FX手法のポイント
- テクニカル:チャネルライン
- トレード時間軸:日足、4時間足
- 狙い目の通貨ペア:クロス円、ドルストレート
- この手法のメリット:含み損を抱える時間が短くストレスが少ない
新規
- 多くの市場参加者に意識されている平行チャネルを引く
- チャネルの下限にタッチ後、4時間足が陽線に転換したらロング
決済
- 平行チャネルのセンターライン付近で利益を確定
- チャネル下限を割り込んでレジスタンスに変化したら損切り
※「FX手法のポイント」や本文は、上昇局面のロングを想定し解説しています。下降局面のショートでは、その逆のルールとなります。
FX手法解説
ポイントを意識して何度も引き直す!
蜂屋すばるさんのFXトレード手法は、精度の高い平行チャネルを引ければ、非常に有利なタイミングで売買ができます。
まずはよく価格とぶつかる水準に線を引くわけですが、この際はヒゲよりも終値をずっと重視します。一時的な高値や安値より、最終価格の方が注目度が高いからです。
また、チャネルとチャネルの間のセンターラインでよく値動きが止まるなら、それは良いチャネルを引けている可能性が高いです。
そして、チャネルのラインを完全に越えてから、今度はそこが新たな抵抗になるのも、よく効くチャネルラインの特徴です。支持から抵抗、抵抗から支持になるように線を引いてみましょう。
慣れてきたら分割利食いもあり
エントリーや決済の目安はチャネルのみでOKです。上昇チャネルなら下限にタッチし、4時間足の終値で反転したら買いポジションを持ちます。
決済は、センターラインを基準にします。もっとトレンドが伸びるケースももちろんありますが、一度はもみ合いになりやすいこの水準で利益を確保します。
トレードに慣れてきたらポジションを分割し、半分をセンターライン、もう半分をチャネル上限というような段階的な利益確定も有効です。
損切りは価格を決めて即実行しても良いのですが、チャネルのサポレジ転換を待ってからでも遅くありません。こうすることで、一時的にはみ出して元に戻るパターンを避けられます。
ポイント1|よく機能する平行チャネルの3つの特徴
よく効くチャネルを引くポイントとは?
この手法を成功させるには、精度の高いチャネルラインを引けることが何より重要となります。その際には3つのポイントを意識しつつ実践あるのみ。特に(2)のセンターラインを意識することで、チャネルの上下限が見定めやすくなります。
平行チャネルを引くのはTradingViewが便利
チャートソフトは何でも構いませんが、センターラインが引きやすく、調整や移動もしやすいのがTradingView。すばるさんも、TradingViewを用いてチャート分析を行っています。TradingViewにはアラート機能もあるため、狙うラインに近づいたときにスマホなどに通知を送れます。
ポイント2|売買判断は4時間足の終値。ヒゲは気にしない
エントリータイミングは1日に6回チェックする
チャネルラインは時間足が変わっても形は同じですが、売買のタイミングは4時間足で測ります。こちらは1日6本のローソク足が立つため、終値ベースで判断するなら1日に6回だけチェックすればOKです。すばるさんもこのリズムでチャート分析を行っているそうです。
ローソク足確定まで売買はしない
チャネルにタッチしたからといって、あわててエントリーしてはいけません。なぜならそこで止まらず、そのまま勢いよく進み続ける可能性があるからです。4時間足の終値を基準に、タッチ後にしっかり反転したことを確認しましょう。
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エントリー|チャネル下限からロングのエントリー
- 多くの市場参加者に意識されている平行チャネルを引く
- チャネルの下限にタッチ後、4時間足が陽線に転換したらロング
上昇なら買い、下降なら売りのみ
チャネルの上下限の反転でエントリーをするわけですが、上昇チャネルの上限売り、下降チャネルの下限買いはしません。あくまでチャネルが傾いている方向にだけエントリーをします。
決済|利食いは欲張らず、損切りはあせらず
3.<利確>平行チャネルのセンターライン付近で利益を確定
チャネル下限でエントリーをしたら、逆側のチャネル上限まで伸びる可能性も十分にありますが、一時的に価格が停滞しやすいセンターラインで安全利食い。
3.<損切り>チャネル下限を割り込んでレジスタンスに変化したら損切り
チャネルの外側に出たらすぐに損切りをするのではなく、チャネルがサポレジ転換してから損切りをすることで、ダマシにあう確率が低くなります。
トレード例①|綺麗に効く上昇チャネルで買い取引(スイスフラン円日足 2018年1月~2019年2月)
- 反転の頻度、センターラインの機能具合、サポレジ転換から判断して上昇チャネルラインを引く
- チャネル下限で4時間足が陽転したので買いエントリー
- 順調に上昇したので、センターライン付近で利益を確定
トレード例②|売りやすい教科書通りの下降チャネル(豪ドル円日足 2018年5月~2019年7月)
- 反転の頻度、センターラインの機能具合、サポレジ転換から判断して下降チャネルラインを引く
- チャネル上限で4時間足が陰転したので売りエントリー
- 順調に下降したので、センターライン付近で利益を確定
※この記事は、FX攻略.com2019年9月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |