自動売買プログラムを作成するには、プログラミングの知識が必要で、そんなのは自分にとって無理に違いない! …といった理由から、自動売買作成を諦めている人はいませんか? しかし、諦めることはありません。なぜならば、知識不足を補ってくれる支援ツール「EAつくーる」があるからです。この連載では、同ソフトの開発者に取材し、具体的な使い方を教わる様子をお伝えします。
※この記事は、FX攻略.com2018年2月号の記事を転載・再編集したものです
【「EAつくーる」集中講座[岩渕恵輔]】
・ プログラミング不要!マウス操作でオリジナルのFX自動売買が作れる
・第1回 ボリンジャーバンドの手法を作りたい!
・第2回 MACDの手法を作りたい!
・第3回 RSIの手法を作りたい!
・第4回 平均足の手法を作りたい!
・第5回 ボリンジャーバンドとRSIを組み合わせた手法を作りたい!
RSIで決済にトレーリングストップを用いるロジックの作成方法
編集部 今回はRSIで決済にトレーリングストップを用いるロジックを準備しましたので、EAつくーるで作成する手順を教えてください。
<第3回のロジック>
【エントリー】RSI(期間14)が20を下回っている状態から20を上回ったら買いエントリー
【決済】トレーリングストップ(20pips)
※取引はロングのみとする
岩淵 それではまずエントリーの設定をしましょう。ポジション1の売買条件1(画像①参照)のタブを開いて、四つ並んだドロップダウンリストの左端で「RSI」を選択します。今回はRSIの期間14を使用するということですので、計算期間はデフォルトのままで問題ありません。
次にドロップダウンリストの右から2番目で「数値指定」を選びます。この数値指定はデフォルトで定数の入力部分に「100」が入っていますが、20を使いたいのでそれを「20」に変更します。そしてRSIと数値指定の間にある「=」の部分を、RSIが20を上回ったらエントリーするようにしたいので「>」にします。これでRSIが20よりも大きければ買いエントリー、という条件が設定できました。
ただこれだけでは、EAをチャートに適用した時点でRSIが20よりも大きかった場合に即買い注文が発動してしまうので、条件をもう一つ追加してRSIが20より下から20を上回ったときにのみエントリーするよう制限する必要があります。売買条件2(画像②参照)のタブを開き、新規条件追加の部分を「条件追加(AND)」、追加先の条件を「1」として紐付けます。ドロップダウンリストのところは売買条件1と同じくRSIと数値指定を選択し、数値指定の定数を20に設定します。
先ほどはRSIの計算位置をデフォルトの「0本前」としましたが、それよりも一つ前の足の時点で20より小さかったという条件を加えたいので、ここでは計算位置を「1本前」に変えます。そして不等号の部分を今度はRSIの方が小さいことを示す「<」に変更します。これにより、1本前の足の時点では20よりも低かったRSIが、現在の足で20を上回った瞬間に買いエントリー、という動きを表現できます。なお、ローソク足の確定を待ってエントリーするのであれば、売買条件1を「1本前」、売買条件2を「2本前」にしてください。
編集部 続いてトレーリングストップで決済を行うロジックをお願いします。
岩淵 「オプション機能」(画像③参照)のタブを開き、一番上の「トレーリングストップ」という項目にチェックを入れます。するとトレーリングストップに関する項目が選択可能になりますので、20pipsの固定幅でトレーリングストップを行う場合は、一番上の「固定幅」にチェックを入れます。そして横の欄を「20」pipsに変更すればOKです。これでトレーリングストップの設定は完了です。最後に「EA作成」を押せば、20pipsごとにトレーリングストップを変更してくれるEAが作成できます。
編集部 とても簡単に作れるんですね。
岩淵 後は前回もお伝えしましたが、基本設定の「テイクプロフィット」を変更するかどうかです。テイクプロフィットを「0」にすればトレーリグストップで利益をどこまでも伸ばせます。
編集部 ちなみにストキャスティクスやCCIといった他のオシレーター系テクニカルのEAも、これと同じようなやり方で作れるのでしょうか?
岩淵 そうですね。RSIの部分を他のテクニカル指標に置き換えていただければ、同様のことができます。
※この記事は、FX攻略.com2018年2月号の記事を転載・再編集したものです
EAつくーるの購入方法
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使用期限が異なる2種類が販売されており、1か月版が1980円、1年版が1万4800円。まずは1か月版で操作性などを試してみて、「これは使える!」と感じたら1年版に切り替えるといいでしょう。
実際に活用していると操作方法などで疑問が出てくるかもしれませんが、問い合わせフォームから質問すると開発者の岩渕さんが対応してくれるとのこと。「こんなロジックのEAは作れますか?」といった相談にも可否を回答してくれるので、手法のアイデアがたくさんある人は一度相談してみてはいかがでしょうか?
「EAつくーる」1か月版価格:1,980円(税込)
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MQL言語の学習ができ、裁量トレーダーもEA開発が可能になる!
「EAつくーる」1年版価格:14,800円(税込)
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【「EAつくーる」集中講座[岩渕恵輔]】
・ プログラミング不要!マウス操作でオリジナルのFX自動売買が作れる
・第1回 ボリンジャーバンドの手法を作りたい!
・第2回 MACDの手法を作りたい!
・第3回 RSIの手法を作りたい!
・第4回 平均足の手法を作りたい!
・第5回 ボリンジャーバンドとRSIを組み合わせた手法を作りたい!
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |