※ この記事は、FX攻略.com2016年8月号の記事を再編集したものです
※ 掲載している基本データ、FX歴、売買スタイル、トレードのスケジュールは取材当時の情報です
マサにゃんさん プロフィール
FX歴
10年
売買スタイル
スキャルピング
トレードのスケジュール
8:00~
出勤中にツイッターで情報収集
12:00~
昼休みにレート確認とツイッターで情報収集
19:00~
帰宅中にツイッターで情報収集
21:00~24:00
経済指標チェック。指標発表が起こした流れから売買ポイントを探しトレード。24時までには全て決済
基本データ
取引しているFX会社
ヒロセ通商JFX
取引システムの安定性が良い。共に日本オラクルが開発し、ホームページにてシステム導入事例として紹介するほど注力している
チャート分析の環境
- MT4のみ(自作のインジケーターを用いて分析)
主にトレードする通貨ペア
「豪ドル/米ドル」「ポンド/豪ドル」は主要通貨ペアの中では最もボラティリティが高く、通常時のスプレッドは2pips前後なので狙っている。その他に「米ドル/円」「ユーロ/米ドル」「ポンド/米ドル」も
「私のトレードのポイント」
一目均衡表と自作インジケーター、ATRを使用。ローソク足が先行スパンを上回る(下回る)のを目安に、エントリーの準備を行う
参考にしている情報源
兼業FXトレーダー・マサにゃんさんのトレード生活に迫る
FXで仕事に支障を来さぬようスキャル派に
マサにゃんさんは2006年のいわゆる円キャリートレード全盛期に、FXを始めました。クロス円が円安トレンドの真っ最中であり、かなりのスワップ金利が見込めた時代。とはいえ、証拠金の信託保全が確立されておらず、会社選びなどの情報収集を慎重に行う必要性があったそうです。
FX歴10年になる今では、スキャルピング専門の取引スタイルに。仕事を終えて帰宅後、21時から就寝する24時までの間にトレードし、ポジションを翌日に持ち越すことはありません。
「デイトレ、スイングで長期ポジションを持つと、常に意識してしまい、普段の仕事に影響が出たり、寝不足になったりするので、全てスキャルで完結するようになりました」
また、かつては自動売買のプログラムを作成して、デモ環境で検証していましたが、整備や管理に手間がかかることが分かり、本番運用には至らなかったとのことです。
独自のインジケーターを駆使
マサにゃんさんは、MT4を駆使したチャート分析を得意としており、売買の判断にはオリジナルのインジケーターを使用。一目均衡表と自作の高値安値ラインのインジケーター、ATRにより分析を行います。
実際のFXトレードでは、5~60分足の一目均衡表でローソク足が同じ位置(全て雲の上、あるいは下)の状況を狙います。そして、ローソク足が先行スパンを上回る(下回る)とき、ここからエントリーの準備を開始。
長い時間軸の方の動きを想定し、短い時間軸のATRの値が大きくなるタイミングで、自作の高値安値ラインのインジケーターを参考に損切りと利食いのポイントを置くとのことです。
指標を注視しトレードチャンスを探す
FXを行うのは、帰宅後の21時~24時の間。経済指標発表前後の5分はトレードしないというルールを決めています。
大まかな流れとしては、経済指標ラッシュがある21時半を注視し、その10分後から売買ポイントを探します。そして第二の指標ラッシュがある23時前にトレードを休止し、その結果をチェック。10分後からトレードを再開し、24時までには全てのポジションを決済します。
最も好んで取引する通貨ペアは「豪ドル/米ドル」「ポンド/豪ドル」。主要通貨ペアの中では最もボラティリティが大きいのが魅力で、またスプレッドは通常2pips前後ということで、スキャルでもトレード可能と考えるからだそう。どちらも方向性が分からないときは、「米ドル/円」「ユーロ/米ドル」「ポンド/米ドル」でチャンスを窺うことも。
なお、スキャルを行うには、取引会社のシステムの安定が一番ということから、日本オラクルが開発しているヒロセ通商、JFXで取引しています。
改善することがFXを続ける秘訣
どんなに相場が動いても、自分の決めたパターンに当てはまらなければポジションを持たない。そうできるようになったとき、FXの上達を実感できたそう。
また、1回の損切りのためらいが、その日の収益を悪化させていると「体」で理解できて以来、損切りができるようになったとのことです。
トレード履歴の見直しを何回も行い、自分の弱点を洗い出す。そして改善していく。そのようにして、約10年ものFX生活を続けてきたのです。
兼業FXトレーダーとして成功を目指す人へのメッセージ
FXでトレードする際、その条件は皆同じです。1000通貨でも、1万通貨でも、また初トレードの人も、40年以上のベテランの人も、向かっている先は同じです。変な雑念は捨てて、相場に集中してください。
また、見落としがちですが、取引するパソコンやスマホ、タブレットのウイルス対策を十分にとってください。私の知っている優秀なトレーダーさんの中でも、ウイルス対策が甘い方が結構おられます。
ウイルス対策ソフトを入れてない方や、入れていても遅くなるから普段は切っている、フルスキャンはやったことがない、といった話を聞いたときにはビックリしたものです。
相場から利益を得るための大事な「武器」なのですから、十分に対策をとってFXトレードを行うことをお勧めします。
※ この記事は、FX攻略.com2016年8月号の記事を再編集したものです
※ 掲載している基本データ、FX歴、売買スタイル、トレードのスケジュールは取材当時の情報です
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
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\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |