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FX特集

【水平&トレンドライン+MACD】初心者も使いこなせるテクニカルの組み合わせ[不動修太郎]

兼業トレーダーの不動修太郎さんに教えてもらうのは、初心者でも簡単に扱える水平&トレンドラインと、MACDを使った手法。デイトレードだけでなく、スキャルやスイングにも応用が利く、万能型のテクニックです。

※この記事は、FX攻略.com2016年10月号の記事を転載・再編集したものです

不動修太郎さんのプロフィール

不動修太郎の写真

不動修太郎(ふどうしゅうたろう)

国際エコノミスト、為替の講師、執筆者。出版社からセミナーDVD、対談CDを発売。金融取引所、証券取引所、FX業者、投資信託業者などで講演の他、雑誌への執筆、FX・株式のスクール講師を務めている。

公式サイト:不動修太郎の「ニュース報道の裏側」

twitter:https://twitter.com/syutaro_fudo

不動修太郎さんのFX買い合図ポイント

■ 準備するもの

【チャート】
<中長期レンジの分析>週足、日足、4時間足
<スキャル・デイトレ>1時間足以下
【テクニカル】MACD

■ トレードの手順

1. 長期足で現在のトレンドを確認

2. 長期足の方向でトレード(重要指標の有無も確認。発表時は控える)

3. MACDの交差(ゴールデン・デッドクロス)でエントリー

4.<利確>エントリー後の交差
 <損切り>2%ルールにて調整

■ 狙い目の通貨ペア

・基本的に万能。しいて挙げるなら下がる要素がある通貨(ポンドやトルコリラ)と、上がる可能性がある日本円のペア

■ この戦略のメリット

・初心者でも分かりやすい
・間違いが起こりにくい
・上達に応じて他テクニカルの組み合わせも可能

不動修太郎さんのFX買い合図戦略

まずは中長期の展望が重要

不動さんに紹介してもらうFX手法は、MACD(マックディー)を主役としたもの。MACDはメジャーなテクニカルなので、ほとんどのFX会社のチャートソフトが搭載しているはずです。

そのMACDは、エントリーと決済の判断に用いますが、その前段階で、水平ライン、トレンドラインを用いて中長期トレンドや相場の天底、および今後の予測をつけることに努めます。

水平ラインとは、チャートの主立った天井や底に引くラインのこと。相場に参加する人々が注目するため、過去に天井(底)となった価格帯は、将来的にも同様の働きをしやすい、といった性質を持ちます。そして、それは中長期展望につながるともいえます。

一方のトレンドラインとは、高値と高値、安値と安値を結ぶことにより、抵抗として可視化するラインのこと。前者を上値抵抗線、後者を下値支持線と呼ぶこともあります。こちらも、多くの人々に注目されるため、抵抗として働きやすいという性質を持ちます。

不動さんは、「まず中長期レンジの分析が大切」だといいます。つまり、週足、日足、そして4時間足のチャートで、水平ラインやトレンドラインを駆使して、トレンドの把握と今後の値動きの予測を立てることが、トレードの前提となります。

水平ラインでは、相場が転換する節目の価格を読み取れます。またトレンドラインでは、トレードすべき方向を判断できます。そのトレンドに乗ることが、MACDの性能を生かすことにもつながるのです。

以上の情報を持った上で、1時間足以下でのトレードに臨みます。

分かりやすい売買サイン

MACDとは、移動平均収束拡散手法のことで、つまり移動平均線をアレンジしたテクニカル。具体的には、短期と長期の指数平滑移動平均線(EMA)の差を「MACD」、その移動平均を「シグナル」として求めたものです。パラメーターとしては、「12、26、9」が一般的で、12と26はEMA、9はシグナルの移動平均の期間にあたります。

このMACDは、売買の判断が分かりやすいのが特徴です。使い方としては、MACDとシグナルの交差(ゴールデンクロス、デッドクロス)を買いサイン、売りサインと解釈します。

またMACDの山が高いときはトレンド発生、低いときはトレンドがない、と視覚的に判断することも可能。基本的に前者でのみトレードします。

フィルターがけで精度を向上

エントリーのルールとしては、まず中長期分析によるトレンドの方向にのみトレードします。また、MACDの山が高いところでトレードし、低いところではしないというフィルターをかけることで、取引の精度が向上します。

具体的なタイミングを下降相場の場合で紹介すると、MACD本体がシグナルを下に抜けたところでエントリー。その流れを追いかけ、MACD本体がシグナルを上に抜けたところで利確とします(ポイント4 参照)。

損切りに関しては、エントリー前に決めるのが鉄則です。2%ルール(損切り幅を資金の2%に止める)に従い、取引数量と損切り水準を定め、それからエントリーをします。これにより、損失を最小限に食い止めることができるのです。

ポイント1|相場の流れを水平ラインで確認

長期チャートの天井や底に水平線を引くと、過去の天井や底、もみ合ったレートで、その後の相場が転換することが分かります。これらの節目を、今後の相場における天井、底の予測に役立てます。 

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ポイント2|トレンドラインで中長期トレンドを把握

図内Aまでは、上値抵抗線と下値支持線が共に右肩下がりで、明確な下降トレンド。このようなトレンド発生時は、その流れに乗ってトレードをします。

【中長期トレンド予測の例】

英国国民投票により急激な円高になったが(A)、その後に上値抵抗線を越えたので(B)、今後は上昇の可能性が高いと考えられる

ポイント3|MACD(マックディー)とは?

