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FX特集

【FX手法】分析不要!隙間時間を利用して楽に稼ぐ!!FXをゲームに変換した簡単法則性スキャル[本郷卓也]

【FX手法】分析不要!隙間時間を利用して楽に稼ぐ!!FXをゲームに変換した簡単法則性スキャル[本郷卓也]

FX戦略のポイント

FX戦略のポイント
  • テクニカル:水平ライン
  • トレード時間軸:1分足
  • 狙い目の通貨ペア:ドル円
  • この戦略のメリット:極めてシンプルで簡単、取引チャンスが多い

新規

  • 1分足チャートで高値と安値に水平ラインを引き、その間にローソク足があり、レンジ状態であることを確認
  • 高値・安値の中間あたりの価格になったらエントリー(買いでも売りでもOK)

決済

  • レンジの安値or高値に逆指値注文を入れる
  • エントリーから+10pipsのところに指値注文を入れる

※「戦略のポイント」や本文は、上昇局面のロングを想定し解説しています。下降局面のショートでは、その逆のルールとなります。

波の中の小さな波を少しずつ拾っていく

 こちらのFXトレード手法は、もちろん利益を狙えるものですが、それと同時にトレードをゲームのように解釈し、相場のリズムにうまく乗ることを身体で覚えるという狙いもあります。

 この考え方の軸になるのは、エリオット波動とフラクタル構造です。エリオット波動では、相場にはトレンド方向に進む推進と、トレンドといったん逆行する調整のリズムがあると解釈します。そして推進は5波、調整は3波で進行するのがエリオット波動の基本形です。

 これと対になるのがフラクタル構造で、エリオット波動の中には、一回り小さなエリオット波動があると解釈します。この常に発生している小さな波を、スキャルピングでどんどん狙っていくのが、法則性スキャルの基本的な発想です。

 この手法は極端にシンプルで、テクニカル分析を使いません。高値と安値に引いた水平ラインをエリオット波動の始点、頂点として捉え、その範囲内の小さな値動きを買いでも売りでもどんどん狙っていきます。

 利益の確定は、安全優先に10pips。また損切りは引いた高値・安値となりますので、OCO注文でどちらも予約できます。

 やってみれば分かりますが、高値や安値を超えない限り、何度も利食いできます。相場のリズムを覚えながら、利益も蓄積していきましょう。

ポイント1|エリオット波動とは?

ポイント1|エリオット波動とは?

相場の原理・原則に基づいたテクニカル

エリオット波動の基本的な考え方に基づいてチャートを見ることで、「相場が今どの局面にあるのか」「新たなトレンドがどこで発生するのか」などを予測できます。市場の経験則を基盤にした信頼性の高い分析方法であり、多くのトレーダーが意識しています。

値動きの周期性に着目

エリオット波動は、米国のラルフ・ネルソン・エリオットが発見した、値動きの周期的なリズムのことです。相場の値動きは上昇5波、下降3波で構成され、上昇相場は「上げ(第1波)→下げ(第2波)→上げ(第3波)→下げ(第4波)→上げ(第5波)」といった波動から成り立ち、その後に「下げ(A波)→上げ(B波)→下げ(C波)」といった下降相場が続くという理論です。

ポイント2|相場はフラクタル構造になっている

ポイント2|相場はフラクタル構造になっている

大きな波の中に小さな波が存在

チャートもフラクタル構造となっており、例えば大きな第1波の中に推進5波動が、第2波の中に調整3波動があるイメージです。全体として上がっているように見えても、その中では上げも下げが繰り返されているのです。本郷さんのFX手法では、この法則性を利用します。

自己相似と呼ばれるもの

フラクタル構造とは、ある一部分を切り取っても、そこにまた全体に相似している(自己相似)ような形が現れる構造のことです。この構造は自然界のさまざまな場面の中で目にすることができ、代表例として雪の結晶や海岸線、野菜のロマネスコ、ブロッコリーなどが挙げられます。

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ポイント3|トレードをゲームに変化させて楽しく稼ぐ

ポイント3|トレードをゲームに変化させて楽しく稼ぐ

ゲームと同じで勝敗が一目瞭然

FXはスマホゲームやスポーツと同様に、成績や数字を追う楽しさがあります。例えば、野球でホームランを打てばチームに点が入りますが、それと同じようにトレードもプラスになればそれが加算されます。トレードはスコアが口座に直結しているゲームと捉えましょう。

