こんにちは、鳥居万友美です。
鉄板FXパターンの紹介を…ということなので、日足と1時間足のRCIを使ったパターンをご紹介しようと思います。 私は5年ほど前から「RCI」というテクニカルを使ってトレードしていますが、あまりメジャーなものではないので、RCIを知らない、使ったことがないという方は多いと思います。
RCIとは何か?
そこで、まず最初にRCIについて簡単に解説しておきますね。
RCIは「Rank Correlation Index」の略で、日本では「順位相関指数」と呼ばれています。日付(時間)と価格それぞれに順位をつけることによって、両者にどれだけの相関関係があるのかを計算し、相場のトレンドの勢いや反転のタイミングを知ることができます。 簡単にいうと、日時(時間)と価格の相関関係を利用して、押し目買い・戻り売りのタイミングをつかもうとする指標です。
RCIは短期(9)、中期(26)、長期(52)の3本を表示します。 この3本の動きからトレンドの方向と強さを測るのです。
3本揃って上向き、あるいは3本揃って下向きなど、3本が同方向を向いているときは強いトレンドです。それに対し1本は上向き、1本は下向き、1本は横ばいといったかんじで3本の向きがバラバラなときは、明確なトレンドがないと判断します。また、52や26が天井に貼りついて推移しているときは上向き、底に貼りついて推移しているときは下向きと考えます。
具体的なエントリーポイント
それでは、具体的なエントリーポイントをチャートを使って解説します。
日足のRCIを見る
まず、日足から見てみましょう。「ユーロ/円」の日足チャートです。
青が短期(9)、赤が中期(26)、緑が長期(52)のRCIです。 四角で囲んだ部分に注目してください。 4つあるので、1から順に見ていきます。
- 1は、RCI9は上向き。26も上向き。52は横ばいになっています。
- 2は、26と52が天井に貼りついていて、9が上向きです。
- 3と4は、2同様、26と52が天井貼りつきで、9が上向きのパターンですね。
RCI26や52が天井に貼りついている場合は、「上向きと考える」でしたよね。ということは、1〜4はいずれも3本が揃って上向きということになります。つまり、強いトレンド発生中の合図です。
日足のRCIが3本揃って上向きは、「強い上昇トレンド」なわけですから、もっと短い時間軸のチャート(ここでは1時間足)で買うタイミングをはかれば、非常にリスクが小さく、勝てる確率の高い取引ができるのです。逆に、このような場面での売りの取引は、日足の流れに逆行した取引となるので、リスクが高くなります。
1時間足のRCIを見る
それでは、1時間足をチェックしてみましょう。
スペースが限られているので、ここでは4番をピックアップして、細かく見ていきたいと思います。 四角で囲んだ部分が、日足チャートの4に該当する期間です。1時間足のRCIが、2重底や3重底などの買いパターンを形成したときが押し目買いのチャンスとなります。 チャート上に赤の矢印↑でチェックを入れてみました。 こういったポイントで買いポジションを保有することで、日足の大きな流れにタイミング良く乗ることができるわけです。
まとめ
日足が強い上昇のとき(ボリンジャーバンドのミドルラインが上向きで、RCIも3本共に上向き)は、1時間足でRCIが買いパターンになったときや、ローソク足がマイナス3σまで下げたポイントで買う。
逆に、日足が強い下落の時(ボリンジャーバンドのミドルラインが下向きでRCIも3本共に下向き)は、1時間足でRCIが売りパターンになったときや、ローソク足がプラス3σまで上昇したポイントで売る。
ということになります。
基礎をマスターしたうえでRCIを取り入れると絶大な威力
RCIは3本の関係などを見ていくので、最初は少し難しく感じられるかもしれません。でも、ローソク足やチャートパターンなどの基礎をマスターしたうえでRCIを取り入れると、絶大な威力を発揮します! RCIを取り入れたチャート分析やケーススタディなどは、私のブログやメールマガジンなどでご紹介しています。 また、大変ご好評をいただいております初心者のためのメールセミナーでは、動画なども使い、基礎から丁寧に解説しています。 無料なので、初心者の方はぜひお役立てください。(月刊FX攻略.com 2013年6月号掲載)
\GogoJungleで売れ筋投資商品を探そう!/
鳥居万友美さんのRCI手法を実行できるFX会社の口座は?
鳥居万友美さんのRCI手法をスムーズに実行するためには、実際に鳥居さん本人が日々トレードや分析に使われている、GMOクリック証券がオススメです。この記事で解説されているチャート画像と同じ画面を表示できます。また米ドル/円やユーロ/米ドルなどのスプレッドも狭いので、有利な手数料でトレードが可能です。
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
---|---|
約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |