今回はいよいよ自動売買の実践について!MT4の自動売買はちっとも難しくないんです!
PFと取引回数がEAのフィルタに
今月は自動売買の実践編です。肝となるのは「EAをどうやって運用していけばいいのか」ですね。これについて、具体的に解説していきましょう。
もっとも重要な要素にも思える「EA(MT4の自動売買プログラム)選び」。収益を生むEAをいかに見つけるかですが、私の場合は「プロフィットファクター(PF)」が1.5~2程度のもので、最低でも月に3~5ポジション以上、頻繁にトレードを繰り返すものを選ぶようにしています。
先月の復習になりますが、PFとはそのEAが稼いできた実力値。計算式は総利益÷総損失です。(※詳しくは「[東岳証券 集中連載 第2回] EA選びのポイント、PFと勝率」参照)
PFが1以上なら、稼いだ値幅が損失より大きい。2以上ならば、損失の倍稼いでいます。ですが、PFが2を超えるEAは非常に少ない。ですから、1.5以上あれば良しとしています。
そして、ポジションを取る回数。月に1回程度しか取引しないEAが負けてしまった場合、それを取り戻すのに1か月以上かかってしまうもの。ですから、ポジションの頻度は多いほうが良いのです。
バックテストにチャレンジしてみよう
さまざまなEAが世の中には出回っていますが、EAを選ぶにあたって必ず実行して欲しいのがバックテストです。
過去の相場の動きに照らし合わせてEAを運用したら、どういう結果になったかを確認できます。
MT4でのバックテストのやり方はカンタン。EAのファイルをMT4内に取り込み、「ストラテジーテスター」を起動。「エキスパートアドバイザー」でバックテストで使用するEAを選び、後は通貨ペアやどの程度の期間を検証するか、EAのパラメーター値をどうするかを入力していきます。
「スタートボタン」を押してしばらく待っていれば、結果が出てきます。「総収益」「プロフィットファクター」「最大ドローダウン」などなど細かな数字が出てきますから、色々なEAをバックテストしてみて、どんな相場環境のときにどんなEAが強いのか。実際に自分の体感値として確かめてみてはいかがでしょうか。
ポートフォリオを構築するメリット
FXは24時間眠らない相場。常にEAを動かしていれば収益を得られる可能性は増えます。
ここでは複数のEAを組み合わせてポートフォリオとし、リスクマネージメントをする考え方を解説します。
そのポートフォリオ、どのように組めば良いでしょうか。一番簡単なのは、「関連する通貨ペアを分散させる」こと。ご存じのように、円絡みのクロス円通貨ペアは「米ドル/円」の影響を非常に受けやすい。
馴染みが深いからといって「米ドル/円」「ユーロ/円」「英ポンド/円」でポートフォリオを組むと、大きく動いたときに、共倒れになる可能性も高まるのです。
ですから、二つ目以降の通貨ペアをまったく別のものから選ぶのです。「米ドル/円」を入れたら、まったく関係のない「ユーロ/英ポンド」「豪ドル/カナダドル」「NZランドドル/スイスフラン」などを入れる。
通貨ペアを分散させることによって、それぞれの動きがまったく別物になりますから、バランスが取れたポートフォリオになるのです。
バックテストをやってみよう!
ストラテジーテスターを開く
EAのバックテストは簡単な操作で行えます。まずは上段のメニューから「ファイル」を開き、「ストラテジーテスター」を選択します。開いたら、EA・通貨ペア・時間足・テスト期間などを選択してスタートをクリックすれば、バックテストが始まります。下の画面では、MT4に最初から入っている、移動平均線のEAである「Moving Average.ex4」をテストしてみました。
バックテストを実行してみよう
緑色のバーが一番右まで行けばテスト完了です。下段のタブの「結果」を選べば、バックテスト結果が表示され、プロフィットファクターなどを確認できます。
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東岳証券株式会社(TOGAKU Securities Co., Ltd.)
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[省庁登録番号等]
・第一種金融商品取引業/第二種金融商品取引業/投資助言・代理業
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※この記事は、FX攻略.com2016年11月号を転載したものです
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シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
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