トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
典型的なリスクオン相場
新型コロナウイルスのワクチン開発やバイデン政権(パウエル・イエレン体制)への期待からリスクアセットは上昇しています。為替も通貨強弱を見てもユーロが大きく買われた一方で、円とドルが売られるという典型的なリスクオン相場です。対ドルでユーロは節目となる1.20ドルを明確に上抜け2年7カ月ぶりの高値を更新したほか、ポンドは鬼門の1.34ドル付近まで上昇、オージーも年初来高値付近で推移しています。緊迫する中東情勢や新型コロナウイルスの第3波も深刻ですが。いまのマーケットはネガティブな材料に反応するタームではないのでしょう。
ドル売りのスタンスは継続
ドル売りのスタンスは変わりません。ドル円は値動きが乏しいですが、104円後半があれば売って105円を上抜けるのであれば一旦切っていくオペレーションです。ドルショートのプレイヤーが多いので、局地的にはショートが切らされる場面もありますが、徐々に上値を切り下げていくと考えています。ユーロドルも1.20ドルを上抜け、一段上のレンジに入り、ここからでも上値余地は十分あるように思っています。ただ、上昇が急だっただけに若干のスピード調整や、欧州当局者からユーロ高けん制発言もありそうなので、安全に行くのであれば押し目を待ってから攻めたいところです。
ブレグジットはそろそろ売り圧力も
ブレグジット関連では昨日も交渉において進展があるとの報道でポンドやユーロといった欧州通貨は大きく反応しました。報道によると今週中に英国とEUの貿易協議が合意に至る可能性があるというものでした。ただ内容としては一昨日にアイルランド首相が発言した内容と同一で目新しい材料ではありません。また、マーケットからは必要最低限の合意内容に留まるとの声もあがっており、そうなればポンドの上値余地は限定されるものと思われます。そもそも合意に至らず交渉継続というシナリオも十分あるでしょうからポンドに関しては柔軟姿勢で臨むべきと考えています。
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