Moving Average Convergence Divergence=移動平均収束拡散手法

・【定義式】MACD=短期EMA-長期EMA

MACDは、短期EMAと長期EMAの差(MACD)と、その移動平均線(シグナル)で構成されます。左チャートでは青の縦線がMACD、赤線がシグナルを表します。

EMAとは

Exponential Moving Averageの頭文字をとったもので、日本語では指数平滑移動平均線。直近の価格に比重をかけて計算するタイプの移動平均線です。

ポイント4|MACDが教えてくれる売買機会

クロスを目安として機械的にトレード

MACDでショートを狙う場合は、上チャートに水色で示したデッドクロスで新規売りエントリー、ピンクで示したゴールデンクロスで決済、といった戦略が基本となります。取引の精度を上げるためには、山の高いところのみを狙うというフィルターをかける必要があります。

ゴールデンクロスとは

2本の線が交差することを、ゴールデンクロス、デッドクロスと呼びます。MACD本体がシグナルを下から上に抜ければゴールデンクロス、上から下に抜ければデッドクロス。前者は買いサイン、後者は売りサインとなります。

エントリータイミング|山の高いところのゴールデン・デッドクロスを選ぶ

1.長期足で現在のトレンドを確認

2.長期足の方向でトレード(重要指標の有無も確認。発表時は控える)

長期足で分析したトレンドの方向に対してのみ、トレードをします。ただし重要指標が発表されるときには、トレードを控えます。

3.MACDの交差(ゴールデン・デッドクロス)でエントリー

ゴールデンクロス、デッドクロスが、エントリーや決済のタイミングとなります。MACDの山が高いところ(トレンドがある)を選び、低いところ(トレンドがない)を捨てると、精度が上がります。

決済タイミング|利確はMACDで、損切りは2%ルール

4.<利確>エントリー後の最初の交差

エントリーした後、最初に交差が発生した箇所で、利確とします。ローソク足で判断すると欲や恐怖が生じてしまうこともありますが、MACDだけで判断すればそうしたメンタル上の問題を回避することができます。

4.<損切り>2%ルールにて調整

このトレードで失っても良い金額を、総資金の2%と定めて、取引数量と損切り幅を調整します。どうしてもいくつかのダマシが生じる手法なので、損失は最小限に食い止めようというのがポイントです。

FXトレード例①|大きな山からショートで攻める(ドル円 4時間足 2016年5月20日~6月13日)

トレードの流れ

① 長期トレンドは下降
② 戦略はショートです。重要指標が控えていないことを確認します
③ MACDの山が低いときはトレンドがないと判断し見送り。その後の山が大きくなったところでのデッドクロスでエントリーします
④ ゴールデンクロスが発生したところで利確

FXトレード例②|エントリーを厳選してトレード(ドル円 30分足 2016年7月12日~7月15日)

トレードの流れ

① 長期トレンドは上昇
② 戦略はロングです。重要指標が控えていないことを確認します
③ MACDの山が低いときはトレンドがないと判断し見送り。山が低い2回を見送り(チャート内×印)、それらよりも大きくなった3回目のゴールデンクロスでエントリーします
④ デッドクロスが発生したところで利確

FXトレード例③|上昇トレンドの押し目買い(ユーロ円 30分足 2016年7月11日~7月13日)

トレードの流れ

① 長期トレンドは上昇
② 戦略はロングです。重要指標が控えていないことを確認します
③ チャート外から続く上昇トレンドを押し目買いする形で、ゴールデンクロスが発生。ここでエントリーします
④ デッドクロスが発生したところで利確

FXトレード例④|続伸せずに損切りになったパターン(ドル円 1時間足 2016年5月5日~5月31日)

トレードの流れ

① 長期トレンドは上昇
② 戦略はロングです。重要指標が控えていないことを確認します
③ チャート外から上昇トレンドが続いており、押し目買いの形に。ゴールデンクロスでエントリーします
④ エントリー後に急落し、損切りラインに達したところで決済しました

※この記事は、FX攻略.com2016年10月号の記事を転載・再編集したものです

【編集部厳選】この手法が使えるオススメのFX口座

不動さんに教えていただいたFX手法、いかがでしたか? 使うテクニカルも少なくポピュラーなものですから、すぐに使うことができるはずです。

ここでは、このFX手法を再現できるオススメのFX会社をFX攻略.com編集部が3社選んでみました。いずれも必要なテクニカル指標が揃っていて、安心して利用できる、人気のFX会社です。

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