- 戦略のポイント
- 相場の流れを読み優位性を高める
- 上位足を視覚化し傾きの方向を重視
- ポイント1|移動平均線で相場の流れを読む
- ポイント2|マルチタイムフレーム分析とは?
- ポイント3|5分足チャートに上位足の移動平均線を表示
- ポイント4|上位足の移動平均線まで引きつけるのが大事
- エントリー|上位足の移動平均線まで引きつける
- 決済|直近の高値と安値から判断する
- トレード例①|上昇トレンドに乗って利益を獲得!(ポンドドル5分足 2018年4月9日)
- トレード例②|ポンド円取引で流れを読んで利食い(ポンド円5分足 2019年2月26日)
- トレード例③|売りでも優位性の高いトレードを実現(ポンドドル5分足 2019年5月14日)
- トレード例④|予想と逆行し損切りになったパターン(ポンドドル5分足 2019年9月20日)
戦略のポイント
戦略
上位足と下位足の移動平均線でトレンドを見極める
トレード時間軸
5分足+1時間足、4時間足
狙い目の通貨ペア
ポンド系
この戦略のメリット
エントリーの根拠が明確で、リスクが低くなる
新規
1)上位足のEMA(1時間足20EMA、4時間足20EMA)が上向きの間、下位足(5分足)で上昇トレンドになるのを待つ
2)1時間足20EMAまたは4時間足20EMAにタッチ(グランビルの法則を活用)か、5分足のトレンドで細かくエントリーを狙う
損切り
直近の安値に逆指値注文を入れる
利確
直近の高値に指値注文を入れる
※「戦略のポイント」や本文は、上昇局面のロングを想定し解説しています。下降局面のショートでは、その逆のルールとなります。
相場の流れを読み優位性を高める
大人気のゲイトレーダー、もちぽよさんから教わったFX手法は、上位時間軸と下位時間軸の両方の動きを分析し、エントリーの根拠と優位性を高める手法です。メインの時間足だけでなく、上位の時間足がどのように動いているのかも観察することによって、総合的な観点から相場の流れを判断し、トレンドに乗っていくというものです。
例えば、5分足チャートに表示している1時間足、4時間足といった上位時間足の移動平均線(EMA)が上向いていたら上昇トレンドと判断できるので、買い目線でのトレードの方が利益を取れる可能性が高まるということです。
移動平均線を使うだけなので、初心者でも扱いやすいのが特長です。
上位足を視覚化し傾きの方向を重視
エントリーはまず、チャートに表示させた上位足のEMAが上向きになっていることを確認し、次に5分足で上昇トレンドに入るまで待ちます。基本的には、上昇トレンドに入って価格がどんどん上がっていく中で、一時的に下落して上位足のEMAにタッチしたら買いでエントリーします。
損切りは直近の安値に設定しますが、このときにOCO注文を利用しても良いでしょう。一方の利益確定は直近の高値を参考に判断します。過去の似た相場を検証して利確と損切りのポイントを決めるのもありです。
シンプルでありながら、相場の流れを明確に判断できるので、トレンドの流れに乗って利益を取りやすいFX手法です。
ポイント1|移動平均線で相場の流れを読む
最もポピュラーなテクニカル指標
移動平均線とは、一定期間の終値の平均値を線で結んだものになります。この手法で使用するEMAとは指数平滑移動平均線のことで、直近の値動きを重視して算出されているので、現在のトレンドの方向を捉えやすいです。
移動平均線の使い方
移動平均線の傾きが上向きなら相場は上昇傾向、横向きならレンジ傾向、下向きなら下落傾向と判断します。また、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜くゴールデンクロスで買い、逆に短期の移動平均線が長期の移動平均線を下抜くデッドクロスで売り、という使い方もあります。
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ポイント2|マルチタイムフレーム分析とは?
複数の時間軸から相場の流れを読む
マルチタイムフレーム分析とは短期足、中期足、長期足を総合的に分析することです。例えば、短期足では上昇トレンドでも、長期足を見るとレンジ相場ということもあります。また、全ての時間足で上昇トレンドなら、買いの優位性が高いということです。
ポイント3|5分足チャートに上位足の移動平均線を表示
視覚化することで判断要素が明確に!
