昨日27日でのドラギ総裁発言、「デフレ圧力はリフレに変わった」が想像以上に影響がありました。
ドイツ10年債利回りは、0.24%から0.37%まで0.13%上昇、連れて、ユーロドルは1.1179から、昨年2016年8月以来の1.1349まで上昇。
「ユーロ圏の景気は、回復の強まりと広がりを示している」
「しかしながら、インフレ基調が持続的かつ自律的になるためには、かなりの金融緩和が依然必要だ」
と同時に述べた内容には反応しませんでした。
「リフレ」、これはデフレーションからは抜け出したものの、本格的なインフレーションには達していない状況の事です。
つまり、もはやデフレでは無い、ただ、インフレ率の目標値2%弱は達成されていない、と言っています。
だからドラギ総裁が言うようにそのインフレ率の目標値2%弱を達成する為には、インフレも上向いているものの、依然としてECBの景気支援策が必要である、という事のはずです。
では何故、昨日市場は大きく反応したのでしょう。それは26日のドラギECB総裁の発言で、「成長率が持ち直すまで低金利は低いままである必要」と述べ、ECBの金融政策に対する大規模緩和策の妥当性を強調し、市場ではユーロが下落しました。
ドラギECB総裁による金融緩和策の継続が改めて意識され、市場は更なるユーロの買いは難しいと判断し、ドイツ10年債利回りは、0.26%から0.24%まで低下しました。
まさにその翌日の「デフレ圧力はリフレに変わった」発言に、市場・投資家が大きくポートを組みなおし、それがドイツ債権に現れたと想定します。ユーロ相場はそれを見て、ユーロ買いで反応しました。
ただ、ドラギ総裁は今後もECBの金融緩和策政策の変更には慎重な姿勢を貫くと思われるので、この後はあくまでユーロ圏の経済指標、インフレ率の動向次第であり、このままこの後ドイツ10年債利回りが上昇するとは思えず、ユーロドルの上値も限定的と見ています。
しかも、足元で弱い米国の経済指標が続いていますが、早晩指標も持ち直して来るでしょう。そのためには、オバマケア修正案や、トランプ政権の財政刺激策が必須なのですが、時間はかかるとは想定しますがこちらも成立するでしょう。とすれば仮にユーロ金利が上昇したとしても、ドル金利の上昇はそれを上回ると想定されるので、その意味でもユーロドルの上値は限定的と想定します。
(6/28 14:17)
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
---|---|
約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |