では、今回は日本独自の重要経済指標の一つである、機械受注について、お話ししていきます。
機械受注とは?
機械受注とは、内閣府が発表している主要機械メーカーに対して行っている受注調査です。ヘッドラインとして、船舶・電力を除いた民需ベースで、対前月比で発表されます。
設備投資の先行指標として代表的な指標であり、約半年の先行性があるといわれています。ただ、この指標は受注の単純合計で集計されていることから、季節要因・大口取引などで数値が振れやすく、四半期平均などグラフ化して傾向で見ておく必要があるといわれています。
発表次期は毎月10日前後、8:50の発表です。
機械受注との向き合い方
さて、こちらは紹介しておいて何なんだという話なのですが、どちらかというと株式市場において重要視される指標であり、為替がこの経済指標で大きく動くということはほぼないと考えて良いでしょう(現在の相場を動かす主要因の一つとなってしまえば話は別ですが……)。
一応有名どころで、経済指標カレンダーにも必ず記述される指標ですので紹介しましたが、まぁこんなもんかという程度の認識でいて頂ければ幸いです。
次回より「テクニカル分析の知識」編に突入
さて、実をいうとまだ英国やEU、欧州等で少し指標はあるのですが、ベースとなる考えはほぼ米国の経済指標の紹介で出尽くした感があります。
ですので、これにてファンダメンタルズの知識については終わりとしたいと思います。
さて、もう忘れている方も多いと思いますが、このコラムは2016年8月に書いたように、シリーズ「FXを真剣にやっていく上で、必ず身に着けておかなければならない知識」の2、ファンダメンタルズの知識編です。
ということで、このシリーズの締めくくりとして、次回のコラムより、「3、テクニカル分析の知識」を書いていこうと思います。
■参考記事
FXで稼ぐために必ず身に着けておかなければならない3つの知識[月光為替]
基本的には、テクニカル分析をこう組み合わせてこうすれば利益が出る、というような安直なコラムではなく、ファンダメンタルズベースの方も、テクニカルベースの方も、知識として知っておくべきテクニカル分析の説明を行っていきます。
かなり長いシリーズとなってしまいましたが、是非このテクニカル分析の知識も頭に入れて頂き、トレーダーとしてのスタートラインの知識レベルまで、自分自身を引き揚げて頂ければと思います。
それでは、次回はまず準備として、「なぜテクニカル分析がFXトレードで重要か」という根本的なところを説明してきたいと思います。
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取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
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教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
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