自動売買プログラムを作成するには、プログラミングの知識が必要で、そんなのは自分にとって無理に違いない! …といった理由から、自動売買作成を諦めている人はいませんか? しかし、諦めることはありません。なぜならば、知識不足を補ってくれる支援ツール「EAつくーる」があるからです。この連載では、同ソフトの開発者に取材し、具体的な使い方を教わる様子をお伝えします。
※この記事は、FX攻略.com2018年3月号の記事を転載・再編集したものです
【「EAつくーる」集中講座[岩渕恵輔]】
・ プログラミング不要!マウス操作でオリジナルのFX自動売買が作れる
・第1回 ボリンジャーバンドの手法を作りたい!
・第2回 MACDの手法を作りたい!
・第3回 RSIの手法を作りたい!
・第4回 平均足の手法を作りたい!
・第5回 ボリンジャーバンドとRSIを組み合わせた手法を作りたい!
平均足の陽転・陰転を用いたロジックの作成方法
編集部 今回は平均足の陽転・陰転を用いたロジックを用意しましたので、EAつくーるで作成する手順を教えてください。
<第4回のロジック>
【エントリー】陰線から陽線への転換(陽転)で買いエントリー
【決済】陽線から陰線への転換(陰転)で決済し、ドテンのエントリー
岩淵 まずは「平均足が陽線になったら買う」という条件を設定していきます。いつものようにポジション1の売買条件1(画像①参照)のタブを開き、四つ並んだドロップダウンリストの左端と、右から2番目を「平均足」に変更します。ここで今回の売買条件を確認させていただきたいのですが、平均足の確定を待ってからでよろしいですか? それとも形成中の値を使いますか?
編集部 確定を待ってエントリーという条件にしてください。
岩淵 それなら平均足の計算位置をどちらも「1本前」に変えます。そして適用価格は左側を「終値」、右側を「始値」にして、ドロップダウンリストの左から2番目にある「=」の部分を「>」に変更します。これで平均足の始値よりも終値が大きいとき=価格が上がっている状態、つまり平均足の陽線を表すことができます。以上で、平均足が陽線になったら新規買いエントリーという条件の設定は完了です。
編集部 簡単ですね。続いて決済条件の設定をお願いします。
岩淵 次は「平均足が陰線になったら売る」という条件を設定します。「売買条件を追加」を押し、売買条件2(画像②参照)のタブを開きます。先ほど同様、新規条件追加でドロップダウンリストの左端と右から2番目を「平均足」に変え、計算位置をどちらも「1本前」とします。適用価格に関しても同じで、左側を「終値」、右側を「始値」に変更します。買いの条件では、「=」の部分を終値の方が大きい場合にしましたが、今度は陰線を表現したいので始値の方が大きいことを示す「<」にします。これで平均足の始値より終値の方が小さいとき=価格が下がっている状態、つまり陰線を表すことができます。そして「新規買いエントリー」の部分を「新規売りエントリー」に変更すれば、平均足が陰線になったら売るという決済条件が設定できます。
これで買いと売りの条件が設定できましたが、このままでは陽転・陰転の動きを表現できないので、オプション機能の「ドテン」にチェックを入れます(画像③参照)。この機能を使うことで、買いポジションを持っているときに売りのエントリーシグナルが発生すると、買いポジションを決済してから売ってくれます。逆に売りポジションを持っているときに買いのエントリーシグナルが発生すると、売りポジションを決済してから買いのエントリーをしてくれるようになります。つまり、陽転・陰転による売買戦略を簡単に実現できるというわけです。
編集部 なるほど。最後に注意点はありますか?
岩淵 基本設定の「テイクプロフィット」と「ストップロス」を「0」にするのも忘れないようにしてください(画像④参照)。そうしておけば、平均足の陽転・陰転が発生するまで利食いも損切りも実行されません。
※この記事は、FX攻略.com2018年3月号の記事を転載・再編集したものです
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