になったところで押し目買い。その後は順調に上昇していき、ストキャスティクスが90%以上になったところで利益を確定しました。
トレード例②|明らかな下降トレンドなので売りで正解
戻り売りがしっかり決まった勝ちトレード
上から960EMA、240EMA、80EMAと並ぶ典型的な下降トレンドだったので、ストキャスティクスの90%から戻り売り。その後はきれいに下がってくれて、ストキャスティクスが10%に到達したところで利益を確定しました。
※この記事は、FX攻略.com2018年11月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |