今週10日の黒田日総裁発言は、たしかに「(丁寧さが)不十分」ではあったが、「不注意」だったわけではない。いわば「確信犯」的であり、過度な円安進行の減速と日米関係緊密化の潤滑油としての効果はあったろう。
ただ、それで円安・ドル高の大きな流れが変わるわけではない。短期的には、熟し切った柿の実が落ちることもあろうが、それはごく自然なことである。一時的にも123円を割り込んだ「米ドル/円」は、今のところ見事なまでに21日線によって下値を支えられている。
現在、21日線は123円近くまで水準を切り上げてきており、再び同線を試す展開となる可能性は十分にある。下抜ければ、再び122円台半ばあたりまで下押す可能性もあり、その点は注意が必要となろうが、総じて当面は押し目買いの好機といえる時間帯になるものと思われる。
週末にあたり、6月9日時点のシカゴ通貨先物市場における大口投機筋の円売り越し状況をチェックしておきたい。
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
---|---|
約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |