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FX力を鍛える有名人コラム

淳一FXのスキャルピング教室〜なぜ億越えトレーダーにスキャルパーが多いのか?|第1回 誤解されがちなスキャルの実像

淳一FXのスキャルピング教室〜なぜ億越えトレーダーにスキャルパーが多いのか?|第1回 誤解されがちなスキャルの実像

FXのスキャルピングに対してどんなイメージを持っていますか?

 一般的にスキャルピングは「ガチャガチャと忙しそう」「難しそう」「リスクが高い」「スプレッドの影響で効率が悪い」などと否定的であったり、熟練者だけが使える特別なFX手法だと受け取られたりしがちです。しかし、多少ガチャガチャしている以外は、全くそんなことはありません。

 そもそもスキャルピングは、FXで最も参加者の多いデイトレードの中の一つの手法に過ぎません。一般的なデイトレードの時間軸を短くしたものにプライスアクショントレード(重要なポイントにて前後の値動きを狙う短期トレードなど)を加味することで相対的なチャンスを拡張させているだけのものです。リスクコントロールも単純で、トレードルールさえしっかり構築できていれば、効率の良い安定したトレード手法なのです。

常勝FXトレーダーの比率

 定義が曖昧なため、ハッキリとしたデータではありませんが、FXではスイングトレーダーが約1割、一般的なデイトレーダーが6~7割、スキャルパーが2~3割だと言われています。このようにFXの参加者は大半をデイトレーダーが占めているわけですが、不思議なことに実際に勝ち続けている常勝トレーダーや専業トレーダーには、少数派であるはずのスキャルパーが非常に多く、私が信頼できる友人や知人だけで言えば実に8割以上が短期をメインとしたスキャルパーです。

 ここで仮のお話ですが1000人の参加者の中から5年後に20%の成功者が生き残るとした場合、成功者である200人を単純に分類すればスイングトレーダーが20人、デイトレーダーが120~140人、スキャルパーが40~60人となります。

 ですが、上記の通り現状FXで勝ち残っているのは、短期をメインとしたスキャルパーが少なく見積もっても半分を占めますので、その事実から逆算し成功者200人中スキャルパーが100人いたと仮定すると、スキャル人口は1000人に対して200~300人ですので、実際の成功率は33~50%という結果になります。一方でスイングトレーダーの成功者を単純に20人(20%)と仮定すると、残りの80人がデイトレーダーの成功者となり、参加している600~700人で割ると成功率は約11~13%となってしまいます。

 これは主観的な理論値に過ぎませんが、皆さまの周りのFX成功者を思い浮かべていただいたとき、スキャルパーの数より2倍多いデイトレーダーをご存じでしょうか? おおむねこのような割合になると思います。

 これらを言い換えれば、個人トレーダーに最も好まれる一般的なデイトレードが最も難しく、最も敬遠されるスキャルピングが最も「結果として」成功率が高いと証明されていると言えます。

 私自身、過去の経験から「難しかったのはどちら?」と聞かれれば断然デイトレードです。

スプレッドの負担が多いのは損なのか?

 わずか数pipsを狙うようなトレードの繰り返しは、スプレッドや手数料の負担がトレード回数に比例し増加することから、不利なトレードではないのかと、よく誤解されています。しかし私たちスキャルパーは釣りでたとえると「サビキ釣り」(小魚をたくさん釣るための釣法)です。小さな魚は大半が頭や内蔵(スプレッド)で食べられる部分は少ないですが、チャンスが多いので比較的簡単にたくさん釣ることができます。

 一方で食べる部分がたくさんある大きな魚は、チャンスが少なく簡単には釣れません。スプレッドは確かに大きな経費となりますが、それを加味しても上回るチャンスがあればトレードとして全く問題ないのです。

 実際、一般的なデイトレードではホントの意味でのチャンスは地合いや手法にもよりますが、1日数回~数日に1回程度なのに対し、スキャルの場合はチャンスがない日なんてほとんどありません。スキャルピングは小さな値幅にターゲットを絞ることで、高い優位性を確保しチャンスを増加させ、繰り返すことで収益を積み重ねるトレードなのです。

なぜ多くの常勝FXトレーダーが好む手法なのか?

 同じスキャルパーでも理由はさまざまですが、共通するのは「チャンスが多く収益が安定しやすい」「トレード以外に費やす時間が比較的少ない」「単純なリスクコントロール」「精神的な負担が少ない」などが挙げられます。

 必然的にトレード回数が多くなることから肉体的な負担は少なくありませんが、一方でファンダメンタルズなどの背景分析は短期トレードであるが故に比較的容易であり、ロスカットの算出や資金管理についても単純化させることが可能であることから、トレード以外の時間は相対的に少なく済ませることができます(経験則にて短縮されます)。

 さらにチャンスが他のトレード方法より多いことから「期間的な収益」を調整しやすいため、「自分のペースで参加できる」という点を好まれている方も多く、「気分が乗らなきゃやらない」「暇なときだけする」なんて一般社会では許されないわがままが通用してしまうことも、ある意味で好まれる理由なのかもしれません。

 話がそれてしまいましたが、これらはFXを続けていく上で最も重要な精神的負担が少なく、ひいてはメンタル面での回復や維持、安定へとつながることから成功者が多い一つの理由になっているのではないでしょうか。

 次回は、「実は単純! スキャルピングトレード(仮)」と題しまして、難しいと思われがちなスキャルピングを徹底解剖します。スキャルの基礎知識や、私が実戦してきた勉強方法などを交え解説していきたいと思います。

※この記事は、FX攻略.com2018年10月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

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