※この記事は、FX攻略.com2021年5月号(2021年3月19日発売)の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
ハラハラドキドキの投資も魅力だけれど…
ビットコインのみならず、株式や商品など多くの金融商品のボラティリティが大きくなっています。
これまで、ITバブルや米国の住宅バブル、アベノミクス、トランプ・ラリー、そして、今回の株価バブルと、何度となく繰り返される株価上昇を目にしてきました。たしかに、株価の値上がりは投資家にとって大きな魅力です。それがテンバガー銘柄のように短時間で駆け上がっていくのであればなおさら。ただ、株価上昇という魅力は大きなリスクと背中合わせであり、大切な投資資金を一瞬で失うこともあるのです。
もちろんハラハラドキドキの投資を否定するつもりはありません。だって、私もそんな投資が大好きですから。でも、最近はもっと「安定」に目を向けた投資をしてもいいのでないかと思い始めています。
コツコツ積み上げていく投資の魅力も!
日本企業はこれまで「配当」にあまり重きをおいていませんでした。日本企業の当期純利益に占める配当の割合「総還元性向」が50%程度なのに対し、株主重視の経営を行っている米国企業のそれは100%を超えています。日本株が数十年にわたって上昇できなかった理由の一つが、この株主に対する姿勢の違いだともいわれています。
しかし、ここ数年でその状況は少しずつ変わってきました。それは日本企業に投資している海外投資家たちが、企業に対して「配当を受け取る権利」を主張するようになったから。株価の上下は「自己責任」でも、配当は株主に与えられた「権利」であり、彼らの主張はグローバル化の下では当然のことなのです。
日本にも、連続増配を行っている企業がたくさんあります。その一つである「花王」は、なんと32期連続増配。現在の配当利回りは2%程度ですが、もし、1990年末に投資してずっと持ち続けていれば利回りは12%となり、同時に株価も6倍に膨れ上がっています。企業価値の向上のために、この連続増配が欠かせない施策の一つだったのではないでしょうか。
もし、日本の株式が長く続いていた低迷期を上抜け、新たな時代に入ったのなら、次の暴落局面は、長期視点で投資を考えるいいタイミングなのかもしれません。
※この記事は、FX攻略.com2021年5月号(2021年3月19日発売)の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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