トレードの時間が少ない兼業トレーダーでもHWBRが発する逆N字の買いサインさえ見逃さなければOK！ 短時間のトレードでも、しっかりと道筋を立てたスキャルピングが可能となります。
トレードにはわかりやすい勝ちパターンが必要
いざFXの基礎知識を勉強し、トレード環境を整え資金を用意しても、実際どのようにポジションを建て、それを決済するべきか分からない方も多いのではないでしょうか。
例えば、安定してプラス収支を残している勝ち組トレーダーは、自分なりの勝ちパターンを持っており、相場の状況がそれに当てはまるかどうかをまず最初に判断しているようです。チャートが自分の「型」であれば、そこで初めてエントリーを検討することになります。
であれば、FX初心者が最初にするべきことの一つは、そのような優位性のある型を知り、それを繰り返し実行できるようトレーニングすることです。
新規買いと損切りの価格が明確に
実際にFXをやってみれば実感していただけるかもしれませんが、一つの手法を忠実に何十回、何百回と繰り返すことは、それほど簡単ではありません。生活スタイルにフィットしていなければいけませんし、結果がずっと出なければ意欲も下がっていきます。
だからこそ、相場において優位性があるのはもちろんのこと、誰でもすぐ実行できる簡便性が高い手法が望ましいです。
こちらの記事で解説するスキャルピング手法は、業界一の老舗、ひまわり証券で使える分析ツール「HWBR」を用いたもの。HWBRはRSIとボリンジャーバンドを組み合わせたもので、口座開設をすれば誰でもすぐ使用することができます。
ローソク足の下のウィンドウで動くHWBRのRSIが、逆Nの形でミドルラインと交わるだけで、買いのサインと見なすことができるのです。
数時間でサインが何度か出ることも珍しくないため、仕事終わりの短時間トレードでも、コツコツ繰り返すことで利益をあげていくことが期待できます。
HWBRトレードの基本
▶RSIにボリンジャーバンドを表示
HWBRとは、メジャーなオシレーター系指標であるRSIにボリンジャーバンドを重ねたもの。ミドルラインや±2σとRSIの位置関係により、高度な分析が可能となるひまわり証券オリジナルのツールです。
▶▶逆N字が買いのサインとなる
HWBRを使ったトレード手法のなかで、特にシンプルで分かりやすいのが今月解説する逆N字を探すもの。右の図のように、RSIがミドルラインを合計3回逆のＮ字の形で交差することで、新規買いを入れるべき価格と、新規買い後に損切りをする価格が明確になります。逆N字の形が現れそうなら、トレードの準備をしましょう。
1時間程度の取引でしっかりプラス収支に
それでは、HWBRを使った実際のトレード例を見てみましょう。下のチャートは2016年5月19日お昼の、「米ドル／円」1分足チャートです。
※上の画像をクリックすると新規ウィンドウにて拡大画面が表示されます。
まず注目していただきたいのは、13時6分にHWBR部分に現れた逆N字。こちらが出た段階で、山にあたるローソク足の高値の110.02をブレイクしたら買い、買ったあとに逆行した場合は、谷にあたるローソク足の109.96が損切りという、売買の入口と出口の片方（損切りの場合）が明確になります。
また、サインである逆N字が出てから、実際に売買をするまで時間的な余裕があるため、落ち着いてタイミングを待てますし、逆指値の新規注文をセットしておくこともできます。
今回のトレードでも、実際に買いポジションを保有したのは13時18分なので、サイン出現からトレードまで12分の余裕がありました。
ロングした後も「米ドル／円」は上昇を続けたため、14時7分にHWBRがボリンジャーバンドの＋2σにタッチしたところで利益を確定しました。
エントリーからは49分で+14pips。1万通貨取引なら1400円のプラスです。1時間程度のトレードであることを考えると、悪くない結果といえます。
このようにHWBRを基準にすると、短い時間でもトレードのチャンスはそこかしこに転がっています。特に、ローソク足の更新頻度が高い1分足をチェックすることで、チャートを長い時間見られない方でも、売買のチャンスを見つけられるはず。買いのサインとなる、逆N字を探してみてください。
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※この記事は、FX攻略.com2016年8月号を転載したものです
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| スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
|---|---|
| 約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
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| 取引ツール | 提供されるPC･スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
| シストレ･自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
| サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
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| キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |
