欧州債務危機再び!? ユーロ1.20ドルをトライする可能性も…
先週はクリスマスで世界的に動意が乏しかったが、今週は休暇明けで各市場とも新たなスタートを切ることになる。日本は仕事納め、年末年始で引き続き休暇ムードだが、年末年始に海外市場で大きく相場が動くことは少なくなく、年末越えのポジションを残している人は注意が必要だ。
今週は重要な経済指標の発表は少ないが、本日29日はギリシャの大統領選出投票が予定されており、ユーロにとって波乱要因となる可能性がある。これまで2回の投票が行われたが、与党新民主主義（ND）が推すディマス候補（元欧州委員）はいずれも必要な賛成票を集められなかった。今回も選出に必要な180票には届かないとの見方がもっぱらだ。規定により今回3回目が最後の投票となり、もし今回も選出に失敗すると、議会は解散され総選挙に突入することになる。10日以内に解散、30日以内に議会総選挙という憲法の規定があるため、年明け早々に解散が宣言され、週末にあたる1月25日か2月1日に総選挙が行われるだろう。
もし総選挙となれば、与党は苦戦が必至の情勢だ。世論調査によると、緊縮財政に反対する最大野党・急進左派連合（SYRIZA）の支持率が与党を数ポイント上回っており、反EU・反緊縮財政路線の政権が誕生する可能性が小さくない。ギリシャ国民は長引く財政緊縮に倦んでおり、過半数が旧通貨のドラクマに戻ることを望んでいるとの世論調査もある。急進左派連合は、政権を奪取した場合でもユーロ圏を離脱しない方針を示しているが、財政緊縮の破棄に向けてEUと再交渉することを公約としており、ギリシャの財政悪化がきっかけとなった2010年春からの欧州債務危機を想起させる恐れがある。もし今回も大統領選出が失敗に終われば、ユーロを売りたがっている投機筋にとって絶好の燃料投下となり、薄商いのなかでユーロが1.20ドルをトライする可能性も出てくるだろう。
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか？ でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました！
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
＼FX会社によって違うところをチェック／
| スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
|---|---|
| 約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
| スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
| 取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
| 取引ツール | 提供されるPC･スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
| シストレ･自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
| サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
| 教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
| キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |
