FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2016年12月5日号
先週の米ドル/円相場は、OPEC総会での減産合意を受けた原油高・株高・米国債利回り上昇を背景に上値を試す展開となり、一時114.83円と今年2月以来の高値を示現した。ただ、急激な米ドル高・円安にさすがに警戒感も出てここで頭打ち。金曜日に発表された米国11月の雇用統計で平均賃金が前月比-0.1%、前年比+2.5%と予想(+0.2%、+2.8%)を下回ったこともあり、113.33円まで反落して週の取引を終えた。
米国雇用統計については、平均賃金こそ予想を下回ったが、失業率は4.6%とリーマンショック後の最低を更新し、非農業部門雇用者数は+17.8万人と堅調な伸びを示している。来週(13・14日)のFOMCでの利上げを妨げる要素はなく、利上げはほぼ確実と見てよいだろう。FF金利先物が織り込む利上げ確率も97%と前日の92%からさらに上昇している。来年6月にさらに追加利上げが行われる確率も50%近くに達しており、順調に金利先高観が醸成されていると言える。「米国の利上げをきっかけに材料出尽くしで米ドルが下落する」という見方は根拠に乏しい。
CME通貨先物の取組(11月29日時点)によると、投機筋のポジションは前週の10,900枚の円買い越しから269枚の円売り越しに転じた。昨年12月から持続してきた米ドルショート・円ロングをカバーし終わり、ようやくスクエアになった段階だ。彼らが今後、テクニカル指標やアルゴリズムに従って米ドルロング・円ショートを拡大していくことは十分考えられる。先週のコラムでも述べたが、過去の経験則では、投機筋がポジションをひっくり返す時に、相場のモメンタムが加速することが多い。
一方日本勢はどうか。店頭FXやくりっく365の売買動向を見ると、個人投資家の建玉も売買が拮抗しほぼスクエアとなっている。彼らのポジションはここ数年一貫して米ドルロング・円ショートだったが、ここに来てトランプラリーでやっと米ドル/円が上昇したのに、彼らの米ドルロングはすでにほとんどなくなっているというのはもったいない話だ。皮肉な言い方をすれば、一般大衆・アマチュアが米ドル買いに回っていない現在は、むしろ米ドルの上昇余地が大きいと言える。
ついでに言うと、機関投資家や輸入企業など買わなくてはならない主体は、米ドルを買い遅れている。彼らの行動は基本的に押し目買い(買いオーダーを置く)であるため、今回のような一方的な上昇となるとついて行けないのだ。彼らの潜在的な米ドル買い需要は大きく、今後下値を支えることになるだろう。
下の図はQUICKが集計している米ドル/円のポジションだが、CME、店頭FX、くりっく365がいずれもほぼスクエアとなっている。これは少なくとも過去数年例がないことであり、米ドル/円相場が重大な分水嶺・転換期に差し掛かったことを暗示している。米ドル/円が10%超上昇したのは、「賽は投げられた」と見るべきではないか。トランプラリーはまだ続いていくと考える。
米ドル/円ポジション 出所:QUICK

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