- FX手法のポイント
- FX手法解説
- ポイント1｜相場のアノマリーをトレードに生かす
- ポイント2｜ロンドンフィキシング前の上昇を狙う
- ポイント3｜取引の監視時間はたったの合計2分！
- ポイント4｜勝率は50％未満だがトータルでプラスに
- エントリー｜24時（夏時間23時）になったらエントリー
- 決済｜プラスでもマイナスでも25時決済を厳守！
- トレード例①｜絵に描いたような大勝ちパターン（ポンド円5分足 2019年1月31日）
- トレード例②｜ポンドドルの夏時間取引で利食い成功（ポンドドル5分足 2019年6月28日）
- トレード例③｜ロンフィク直前に急上昇して利確（ポンド円5分足 2019年6月28日）
- トレード例④｜後半から大きく下落して損切りに（ポンドドル5分足 2019年8月30日）
- 投資ECメディア「GogoJungle」でましゅまろさんが出品しているインジケーター
FX手法のポイント
- 戦略：ロンドンフィキシング（ロンフィク）前のアノマリーを利用
- トレード時間軸：1時間足以下なら何でもOK
- 狙い目の通貨ペア：ポンドドル、ポンド円
- この手法のメリット：時間も手間もかからない
新規
- 毎月、月末の最終営業日のみトレード（年に12回）
- 3〜10月（夏時間）なら日本時間の23時、11〜2月（冬時間）なら日本時間の24時に買いエントリー
損切り
- エントリーから－15pipsのところに逆指値注文を入れる
利確
- 3〜10月（夏時間）なら日本時間の24時、11〜2月（冬時間）なら日本時間の25時に売り決済
※「戦略のポイント」や本文は、上昇局面のロングを想定し解説しています。下降局面のショートでは、その逆のルールとなります。
FX手法解説
月末のロンドンフィキシング（ロンフィク）をピンポイントで狙う
投資歴10年以上の熟練トレーダー・ましゅまろさんに教えてもらったのは、初心者〜上級者まで誰にでも実践できる超シンプルなFX手法です。この手法の肝となるのは、為替相場に大きな影響を与える「ロンドンフィキシング（ロンフィク）」。金（GOLD）のスポット価格が決まるロンドンフィキシング前は、特にポンドの値動きが活発になる傾向があり、それをトレードに生かそうという考え方になります。
トレードするのは毎月月末の最終営業日のみとなっており、年間12回のトレードでプラス収支を目指します。テクニカルを一切使用せず、トレードに要する時間は1時間（取引監視時間はトータル2分）と短いのが大きな特徴です。
決まった時間に取引するだけ！
トレード手順は単純明快で、エントリーはロンドンフィキシングの1時間前に行います。3〜10月の夏時間であれば日本時間の23時に、11〜2月の冬時間であれば同24時にエントリーします。そして決済は、夏時間であれば日本時間の24時に、冬時間であれば同25時に行うだけと至って簡単。損切りに関してはマイナス15pips固定で、エントリー直後に逆指値注文を入れます。エントリーと決済時以外はチャートを見なくても良い点が魅力といえます。
なお、この手法はポンドドルとポンド円で高い効果を発揮します。前者は安定的に利益を獲得しやすいのに対し、後者は小さな損失を出すものの大きな利益を上げやすいです。
ポイント1｜相場のアノマリーをトレードに生かす
特性を理解して優位性を高めよう
セルインメイ、サマーラリー、ゴトー日など上記以外に、スタジオジブリ作品の放映後に相場が荒れる「ジブリの呪い」という一風変わったアノマリーも存在します。アノマリー通りにそのまま取引しても、安定して勝ち続けることは難しいですが、こうした特性を頭に入れて柔軟にトレードすることが大切です。
アノマリーって何？
明確な根拠はないものの、実際によく当たるとされる経験則のことです。ある条件下では相場が上昇、または下降するなど、一定以上の確率で起こる現象のことを指します。世界中のトレーダーが意識しており、相場心理を理解する上では欠かすことのできない要因の一つといえます。相場格言として伝えられているものも数多くあります。
ポイント2｜ロンドンフィキシング前の上昇を狙う
ポンド買いが強まる時間帯を攻める！
ましゅまろさんによると、月末の最終営業日におけるロンドンフィキシング前の時間帯では、ドルや円に対してポンドが買われる傾向があるとのこと。このアノマリーを最大限に生かし、ポンドドルやポンド円の上昇を狙ってロング戦略を仕掛けます。
ロンドンフィキシングとは
金（GOLD）の仲値を決定する時間のことで、ロンドン時間16時（夏時間15時）＝日本時間25時（夏時間24時）に発表されます。ロンドンフィキシングはドル資金の需要関係にも影響を与えることから、その前後の時間帯は為替相場も大きく動きやすいです。これもアノマリーの一つに挙げられます。
