この国で唯一の月刊FX情報誌を刊行している立場から、多くのトレーダーが犯しやすいミス、陥りがちな勘違いを抽出し、皆さんと共有していくのが当企画の目的です。今回は「2種類のトレンドフォロー」について考えていきたいと思います。
一時的なひと休みか突破後に入るか
FXにおいて最も重視されるものの一つは、トレンドフォローでしょう。発生しているトレンドに乗ることで、利益を獲得できるのは、少し勉強された方なら誰でも知っていることです。ですが、トレンドに乗ると言葉で書くと簡単ですが、実際にどういう戦略で乗れば良いのでしょうか。
トレンドに乗るというのは、上昇しているときに買い、下降しているときに売ることなのですが、どのタイミングで売買するのかが大切です。
トレンドフォローは、究極的には「押し目買い・戻り売り」と、「ブレイクアウト」の2パターンしかありません。
そして、最初に書いておきますが、この両者に本質的な優劣はありません。それぞれにメリットとデメリットがあり、得意な相場と苦手な相場があります。よって、どちらかに絞り込むのではなく、どちらも使えるようになることをお勧めします。
●押し目買いのイメージ(戻り売りはこの逆で、下降トレンド中の一時的な上昇で売りを入れる)
●ブレイクアウトのイメージ(売りの場合はこの逆で、下降トレンド中にある安値を超えたところで売りを入れる)
一定のリズムなら長い値幅を狙える
まず、押し目買い・戻り売りから説明していきましょう。買いの場合を例にすると、「上昇トレンド中の、一時的な下落のタイミングで、新規に買いを入れること」となります。
相場が上がる場合でも、下がる場合でも、ずっと一直線に動き続けることはなく、どこかで必ずひと休み、つまりトレンドの反対方向に押し戻されます。そのタイミングで参加することで、「安く買う、あるいは高く売る」ことができます。
押し目買いや戻り売りを狙いやすいのは、一定のリズムで相場が動いている局面です。高値同士、安値同士を結んだ斜めのラインを引くことで、利益確定のタイミングもイメージしやすいです。
ただし、一時的な下落や上昇が、トレンド反転の初動になることもあるため、反転を狙うタイミングが難しいという面もあります。
新規エントリーを事前予約できる
ブレイクアウトは、高値や安値を更新したところで、新規エントリーをします。ダウ理論では、「高値と安値がどちらも更新されている状態がトレンドである」という考え方があり、前回の高値を最新の高値が上回ったのなら、上昇トレンドが継続したと判断できます。
ブレイクアウト最大のメリットは、更新されたらトレンド発生と判断する高値や安値が事前に分かっているため、新規エントリーを予約して自動化できることです。今より高く買い、安く売るので逆指値注文を使います。
ブレイクアウトで難しいのは、高値や安値を更新したところで反転し、すぐに含み損になるパターン。ダマシとも呼ばれるこういった値動きから、完全に逃れることはできません。
ブレイクアウトが得意なのは、押し目や戻りをあまりつけず、一直線に相場が進んでいくケース。また、ある高値や安値をブレイクすることで始まる、トレンドの初動を狙う場合にも有効です。
ブレイクアウトを成功させるためには、できるだけ多くの相場参加者に注目されている高値や安値を探すこと。多くのトレーダーが重要な節目と考えている水準ほど、突破後にダマシになりにくいです。
2種類のトレンドフォローを知っていますか?
押し目買い・戻り売りは、できるだけ安く買う、高く売ることを目指す考え方ですので、トレンドが継続した場合には広い値幅を獲得できます。それに対し、ブレイクアウトはトレンドの続伸、続落の確定を新規エントリーの契機にするため、判断は簡単ですが、最大の値幅を獲得することはできません。両者には得意とする相場の展開があるため、どちらの考え方も理解し、そのときの流れによって使い分ける必要があります。
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押し目買い・戻り売り向きの展開
ブレイクアウト向きの展開
※この記事は、FX攻略.com2018年5月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
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