ルールを厳守すること

どんなゲームにもルールがあるように、法則性スキャルにも守らなければならないルールがいくつかあります。トレードで負けてしまうと、ついついムキになりがちですが、ルールさえ守っていれば大きな失敗をすることはありません。この手法に限らず、ルールはしっかり守りましょう。

ポイント4|1波&2波、3波&4波のレンジでトレード

ポイント4|1波&2波、3波&4波のレンジでトレード

高値&安値を超えないことが前提

法則性スキャルでは、エリオット波動の第1波&第2波、第3波&第4波の中の小さな上げ下げを活用して利益を狙います。何よりも重要なのは、フラクタクル構造を理解し意味のある高値と安値を見いだすことです。まずは高値&安値のラインを引く練習をしましょう。

環境認識の注意点

●高値&安値の間にローソク足があることが絶対条件

●1分足が基本。エリオット波動の中のフラクタクル構造を活用

●最初の数分はレンジなのかどうかを確認する

エントリー|買い・売りのどちらでもエントリー可

エントリー|買い・売りのどちらでもエントリー可

1.1分足チャートで高値と安値に水平ラインを引き、その間にローソク足があり、レンジ状態であることを確認 

2.高値・安値の中間あたりの価格になったら、買いでも売りでも構わないのでエントリー

一方向だけのエントリーはNG

買いでも売りでもOKというルールですが、買い方向のみ、売り方向のみという一方向だけのエントリーはバランスが悪いです。上下どちらの動きにも対応できるよう、買いと売りを織り交ぜてリスクを分散するのがポイントです。

決済|利食い幅と損切り幅を事前に設定する

決済|利食い幅と損切り幅を事前に設定する

3.<利確>エントリーから+10pipsのところに指値注文を入れる

3.<損切り>レンジの安値or高値に逆指値注文を入れる

この手法は儲かっているうちに利益を確定するのが鉄則です。エントリー方向に+10pips動いた時点で利食いするよう、エントリー直後に指値注文を入れておきます。

トレード例①|自然な波を描きながら上昇して利食い(ドル円1分足 2019年1月28日)

トレード例①|自然な波を描きながら上昇して利食い(ドル円1分足 2019年1月28日)

①エリオット波動の値動きをイメージして、1分足の高値と安値に水平ラインを引く

②レンジの中央付近に差し掛かったので買いでエントリー。安値に損切りの逆指値注文を設定

③自然な上下動を繰り返しながら順調に上昇して、+10pipsの利食いラインに設定した指値注文が決済される

トレード例②|順調に下降して売りポジションを利確(ドル円1分足 2019年1月30日)

トレード例②|順調に下降して売りポジションを利確(ドル円1分足 2019年1月30日)

①エリオット波動の値動きをイメージして、1分足の高値と安値に水平ラインを引く

②一度上昇してから再度下降して、レンジの中央付近に差し掛かったので売りでエントリー。高値に損切りの逆指値注文を設定

③順調に下降して、+10pipsの利食いラインに設定した指値注文が決済される

トレード例③|上げ下げしながら利食い価格まで到達(ドル円1分足 2019年1月30日)

トレード例③|上げ下げしながら利食い価格まで到達(ドル円1分足 2019年1月30日)

①エリオット波動の値動きをイメージして、1分足の高値と安値に水平ラインを引く

②レンジの中央付近に差し掛かったので買いでエントリー。安値に損切りの逆指値注文を設定

③フラクタル構造的に小さな上げ下げを見せながら順調に上昇して、+10pipsの利食いラインに設定した指値注文が決済される

トレード例④|反転下落する典型的な損切りパターン(ドル円1分足 2019年1月28日)

トレード例④|反転下落する典型的な損切りパターン(ドル円1分足 2019年1月28日)

①エリオット波動の値動きをイメージして、1分足の高値と安値に水平ラインを引く

②レンジの中央付近に差し掛かったので買いでエントリー。安値に損切りの逆指値注文を設定

③そこからほとんど上昇せず、上げ下げしながらも安値に設定した逆指値注文にヒットして損切り

※この記事は、FX攻略.com2019年4月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

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