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ポイント3｜取引の監視時間はたったの合計2分！
時間がない人にはうってつけの手法
この手法は、非常にシンプルで手間がほとんどかからないのが特徴。毎月、月末の最終営業日に1時間トレードをするだけなので、主婦や学生はもちろん、仕事に追われて忙しいサラリーマンの方でも無理なく実践できます。また、初心者にも取り組みやすい手法といえます。
とにかく簡単なのが魅力
- トレードするのは1か月に1時間だけ（年に12時間、12回トレード）
- 取引開始後と終了間際以外はチャートを見なくてもOK
- PCでもスマホでもタブレットでも取引可能
ポイント4｜勝率は50％未満だがトータルでプラスに
最初に試すならポンドドルがお勧め
上記はましゅまろさんの実際の成績です。どちらの通貨ペアも4年平均勝率は50％に届いていませんが、年平均で90pipsの利益を叩き出しています。まずは安定的に稼げるポンドドルから始め、慣れてきたらポンド円を加えて両方取引すると良いでしょう。
エントリー｜24時（夏時間23時）になったらエントリー
1.毎月、月末の最終営業日のみトレード（年に12回）
トレードするのは月に1回、1時間のみです。ポンド相場が動きやすい月末の最終営業日に狙いを定めてエントリーします。
2.3〜10月（夏時間）なら日本時間の23時、11〜2月（冬時間）なら日本時間の24時に買いエントリー
ロンドンフィキシングは夏と冬で時間が異なるため、エントリーの時間もそれに合わせる必要があります。時間がズレてしまうと成立しない手法ですので、しっかりと時間を確認してから取引するように心がけましょう。
決済｜プラスでもマイナスでも25時決済を厳守！
3.＜利確＞3〜10月（夏時間）なら日本時間の24時、11〜2月（冬時間）なら日本時間の25時に売り決済
25時になる前に＋50pips、＋100pipsとどんなに利幅が伸びたとしても、そこで利食いせずルール通り、必ず25時に決済します。
3.＜損切り＞エントリーから－15pipsのところに逆指値注文を入れる
損切りポイントは、エントリーした価格から－15pipsのところです。エントリーと同時に損切りの逆指値注文をセットしておきましょう。なお、15pips未満のマイナス状態のまま25時を迎えた場合は、成行で損切りします。
トレード例①｜絵に描いたような大勝ちパターン（ポンド円5分足 2019年1月31日）
- 1月の最終営業日である31日にポンド円でトレード
- 冬時間なので日本時間の24時に買いエントリー
- エントリーから－15pipsの価格に損切りの逆指値注文を入れる
- 日本時間の25時になったので成行で決済。大きな値幅を獲得することができました
トレード例②｜ポンドドルの夏時間取引で利食い成功（ポンドドル5分足 2019年6月28日）
- 6月の最終営業日である28日にポンドドルでトレード
- 夏時間なので日本時間の23時に買いエントリー
- エントリーから－15pipsの価格に損切りの逆指値注文を入れる
- 日本時間の24時になったので成行で決済。無事に利益を獲得することができました
トレード例③｜ロンフィク直前に急上昇して利確（ポンド円5分足 2019年6月28日）
- 6月の最終営業日である28日にポンド円でトレード
- 夏時間なので日本時間の23時に買いエントリー
- エントリーから－15pipsの価格に損切りの逆指値注文を入れる
- 日本時間の24時になったので成行で決済。無事に利益を獲得することができました
トレード例④｜後半から大きく下落して損切りに（ポンドドル5分足 2019年8月30日）
- 8月の最終営業日である30日にポンドドルでトレード
- 夏時間なので日本時間の23時に買いエントリー
- エントリーから－15pipsの価格に損切りの逆指値注文を入れる
- 日本時間の24時になる前に損切り価格に到達して決済。損切りとなりました
※この記事は、FX攻略.com2020年1月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
投資ECメディア「GogoJungle」でましゅまろさんが出品しているインジケーター
下記販売価格は2021年3月31日時点の情報です。価格や詳しい商品内容についてはGogoJungleのページでご確認ください。
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