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フィボナッチ・リトレースメント講習会その2 – 犬トレーダーがるちゅーぶFXX[Masato Shindo]

【犬トレーダーがるちゅーぶFXX】[Masato Shindo]]

今回は「フィボナッチ講習その2」ですね。前回に続いてね、ぶっちぎりで適当なことを言っていこうかなと思いますよ(笑)。

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機関投資家の思惑に便乗!? フィボナッチの実践的活用法 –犬トレーダーがるちゅーぶFXX[Masato Shindo]はい、どうも、お疲れ様でございます。FXのお勉強の時間がやってまいりました。4月になってだいぶ暖かくなってきましたがいかがお過ごしでしょ...

2021年4月9日のドル円、1時間足チャート。このチャートでフィボナッチ(フィボナッチ・リトレースメント)を引いて「こういう使い方もできますよ」っていうのを分かりやすく教えていこうと思っております。

前回は普通にフィボナッチを引いて、それが「どういう風に使われてるのか」「どういう風に使えばいいのか」「どういう風に見ればいいのか」っていう、相場の環境認識とか期待値の高いエントリーポイント、反転反発ポイントについて話しました。今回はまったく別の使い方になります。

フィボナッチを2つ引いてみる

それではまず、この上がっていく根元の所からここまで(図A①参照)を一つの波だとして捉えます。

フィボナッチ・リトレースメントを描画したドル円1時間足チャート

この波の正しさっていうのは、50%で反応してるのでこれは概ね一つの波として捉えていいだろうと考えます。

そしてこのフィボナッチのラインを基準とした時に今度はこの0%のラインからここまで(図B①参照)引いちゃうわけですね。

フィボナッチ・リトレースメントを描画したドル円1時間足チャート

するとですね、ここからここまで(図B②参照)の値幅を100だとしたときに、100+23.6%、38.2%、50%、61.8%、100%というような感じに捉えます。

この基準の値幅(図B②参照)の50%、つまり半分の値幅の所(図B③参照)で一旦決済が入っているということですね。

その後61.8%を抜けて、ちょっと頭出てますけど100までいっていると。多分ね、頭出てる分はこの辺(図B④参照)の誤差があると思います。

これでいくと例えば、100%+高値を抜けてきて、23.6%をぶち抜いていった、そして38.2%をそのまま抜けていったと。一旦ここ(図C①参照)で戻されて少しヒゲになっていますけど、こんなのは反転反発のうちに入らないです。

フィボナッチ・リトレースメントを描画したドル円1時間足チャート

で、50%までいったところで一旦決済が入る。要はここ(図C②参照)で決済を入れた人って、基準の100に50%をのせたところで決済を入れようと待ってたわけですよね。いわゆる「チャートを作ってる側の人たち」がここ(図C②参照)を待っているんで、23.6%をぶち抜き、38.2%をぶち抜き、っていうふうなチャートの動きになっています。

そして一旦下げて50%を上に抜けていくときにですね、61.8%を抜けたんで今度は100%で待つと。

それと100%まで行かないケースもあるんですよね。100%まで行かなかった場合は100%に行くまでの間に隙間ができるんで、その後はこういうトレンドライン(図C③参照)が引けるようになったら、どこまで下がっていくのかっていうのを順番に見ていくと。

このチャートでいうと、綺麗なトレンドラインっていうのはこのように(図C③参照)点を結んで引けているんですけど、ここでもう一つ、このトレンドラインに対して隙間を作ってる(図C④参照)んでより強い下げが発生してると。

フィボナッチ・リトレースメントを描画したドル円1時間足チャート

その後も継続してこう下がってきてるっていう風な見方ができるかなと思います。

試しにね、基準となる一つの波を0から100でとってみて、その一つの値幅の23.6%、38.2%、50%、61.8%、100%っていうところで、ローソク足が反応していて決済が入っているのかっていうのを一度見ていただければ、常に相場を理解しやすいってことがわかると思います。そして今の状況を理解しやすく、環境認識がしやすくなって、トレードに活かせるんじゃないかなと。

相場の状況把握からトレードは始まる

基本的にトレードっていうのはいわゆる環境認識、つまり今どういう状況なのかっていう分析、っていうと分かりやすいですかね。今相場がどういう状況なのかっていうのを把握するところから始めるんです。

相場の状況が分かった上で、チャートがどういう動きになったらエントリーできるのかの判断基準として、自分の武器(インジケーターの使い方などの知識)が出てくるわけですね。

何もわからない状態でいきなりエントリーしようというのは無謀なわけで。それじゃサイコロ振るようなものなので、まずは今の相場がどういう状況なのかを知ることが大切です。

例えば一つの波が発生して高値を抜けていったときに、高値を更新してトレンドが継続して、まだトレンドが続くんじゃないかなってなったときに、「自分はどこまで来たら決済入れようか」「エントリーしようか」って考えるわけです。

