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私がFXで使う移動平均線の期間[スキャトレふうた]

FXを始めたばかりの人は、移動平均線を使ってみようとチャレンジするでしょう。しかし、その数値をいくつにすれば良いか分からない・・・そんな壁に直面したことがないでしょうか? ここではスキャトレふうたさんが推奨する設定についてまとめてもらいます。

初心者のころは数値の設定に迷う

移動平均線をチャート分析に用いる方は、どの足で、どの期間を使っているでしょうか。移動平均線の種類や、組み合わせ、他テクニカルなどもです。

トレードを始めたころにまずチャートに設定したのが移動平均線だったという方は、とても多いのではないかなと思います。実際に私もそうでした。そしてまず悩むのが移動平均線の種類や数値です。

最初のころは移動平均線の種類などは知らなかったので、純粋にFX会社のチャートで使える移動平均線に、教本に書いてある数値を入れてチャートを見ていました。その当時はただ移動平均線のクロスを見ていると、微妙に遅かったり、早かったりと何となくしっくりとこないので、ひたすら数値を変更してはチャートを見てを繰り返していました。

教本ではたくさんの人がさまざまな数値を推奨していて、どれが良いのかすら分かりませんでした。それなので仕事から帰宅してすぐにチャートを開いては、次の日に仕事があるにもかかわらず朝方近くまでチャートを見たり、週末や仕事が休みの日は、朝早くから起きてPCを立ち上げてチャート画面を開き、朝から晩までチャートと睨めっこしたりしていました。いつの日か絶対に自分のトレードスタイルに合った数値を見つけてやると意気込んだものです。

その成果があってか、自分の数値がしっかりと決まってからは、移動平均線を追加することはあっても、メインで出している移動平均線については数値の変更は一切せず、トレードにも生かせるようになりました。

移動平均線の種類

皆さんもご存じかとは思いますが、移動平均線にはいくつかの種類があります。一般的にMT4などで使われるのが単純移動平均線(SMA、赤)、指数平滑移動平均線(EMA、水色)ですが、他には平滑移動平均線(SMMA、黄)、加重移動平均線(WMA、緑)などいろいろとあります(図①参照)。

この図では同じ期間「10」設定にもかかわらず、各線の位置が微妙に異なっているのが分かると思います。ただ移動平均線といっても、計算方法によっては動きが異なってしまいますので、これを理解して設定しないと、トレードにも影響を与えてしまうかもしれません。

私がお勧めする移動平均線の数値

私は投資のポータルサイト「fx−on」に教材やインジケーターを出品しています。それらを購入してくださった方はご存じかとは思いますが、主に利用している移動平均線として、10EMA、20SMA、25SMA、90SMA、200SMAを表示しています。

10EMAは、これに沿ってレートが動くことが多く、短期的な動きを見るのに役に立ちます。10EMAより上なら買い、10EMAより下なら売りというように見ていて、また10EMAが20SMAとクロスするとその流れが継続しやすいので、クロスした後は同じ方向にエントリーするように心がけています。

20SMAは、その傾きからトレンドの方向性を見るようにしています。短期的な動きを見るのはもちろんですが、特に上位足(60分足以上)の20SMAを注目していて、上向きになったら買い、下向きになったら売りを意識するようにしています。

25SMAは、主に上位足で表示していて、20SMAを越えてきたとしても25SMAで反発することが多いので、その反発を狙います。

90SMAは、表示しているチャートの大きな分岐点となりやすく、トレンド発生の転換点のように見ていて、それよりレートが上なら買い目線、レートが下なら売り目線という感じで利用しています。また10EMAが90SMAとクロスすると、クロスした方向にトレンドが継続しやすくなるので、同じ方向にエントリーするように心がけています。

200SMAは、大きな節目となりやすいポイントで、かなり意識されやすいラインなので表示しています。

MTF_MAもお勧めします!

先ほどの各種移動平均線の他に、お勧めするMT4のインジケーターが「MTF_MA」です。これはマルチタイムフレームに対応しているインジケーターで、例えば1分足チャートに他の時間軸の移動平均線を表示することができます(図②参照)。

私がスキャルピングをするときには、1分足チャートにMTF_MAの設定を「5M、90SMA」にして表示しています。この5M、90SMAの見方ですが、「MTF_MAより上にレートがあれば買い優勢」「MTF_MAより下にレートがあれば売り優勢」といった具合で、MTF_MAを1分足チャートに表示することでトレンドが上目線であるのか、下目線であるのかを判断することができます。

またMTF_MAは、サポートライン(支持線)やレジスタンスライン(抵抗線)としても機能するので、MTF_MAの角度を見ながら、傾斜がきつければMTF_MA付近で反発するとみて、MTF_MAを越えないようであれば逆張りでエントリーするなどで利用しています。

※この記事は、FX攻略.com2017年12月号の記事を転載・再編集したものです

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インタビュー記事では、どんなインジケーターなのか、ヒットしている理由、基本的な使い方などを、スキャトレふうたさんに伺っています。“使える”インジケーターに興味のある方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!

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