こんにちは。国府勇太です。
さっそく先週のドル円の動きを振り返っていきましょう。
見るのは日足です。
先週の一言「上昇は一休み」
先週を一言で表すと「上昇は一休み」です。
4日(月)に111.842円でスタートしたドル円。
先々週大きく上昇したこともあり、この日は小反落。
5日(火)には上昇し、112円に乗せる場面があるも失速し、111.880円クローズ。
その後、6日(水)、7日(木)と2営業日連続で小幅に下落。
そして週末8日(金)。
この日は月に一度のビックイベント雇用統計の発表が夜22時半に控えていたのですが、東京時間にすでに大きく動きました。
わかりやすくすると流れは以下です。
①もともと
欧州中央銀行(ECB)のサプライズ決定(①年内の利上げ断念と②銀行への新たな資金供給策(TLTRO3)の導入)を受け、かなり警戒モードの為替マーケット(すでにユーロ円は大幅下落)
↓
②そんな中
中国の貿易統計(2月)で輸出が急減
↓
③そのため
リスクオフムードで一気にドル円下落(円買い)
東京時間だけですでに111円にタッチするまで下落しました。
そして、夜には雇用統計がありました。
結果は以下です。
・2月非農業部門雇用者数変化(前月比) 結果:2.0万人(予想:18.0万人)
・2月失業率 結果:3.8%(予想:3.9%)
・2月平均時給(前年同月比) 結果:3.4%(予想:3.3%)
2月非農業部門雇用者数変化)の予想よりも悪い結果を受け、一時ドル円は下落するもすぐにすべて戻す展開。
安値110.787円までつけたものの、その後111.165円で週末クローズしました。
1週間を通して「上昇は一休み」といった軟調な展開でした。
ドル円、今週の見通し
EMA(指数平滑移動平均線)をプロットしてみましょう。
EMA(イー・エム・エー)とは、移動平均線(MA)の一種です。
単純な移動平均(SMA)が過去の価格をすべて足して単純に割ったものに対し、EMAは直近の価格を重視して計算を行っています。
これにより、価格の反応に「より順応できる」というメリットがあります。
パラメータ(設定値)は25、75、105です。
前回指摘した、中期線(赤)と長期戦(黄色)がクロス(ゴールデンクロス)しています。
これは上昇トレンドのサインです。
サイドはロング推奨。
戦略としては、この2つの線をサポートとして、押し目をしっかり拾いたいです。
ただ、先週末しっかり下げ、不安定なマーケットではあるので思いもよらぬ長い下ヒゲ出現する可能性もあります。
その時にロスカットなどされないよう、こういった相場でしっかりとロングで利益を得るには十分な資金管理が必要です。
ギリギリの状態でエントリーすると急な下落に耐えきれず、あとから「ずっとロングを持っていれば今頃は…」と悔やむことになります。
では、今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。
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