さきほどの話で言うと、23.6%、38.2%をぶち抜いてきたんで「これに対しての50%で大口などのチャートを作っている側の人たちは決済入れるんじゃないかな」というふうに考えるんです。「じゃあこの50%のところでエントリーするのを構えておこう」ってなりますよね。そういう解釈でいいと思います。

つまり、「23.6%、38.2%をぶち抜いた後は、50%で決済が入りやすいですよ」というお話です。

なので条件としては23.6%を抜けて、38.2%も抜けてきたら「ここでエントリーしよう」と考えるのが正しいかなと。

いきなり23.6%あたりでエントリーするのはおバカ(笑)のやることで、すぐお金なくなっちゃう。お金がなくなって、始めたバイト先で怒られてクビになっちゃう。で、世の中のことが嫌いになっちゃう。こんな感じですごいネガティブになっちゃうから気をつけてください(笑)。

なので一発目にプライスアクション、値動きを見て、条件付けをするわけですよ。

今相場はこういう状況だから、自分はこの先こういう風になって、ここまでロウソクが伸びてきたらエントリーしよう、と。これが基本的な考え方です。

いきなりどこでエントリーしようかなって考えるのではなく、まずは今相場がどういう状況なのかっていうのを把握する。フィボナッチでなら、基準になる値幅を探して、その値幅を基準に相場を読み解いていく。これがいわゆる正しい相場の環境認識とエントリー方法だと思います。

インジケーターは道具だと思って

インジケーターとかチャネルラインやトレンドライン、フィボナッチ、RSI、ストキャスティクスとかね。そういうメジャーなインジケーターは沢山ありますけど、それらは相場がどういう状況なのかっていうのを教えてくれる道具だと思って下さい。

自分の引く線は、相場の状況を把握するための道具です。「どういう状況なのかな」って考えたときに線を引いてみたり。

今回はフィボナッチを使っているんで沢山のラインがありますけど、だいたい3本ぐらいのラインできれいに今の相場の状況、基準の値幅が取れるようになったら、すごくチャート自体もわかりやすいし、エントリーも楽になります。

なので一つ道具(インジケーター)を決めてね、やってみるのもいいんじゃないかなと思います。

検証、検証、検証で一つを極める

今回はフィボナッチを使って説明しましたので水平線の集まりになっていますが、基本的に僕は3本のフィボナッチチャネルライン(0%、50%、100%)だけでやっています。水平ではなく斜めのフィボナッチです。

斜めのフィボナッチを使いだしたら、いろんなチャートを素早く認識しやすいかなと思います。

でも、「絶対にこのインジケーターじゃないとダメだよ」なんてこともないんでね。自分に合ったインジケーターを探して、色々と試していく中で自分の武器になるもの、自分が使いやすいものを見つけて、それを極める作業を繰り返し繰り返しやっていけばいいんじゃないかなと。

なにか一つを極めたら、すごくトレードやエントリー、利確も損切りも楽になるんで(笑)、あれこれ手を出すんじゃなくてまずは一つを極める、やり込んでみるっていうのをやってみてください。

でもね、極める作業の途中、道半ばで「もうダメだ」って自分で勝手に見切りをつけちゃう人がいるじゃないですか。「いろんな事をやってみたけどだめでした」って。でも、それってやりきってないんですよ。

やりきってやりきって、その先に深い理解があるんだと思います。いろんな失敗をして、いろんな努力して、いろんなものを犠牲にして、やりきってやりきってやっと見えてくるものがあるんですよね。

今回で言うと見えてくるものっていうのは、相場に対する理解や自分のトレードに対する理解だと思うので、それがいわゆるブレイクスルーみたいなものに繋がるんじゃないでしょうか。

ブレイクスルーを起こすためにもやっぱり数をこなさないといけない。場数もそうだし、たくさんラインを引いて、「誰よりもそれを使いこなせるんだ!」っていうところまでいかないと、見えてくるものも見えてこないんでね。

検証をたくさんこなすのは、すごい大変なことだと思います。例えば今回だったらチャートで見える範囲内だけでやっていますけど、これをさかのぼって、1年、2年、5年、10年とやっていくのはすごい大変だと思うんです。でもね、それって本当は幸せなことなんですよね。

もし、現在から未来の分しかチャートが手に入らなかったら、検証が出来ないわけじゃないですか。過去10年分もチャートをさかのぼって見ることできる、こんなに素晴らしい環境ってないですよ(笑)。

だからしんどいとは思いますけど、それはあなたの人生なんで、あなたの人生を賭けて頑張っていただきたいなと思ったり思わなかったりしながら、今回の講習はこれにて終了とさせていただきます。

皆さん、季節の変わり目、風邪などひかれませぬよう頑張っていきましょう。今回は以上です。

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ABOUT ME
Masato Shindo
実業家兼トレーダー。世界一稼ぐ犬として億単位の運用を資産。2020年コロナショックを経て、一人ひとりが稼ぐ力を持つ必要性を強く感じ【トレードコミュニティ稼力】を設立。Youtubeなどで「相場の仕組みと原理原則」を公開し負け組95%の相場の世界に革命を起こそうと思ったり思わなかったりしている。
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