下位足のチャートに上位足の移動平均線を表示して視覚化することによって、相場の大局的な動きを簡単につかむことができます。短期時間足が下降トレンドでも、上位足の移動平均線が上向いていたら大局的には上昇する可能性が高まります。
移動平均線の傾きを見る
この手法では、5分足チャートに20EMA、50EMA、100EMAの3本を表示し、短期の流れを判断。そして同じチャート上に上位足の1時間足20EMA、4時間足20EMAも表示させて長期の流れを把握します。この下位足と上位足のEMAが全て上向きなら上昇トレンド、逆に下向きなら下降トレンドとみなします。
ポイント4|上位足の移動平均線まで引きつけるのが大事
広い視点をもって売買ポイントを探す
チャートを縮小して範囲を広く見た方が引きつけるべきポイントが分かりやすくなります。また、上位足の移動平均線の傾きがどの方向に向いているのかも視認しやすくなるため、大局的な相場を判断できるというメリットもあります。
引きつけることのメリット
上位足の移動平均線と下位足の移動平均線が上向きになっても慌てず、上位時間足の移動平均線まで引きつけてからエントリーするのがポイント。しっかりと引きつけることによって、価格の押し目や戻りを狙うことができるので、利幅を伸ばしたり、損切り幅を小さくすることが可能になります。
エントリー|上位足の移動平均線まで引きつける
1.上位足のEMA(1時間足20EMA、4時間足20EMA)が上向きの間、下位足(5分足)で上昇トレンドになるのを待つ
2.1時間足20EMAまたは4時間足20EMAにタッチ(グランビルの法則を活用)か、5分足のトレンドで細かくエントリーを狙う
価格と上位時間足のEMAをよく観察する
下位時間足の動きだけでなく、表示している上位時間足のEMAの動きも併せて観察します。ここで重要なのが慌ててエントリーをしてはいけないということ。上位足のEMAにローソク足がしっかりとタッチしてからエントリーを検討しましょう。
決済|直近の高値と安値から判断する
3.<利確>直近の高値に指値注文を入れる
直近の最高値を参考に利確する場所を決めます。過去の高値を判断材料の一つにしても良いです。
3.<損切り>直近の安値に逆指値注文を入れる
直近の最安値を参考にします。自分がどのくらいまで損失を許容できるかに応じて調整するのも良いでしょう。
OCO注文を活用する
上位時間足の移動平均線にタッチしたらエントリーしますが、そのまま下抜けてしまうこともあるので、必ず損切りを入れておきましょう。エントリーと同時にOCO注文で直近の高値と安値に利食いと損切りを入れておけば、チャートに張り付く必要もありません。
トレード例①|上昇トレンドに乗って利益を獲得!(ポンドドル5分足 2018年4月9日)
①1時間足20EMAと4時間足20EMAが上向きであることと、5分足で上昇トレンドになっていることを確認
②1時間足20EMAにタッチしたので買いエントリー
③直近安値に損切りを設定
④利確ラインに到達したので利益確定
トレード例②|ポンド円取引で流れを読んで利食い(ポンド円5分足 2019年2月26日)
①1時間足20EMAと4時間足20EMAが上向きであることと、5分足で上昇トレンドになっていることを確認
②1時間足20EMAにタッチしたので買いエントリー
③直近安値に損切りを設定
④利確ラインに到達したので利益確定
トレード例③|売りでも優位性の高いトレードを実現(ポンドドル5分足 2019年5月14日)
①1時間足20EMAと4時間足20EMAが下向きであることと、5分足で下降トレンドになっていることを確認
②1時間足20EMAにタッチしたので売りエントリー
③直近高値に損切りを設定
④利確ラインに到達したので利益確定
トレード例④|予想と逆行し損切りになったパターン(ポンドドル5分足 2019年9月20日)
①1時間足20EMAと4時間足20EMAが上向きであることと、5分足で上昇トレンドになっていることを確認
②1時間足20EMAにタッチしたので買いエントリー
③直近安値に損切りを設定
④いったん上昇したが再反転し、損切りラインに到達したので損切り
※この記事は、FX攻略.com2020年1月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |