トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
* * * * *
新年明けましておめでとうございます。本年も皆様におかれましては、より良いトレードの年で有りますようにお祈り申し上げます。今年もどうぞよろしくお願い致します。
オールブルーでリスクオフの展開か
本日は米ADP全国雇用者数や米FOMC議事録公表など大きめのイベントが控えますが、マーケットの注目は米ジョージア州上院議員選挙決選投票の開票結果です。残り2議席を巡って火花を散らしていますが、共和党が1議席でもとって上院の過半数を死守するのか、民主党が2議席とも獲得して上下院の民主党多数でオールブルーになるのか注目されています。バイデン政権の法人税の引上げや、所得税やキャピタルゲイン課税強化が意識されていているため、構図としては
「民主党勝利=リスクオフ」
「共和党勝利=リスクオン」
となっています。為替の反応としては民主党勝利でドル高、円高、共和党勝利でユーロ高、豪ドル高といった展開になりそうです。選挙の集計は日本時間の夜にはある程度終わっていると思いますが、接戦となった場合は、結果が出るまで数日かかる可能性もあり注視しておきましょう。
本日6日正午時点では民主党優勢となっており、上下院の民主党多数でオールブルーとなれば、取り急ぎリスクオフで反応しそうです。また、接戦となり結果がなかなかでない展開でもリスクオフになりやすいと思います。仮にリスクオフ→ドル高に振れる展開があれば、中期的なドルの売り場を探す絶好のチャンスと考えることもできます。
また、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大で各国がロックダウンとなっているものの、これまでマーケットの反応は薄いですが、今回の米政局をトリガーにして一気にリスクオフ相場へ向かう展開もあります。例年、年始はトレンドができやすいので、走るのであればついていく方針です。
2021年マーケットのキーワードは
年始ということもありますので簡単に2021年のマーケットイメージを共有します。キーワードは「コロナ相場からワクチン相場へ」。今年はワクチンの普及が急激に進むと想定しており、割と早い段階でコロナ相場からワクチン相場へ移行するのではないでしょうか。
FRBは、2023年末まで低金利を続けるといっていますが、早い段階で出口戦略の声が聞こえてくれば、年央には出口を先取りした動きが出ても不思議ではありません。出口戦略が意識されれば徐々にコロナ相場は終焉を迎えていきます。金融引き締めが意識され、米長期金利が上昇し、弱い株が売られ、コロナ相場で買われたリスクアセットが決済(売り)されていきます。株価主導でリスクオフになり、これまで大量に売られていたドルショートが巻き戻されるため、年央から年末にかけてはドル買いへとゲームチェンジしていくのではないでしょうか。今年はこのゲームチェンジの見極めが重要になると考えています。
【ご注意】
※記載の内容は投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではございません。
※投資に関する最終判断は、お客様ご自身の判断でなさるようお願い致します。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性、完全性を保証するものではございません。
※当サービスに基づいて被ったいかなる損害についても、トレイダーズ証券及び情報提供元、関連会社は一切の責任を負いかねます。
※いかなる目的を問わず本情報の複製、転送及び販売を固く禁じます。
\新規口座開設キャンペーン実施中!/
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
---|---|
約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |