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ディーラーによる今週のドル円「堅調!あるテクニカルのラインに注目!」[国府勇太]

こんにちは。国府勇太です。

さっそく先週のドル円の動きを振り返っていきましょう。
見るのは日足です。

先週の一言「比較的堅調!」

先週を一言で表すと「比較的堅調!」です。

11日(月)に111.21円でスタートしたドル円。
この日下ヒゲを大きくつけ、110.881円まで下げる場面もあったものの111.22円と陽線でクローズ。

12日(火)、13日(水)に小幅に上下をし足固めをしたあとは、14日(木)に大きく上昇し111.682円でクローズ。
週末の15日(金)は先週の高値111.90まで上昇するも反落し111.488円で週末クローズとなりました。

派手な動きはないものの先々週の下落から反発し、しっかりとした動きをする一週間でした。

気になるファンダメンタルズについて

FXの現在の主役は英ポンド。
ブレグジット(イギリスのEUからの離脱)についてです。

特に、「どのように離脱をするか」について今大混乱しています。
もともと、期限が2019年3月29日でもうすぐだったのですが、その内容に向けてさまざまな合意の話し合いをするもうまくまとまっていません。
このまま、何の取り決めもなくEUから離脱(合意なき離脱)となるとイギリス経済は大混乱すると見られています。

そんななか先週14日、英議会下院は、離脱期限を6月末まで延期することを条件付きで可決しました(もともとは今月29日まで)。

これにより、ブレグジットの混乱は延長戦に突入。合意なき離脱を回避することができるのかマーケットは注目しています。

今後の動向次第で英ポンドはもちろん、ドルや円に対しての影響も決して軽微ではないため引き続き注意が必要です。

ドル円、今週の見通し

EMA(指数平滑移動平均線)をプロットしてみましょう。

EMA(イー・エム・エー)とは、移動平均線(MA)の一種です。
単純な移動平均(SMA)が過去の価格をすべて足して単純に割ったものに対し、EMAは直近の価格を重視して計算を行っています。
これにより、価格の反応に「より順応できる」というメリットがあります。

パラメータ(設定値)は5、25、75です。

前々回指摘した、中期線(赤)と長期戦(黄色)ゴールデンクロス(買いのサイン)後、しっかりと上昇サインは継続しています。

特に、中期線(赤)に注目です。

このラインは1月末からの上昇トレンドをしっかりと支えておりワーク(機能)しています。
今後もこのラインを上昇の押し目や損切りの目安にするとトレードがやりやすいです。

サイドは引き続きロング推奨。

戦略としては、中期線(赤)をサポートとして、押し目をしっかり拾いたいです。

では、今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。

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