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仮想通貨通信|注目されるNFTとは?〜将来価値が上がる作品とは?〜[オオヒラ]

仮想通貨通信|注目されるNFTとは?〜将来価値が上がる作品とは?〜[オオヒラ]

※この記事は、FX攻略.com2021年5月号(2021年3月19日発売)の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

NFTとは?

 2021年の当初から盛り上がりつつあるトピックの一つに、NFT(Non-Fungible-Token)があります。NFTは仮想通貨の基盤であるブロックチェーン上で発行されるものなので、仮想通貨で直接購入ができたりと大きな関係性があります。デジタルアートや不動産、会員権などさまざまなモノの証明書としても利用されています。

 世界的に有名なインターネットセレブリティのゲイリー・ヴェイナチャックが、2021年当初にNFTについて将来性があるという見解をメディアに配信をしています。また、既に米バスケットボールのNBAもNFTに注目しており、保有することで将来的に価値が上昇した場合はそれを他の人に直接売却することも可能となっています。

 NFTは日本語の直訳で「非代替性トークン」といいます。非代替性とは替わりのきかない唯一のものという意味で、トークンとはその資産性を表しています。よく仮想通貨の銘柄のこともトークンと呼ばれたりしています。

 このNFTは、仮想通貨のブロックチェーンと同じシステムで成り立っているため、「誰もがその情報を見ることができる」「データの改ざんが不可能」「購入した本人が所有権を持つ」という大きな特徴があります。ブロックチェーンのデータ上に情報が記録されるということは、他の誰のものでもないその人の所有権を他の人が見れる(実名や住所など特定の個人と認識できる情報ではなく)形で残ることになります。このような仕組みからNFTというブロックチェーンを使った所有権が注目されているのです。

NFTでできること

 NFTが以前から人気があったのはゲーム分野、そして会員権、不動産、デジタルアート(絵画)などの所有権として発行ができることです。

 例えばゲームで考えてみると、たくさんの時間をかけて育てた自分のキャラクターを、そのキャラクターがほしいという人が現れれば譲渡することもできるのです。課金をして武器を手に入れたり、レベルを上げて強くしたキャラクターを資産としてやり取りすることができるのです。

 普通のゲームでは、課金をするとゲームの運営側に収入が行きます。そしてプレーヤーはゲームを攻略してしまえば基本的にはそれでおしまいとなります。NFTの仕組みを使ったゲームでは、通常のゲームのように運営会社だけが大きく儲かる仕組みだけではなく、より分散性の高い、つまり参加者にも利益が渡るような仕組みとなっているのです。

バスケNFTのNBAトップショット

 米国で人気の高いスポーツの一つにバスケットボールのNBAがあります。このNBAが提携しているブロックチェーンを基盤としたトレーディングカードゲームのプラットフォームに「NBATopShot(トップショット)」というサイトがあります(画像①)。それが2021年2月には、2億ドル(約210億円)の売上を記録するなど非常に活況が出ています。

NBATopShot(トップショット)

NBA Top Shot | Officially Licensed Digital Collectibles

 このサイトではNBA選手たちの試合中の決定的瞬間である動画をNFTとして購入することができ、その動画をその他のユーザー間でも売買することが活発となっているのです。メルカリなどのようなユーザー同士でやり取りをするプラットフォームと比べても、NBAトップショットはデジタル上でやり取りができ、手数料も安く、よりユーザー目線のものとなっています。より分散性の高いプラットフォームとしてNFTのようにブロックチェーンを使ったやり取りはユーザーにとってメリットが大きいのではないでしょうか。

NFT注目のハッシュマスクス

 HashMasks(ハッシュマスクス)と呼ばれるマスクをつけた人物が描かれたデジタルの絵画がNFTとして発行されています。NFTなので、その絵画の所有権を持つことになり、ハッシュマスクスでは絵画の名前の変更もできるようです。昨年末からこのハッシュマスクスが高額な値段で取引されるようになっており注目を集めています。

 ハッシュマスクスには不可解な謎があり、それは「70名以上の詳細不明アーティストの作品で、総数が1万6384点」「アートに暗号が表現されている」というものです。個人的に作品の総数については、価値上昇のためこれ以上増えないのではないかと感じています。

 そして、謎が多いのにも関わらず2021年2月に一つの作品で約6900万円で取引されたものも出てきているのです(画像②)。それを購入したオーナーのDANNYさん(匿名)は「自分が初期投資家であることを認識しつつ、アーティストやプロジェクトに流動性も提供することは、非常にやりがいがある」と発言をしています。

DANNYさんのツイート

 ハッシュマスクスについては、作品の価格を指標としたインデックス通貨($MASK)もあり、それに投資することができるなど投資の分野としても注目を集めています。

※この記事は、FX攻略.com2021年5月号(2021年3月19日発売)の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

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ABOUT ME
オオヒラ
おおひら。FX歴は2009年から、仮想通貨歴は2015年から。仮想通貨投資とこれまでの経験を活かして、大手メルマガサイトや投資サイトで仮想通貨情報を配信中。数多くの個人投資家ネットワークに参加しており、多くの投資家から得た知識を展開しています。初心者から学べる仮想通貨投資情報サイトを2016年から運営中。
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