今回はこれまたテクニカル分析の基本といえるサポート&レジスタンスについてお話していきたいと思います。
サポート&レジスタンスとは?
サポートとレジスタンスとは、一言で言ってしまえば、「反対側の相場参加者が意識しているポイント」です。
サポートとレジスタンスは、ここに引くべきである、というような概念はありません。重要なのは、「そこで本当に不思議と値動きがひっくり返る」事実が存在するかどうかです。
例えば、よく心理的節目の一例とされる、キリのいい数字というものがあります。ドル円でいうと、100円、とか110円、とかです。
この100円などの数字の近辺では、確かに通常、そこにプライスが近づくと、一旦は跳ね返ります。これは、様々な理由によって、そこで需給がゆがむからです。
そして、重要なことは、このようなサポートとレジスタンスは、いずれ必ず破られてしまいます。
それは当然で、そのプライスで買ったり売ったりした人たちの逆指値注文が、その近くに張り巡らされているので、その節目で新規反対注文をする人が減ってくれば、何らかの理由でその逆指値に火が付き、そのままブレイクと呼ばれる勢いのいいプライスアクションをともなって破っていくのです。
当然ながら、そこから中期的にサポートとレジスタンスを超え続けるかどうかはわかりません。またそのレンジ内に戻ることもあります。そういったことはなかなか予想できるものではありませんし、ある意味予測する必要性もありません。
ただ、重要なことは、そういったサポートやレジスタンスがまず、「認識できるようになること」です。相場の空気を読むといった感じでしょうか。
サポートやレジスタンスは多くの相場参加者が意識する以上、その近辺での振る舞いは、それ以外の場所に比べて明らかにより非効率的です。ですので、まずその場所すら認識できなければその非効率性を手玉に取ることもできません。しっかりと認識できるよう、訓練を積む必要があります。
サポートやレジスタンスが機能する理由
サポートやレジスタンスができる場所は、当然ながら様々な理由があります。トレンドラインが引ける場所だったり、ボリンジャーバンドだったり、キリのいい数字だったり、時間的なラインだったり、様々です。
ですが、重要なことはそもそもそういった場所がちゃんと認識できることです。常にすべてのインジケータ等を画面に出しているわけではないので、その裏の理由が理解できなくとも、そこに「サポート・レジスタンスがある」ということはリアルタイムに感じられるようにならなければいけません。
そうすれば、あとはそのサポート・レジスタンス周辺はある程度非効率性が存在することが分かっているので、取るべき戦略を絞ることができます。
リバーサルにかけるか、ブレイクにかけるか、それともだましをみてからのブレイクにかけるのか、ブレイクのだましにかけるのか。
ここまでくれば、後はサンプル数を取って確率的な選択に譲っていくことができます。(実際は母集団を統一する目的があるので、前回お話したダウ理論や、そのサポート・レジスタンスの背景理由も重要となりますが……)
さて、次回はちょっとした例題として、ダウ理論とサポート・レジスタンスを用いた、簡単な売買ルールを提案します。当然ながら実際に検証すると安定的に勝利することは不可能ですが、どのような手順で売買ルールを検証していくのか、そして検証していく注意点を肌で感じていただければ幸いです。(システムトレードではなく、裁量トレードにおける検証を想定しています)
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取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |